〈第24回 ST国試 午後89〉
聴覚の発達で正しいのはどれか.
1.生後3か月を過ぎるとモロー反射が見られるようになる.
2.乳児は母親とほかの女性の声を聞き分けられない.
3.胎生40週に胎児の聴覚は機能し始める.
4.2歳になると音韻分解が可能となり始める.
5.純音聴力検査結果はほぼ6歳で成人と一致する.
解答
1.× 生後3か月を過ぎるとモロー反射が見られなくなる.
2.× 乳児は母親とほかの女性の声を聞き分けられる.
3.× 胎生24週に胎児の聴覚は機能し始める.
4.× 4歳後半になると音韻分解が可能となり始める.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午前91〉
定型発達児の音に対する反応で誤っている組合せはどれか.
1.2か月 ――― 話しかけると「あー」,「うー」などと声を出して喜ぶ.
2.3か月 ――― 歌や音楽などによろこんだり,いやがったりする.
3.4か月 ――― 不意に大きな音がするとピクッと両手を動かす.
4.6か月 ――― テレビやラジオの音に敏感に振り向く.
5.8か月 ――― 耳もとに小さな音を近づけると振り向く.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 4か月 ――― 不意の音がするとはっきり顔を向ける.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午前90〉
出現時期が最も遅い聴性行動反応はどれか.
1.突然の大きな音を不安がり泣き出す.
2.声をかけるとサッと向く.
3.突然の音にビクッとして手足を伸ばす.
4.ちょっとした物音にハッと振り向く.
5.睡眠下の突然の物音に眼瞼をピクッとさせる.
解答
1.× 突然の大きな音を不安がり泣き出すのは5か月児である.
2.× 声をかけるとサッと向くのは6か月児である.
3.× 突然の音にビクッとして手足を伸ばすのは1か月児である.
4.○ 正しい.
5.× 睡眠下の突然の物音に眼瞼をピクッとさせるのは0か月児である.
〈第15回 ST国試 午前90〉
定型発達の1歳6か月児の聴性行動として適切でないのはどれか.
1.隣の部屋の音に耳を傾ける.
2.突然の大きな音に腕を突きだす.
3.テレビの音がするとサッと見る.
4.「おいで」と言うと近寄る.
5.ささやき声で名前を呼ぶと振り向く.
解答
1.○ 正しい.
2.× 突然の大きな音に腕を突きだすのは1か月児にみられる原始反射で定型発達の1歳6か月児では消失している.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午前92〉
先天性難聴児の言語習得の過程として誤っているのはどれか.
1.終助詞は副助詞より先に習得される.
2.語連鎖期には逆接の文章理解が習得される.
3.文章構成期には時制表現が多様化する.
4.接続助詞は接続詞より先に習得される.
5.複合動詞は多弁期・複文期に習得される.
解答
1.○ 正しい.
2.× 構文獲得期には逆接の文章理解が習得される.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午後91〉
聴覚障害幼児の言語発達で獲得が最も遅いのはどれか.
1.複文
2.従属文
3.過去形
4.2語文
5.順接談話
解答
1.○ 複文の学習目標年齢は5~5歳11か月頃である.
2.× 従属文の学習目標年齢は3~3歳11か月頃である.
3.× 過去形の学習目標年齢は2~2歳11か月頃である.
4.× 2語文の学習目標年齢は2~2歳11か月頃である.
5.× 順接談話の学習目標年齢は3~3歳11か月頃である.
〈第25回 ST国試 午前92〉
難聴児の構文獲得で,STC(新版構文検査・小児版)における到達が遅いのはどれか.3つ選べ.
1.可逆文の語順
2.非可逆単文の理解
3.可逆文の助詞による理解
4.可逆文の関係節文の理解
5.可逆文の構文を含む動詞による理解
解答
1.× 可逆文の語順はSTC(新版構文検査・小児版)でレベルⅡの構文理解である.
2.× 非可逆単文の理解はSTC(新版構文検査・小児版)でレベルⅡの構文理解である.
3.○ 可逆文の助詞による理解はSTC(新版構文検査・小児版)でレベルⅢ・Ⅳの構文理解である.
4.○ 可逆文の関係節文の理解はSTC(新版構文検査・小児版)でレベルⅢ・Ⅳの構文理解である.
5.○ 可逆文の構文を含む動詞による理解はSTC(新版構文検査・小児版)でレベルⅢ・Ⅳの構文理解である.
〈第24回 ST国試 午前93〉
聴覚障害児の読解で最も習得が早い文型はどれか.
1.お兄ちゃんを弟がたたいた.
2.お母さんにりんごをもらった.
3.春ちゃんはみかんを食べた.
4.犬にえさを食べさせた.
5.後ろから友達に押された.
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 「春ちゃんはみかんを食べた.」は非可逆文なので聴覚障害児の読解で最も習得が早い文型である.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第12回 ST国試 午前91〉
健聴な両親の子どもで,高度難聴の発見の遅れが影響しないのはどれか.
1.社会性
2.生活習慣
3.動作性知能
4.コミュニケーション
5.音声言語
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 高度難聴の発見の遅れが影響するのは言語性知能である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第27回 ST国試 午前91〉
小児の先天性一側性難聴について誤っているのはどれか.
1.発話明瞭度は低くなる.
2.音の方向が分かりにくい.
3.聴神経の低形成が原因となる.
4.騒音下での語音の聴取が障害される.
5.新生児聴覚スクリーニングで検出される.
解答
1.× 小児の先天性一側性難聴では発話明瞭度は変わらない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第16回 ST国試 午後92〉
発見の遅れた重度聴覚障害児に生じる音声の特徴について誤っているのはどれか.
1.声の翻転
2.鼻音化音声
3.抑揚の平坦化
4.発話速度の増加
5.強さの爆発的な変動
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 発見の遅れた重度聴覚障害児では発話速度の低下がみられる.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午後91〉
中等度難聴児の発話の特徴はどれか.
1.有声・無声の混同がみられる.
2.ピッチが極端に変動する.
3.子音の歪みがみられる.
4.母音が鼻音化する.
5.吸破音がみられる.
解答
1.× 有声・無声の混同がみられるのは高度難聴・聾の発話特徴である.
2.× ピッチが極端に変動するのは聾の発話特徴である.
3.○ 正しい.
4.× 母音が鼻音化するのは高度難聴・聾の発話特徴である.
5.× 吸破音がみられるのは聾の発話特徴である.
〈第15回 ST国試 午後90〉
250Hzで30dB,500Hzで40dB,1,000Hz以上が90dBの聴力レベルの先天性両側性難聴児の発話について正しいのはどれか.2つ選べ.
1.[m]の歪みがおこる.
2.[i]の歪みがおこる.
3.[s]が脱落する.
4.抑揚が平坦である.
5.リズム感が不良である.
解答
1.× 鼻音は250Hzのため高音障害型の難聴では[m]の歪みは起こりにくい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 低音域が比較的保たれているため抑揚が必ずしも平坦化するわけではない.
5.× 低音域が比較的保たれているためリズム感が必ずしも不良となるわけではない.
〈第14回 ST国試 午前92〉
125~500Hzで45dBHL,1,000~4,000Hzで90dBHLの両側高音急墜型感音難聴の6歳女児.同児の発声行動でないのはどれか.2つ選べ.
1.無性摩擦子音の脱落
2.「さ行」が「た行」に置換
3.母音「い」の歪み
4.抑揚の異常
5.鼻音の脱落
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 低音域が比較的保たれているため必ずしも抑揚が異常となるわけではない.
5.× 鼻音は250Hzのため高音障害型の難聴では鼻音の脱落は起こりにくい.
〈第13回 ST国試 午後91〉
先天性難聴児の両聴耳平均聴力レベルの音声への影響について誤っている組合せはどれか.
1.30~39dB ――― 特に影響はない.
2.40~69dB ――― 話声が大きい.
3.70~89dB ――― 声質の障害が多く認められる.
4.90~109dB ――― 子音の置換・脱落が多く認められる.
5.110dB以上 ――― 発話速度の低下が認められる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 70~89dB ――― 声質の障害がほとんど認められない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.