〈第11回 ST国試 午後79〉
正常な発話を訓練目標にするのはどれか.2つ選べ.
1.機能性構音障害
2.口蓋裂術後の構音障害
3.舌亜全摘術後の構音障害
4.ALSによる構音障害
5.脳性麻痺による構音障害
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 舌亜全摘術後の構音障害は代償構音も含めたコミュニケーション確保を訓練目標にする.
4.× ALSによる構音障害はコミュニケーション手段の確保を訓練目標にする.
5.× 脳性麻痺による構音障害はコミュニケーション方法の獲得を訓練目標にする.
〈第20回 ST国試 午前80〉
機能性構音障害の訓練プログラムで考慮する必要性が低いのはどれか.
1.年齢
2.被刺激性
3.誤り音の数
4.誤り音の種類
5.声の高さ
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 機能性構音障害の訓練の適応判断は年齢,誤り音の種類,誤りの一貫性,被刺激性の有無,本人の自覚,二次的問題の有無などである.
〈第15回 ST国試 午後81〉
構音訓練の適応判断の際に必要度が最も低いのはどれか.
1.年齢
2.誤り方
3.被刺激性
4.読字力
5.学習能力
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 機能性構音障害の訓練の適応判断は年齢,誤り音の種類,誤りの一貫性,被刺激性の有無,本人の自覚,二次的問題の有無などである.
5.○ 正しい.
〈第14回 ST国試 午前79〉
構音訓練の適応判断に必要でないのはどれか.
1.年齢
2.発話の長さ
3.異常構音の有無
4.誤りの一貫性
5.二次的心理社会的問題の有無
解答
1.○ 正しい.
2.× 機能性構音障害の訓練の適応判断は年齢,誤り音の種類,誤りの一貫性,被刺激性の有無,本人の自覚,二次的問題の有無などである.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第13回 ST国試 午前79〉
機能性構音障害の訓練の進め方について正しいのはどれか.
1.構音操作の難易度を考慮する.
2.単語レベルに達してから自己音声の評価を行う.
3.集中的訓練終了の目安は文章音読課題である.
4.5割達成できた課題を自習課題とする.
5.音節訓練では速やかに文字を導入する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 機能性構音障害の訓練では日常会話への般化に達してから自己音声の評価を行う.
3.× 機能性構音障害の訓練における集中的訓練終了の目安は日常生活への般化が確認された段階である.
4.× 機能性構音障害の訓練ではおおよそ8割達成できた課題を自習課題とする.
5.× 機能性構音障害の訓練では単語・句・文の訓練が進んだら文字を導入する.
〈第13回 ST国試 午後78〉
機能性構音障害の訓練として適切でないのはどれか.
1.構音操作に近い動作を数える.
2.代償構音を教える.
3.構音位置を図示する.
4.既習得音を利用する.
5.音を模倣させる.
解答
1.○ 正しい.
2.× 代償構音を教えるを教えるのは器質性構音障害である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午前78〉
小児に対して訓練する音の順序を決定する要因として誤っているのはどれか.
1.構音操作の難易度
2.構音発達の順序
3.保護者の希望
4.誤り方の一貫性
5.被刺激性の有無
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 保護者の希望は考慮するが小児に対して訓練する音の順序を決定する要因とならない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第23回 ST国試 午後78〉
小児の機能性構音障害の訓練適応はどれか.3つ選べ.
1.誤り音の一貫性
2.誤り音の被刺激性
3.書字能力の遅れ
4.希薄な親子関係
5.集団内での二次的問題
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 書字能力の遅れは言語発達障害児の訓練適応である.
4.× 希薄な親子関係は小児の機能性構音障害の訓練適応とならない.
5.○ 正しい.
〈第27回 ST国試 午前79〉
構音障害児に対する家庭学習で正しいのはどれか.
1.訓練室で確実に言える音を選択する.
2.正しく構音できるまで繰り返す.
3.誤りを毎回指摘する.
4.毎日1時間以上行う.
5.一人で行う.
解答
1.○ 正しい.
2.× 構音障害児の家庭学習は正しく構音できる音のキャリーオーバーを目的に実施する.
3.× 誤りを毎回指摘するのは発音の苦手意識をつくるので好ましくない.
4.× 構音障害児の家庭学習は家族のコミュニケーションの中で自然な形で行う.
5.× 構音障害児の家庭学習は家族と行う.
〈第11回 ST国試 午前79〉
小児の構音訓練について正しいのはどれか.
1.口蓋化構音の訓練には聴覚刺激法が有効である.
2.訓練開始前から誤り音を自覚させる.
3.声門破裂音の訓練では二重構音に注意する.
4.文の音読が正しくできると日常会話に般化する.
5.言語発達障害の合併例では構音訓練から始める.
解答
1.× 聴覚刺激法は目標音の基本操作や音の誘導は難しいので口蓋化構音の訓練には有効ではない.
2.× 小児の構音訓練では誤り音を自覚させると発音の苦手意識をつくるので好ましくない.
3.○ 正しい.
4.× 小児の構音訓練では文の音読が正しくできても日常会話へ般化しにくいので般化訓練を実施する.
5.× 小児の構音訓練において言語発達障害の合併例では言語発達訓練から始める.
〈第17回 ST国試 午前80〉
小児の構音訓練について誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.家庭学習を指導する.
2.構音位置づけ法が有効である.
3.訓練頻度は月1回が適切である.
4.誤り音があればすぐに訓練を始める.
5.正反応が得られたらそのつどほめる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 小児の構音訓練の訓練頻度は週1回が適切である.
4.× 小児の構音訓練では誤り音の成因や訓練適応などを考慮し訓練を始める.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午前80〉
小児の構音訓練における構音位置づけ法について正しいのはどれか.
1.聴覚的刺激を与えて目標音を模倣させる.
2.目標音が産生される語から正しい音を導く.
3.異常な舌習癖を除去する.
4.目標音の構音操作を教える.
5.可能な動作から目標音に近づける.
解答
1.× 小児の構音訓練における構音位置づけ法では視覚的刺激を与えて目標音を模倣させる.
2.× 目標音が産生される語から正しい音を導くのはキーワードを用いた訓練法である.
3.× 異常な舌習癖を除去するのは口腔筋機能療法である.
4.○ 正しい.
5.× 可能な動作から目標音に近づけるのは漸次接近法である.
〈第26回 ST国試 午前80〉
正しい構音を習得させる方法はどれか.2つ選べ.
1.リー・シルバーマン法
2.Kayser-Gutzmann法
3.構音位置づけ法
4.聴覚刺激法
5.アクセント法
解答
1.× リー・シルバーマン法は声量の低下に対して行う治療法である.
2.× Kayser-Gutzmann法は変声障害に対して行う訓練である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× アクセント法は呼気を強める音声訓練である.
〈第20回 ST国試 午後76〉
構音訓練における漸次接近法はどれか.
1.指折りさせながら発音させる.
2.構音可能な音から目標音に近づけていく.
3.正しい構音位置や操作を教示して目標音を導く.
4.正しい聴覚的・視覚的刺激を与えて目標音を模倣させる.
5.目標音が産生できる語を探り,それを活用して目標音を導く.
解答
1.× 指折りさせながら発音させのは法発話速度を遅くする構音訓練である.
2.○ 正しい.
3.× 正しい構音位置や操作を教示して目標音を導くのは構音位置づけ法である.
4.× 正しい聴覚的・視覚的刺激を与えて目標音を模倣させるのは聴覚刺激法である.
5.× 目標音が産生できる語を探り,それを活用して目標音を導くのは音声環境の利用である.
〈第23回 ST国試 午前81〉
側音化構音に対する指導で正しいのはどれか.3つ選べ.
1.音声環境を利用する
2.語音弁別訓練を実施する
3.異常な舌運動を除去する
4.構音位置づけ法を用いる
5.鏡を用いて視覚的にフィードバックする
解答
1.× 側音化構音は聴覚的な誤りの自覚が難しいので音声環境の利用は適切でない.
2.× 側音化構音は聴覚的な誤りの自覚が難しいので語音弁別訓練は適切でない.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第15回 ST国試 午前80〉
側音化構音の訓練に用いられるのはどれか.2つ選べ.
1.鼻息鏡
2.バイトブロック
3.外鼻孔の閉鎖
4.語音弁別訓練
5.舌の脱力訓練
解答
1.○ 正しい.
2.× バイトブロックの使用は口腔側方より呼気の流出を促してしまうので側音化構音の訓練には適切でない.
3.× 外鼻孔の閉鎖は鼻咽腔構音の訓練である.
4.× 側音化構音は聴覚的な誤りの自覚が難しいので語音弁別訓練は適切でない.
5.○ 正しい.
〈第17回 ST国試 午後78〉
鼻咽腔構音の訓練に用いるのはどれか.
1.喉頭の脱力
2.奥舌の挙上
3.外鼻孔の閉鎖
4.頰部の徒手的圧迫
5.口唇の徒手的閉鎖
解答
1.× 喉頭の脱力は声門破裂音の訓練である.
2.× 鼻咽腔構音の訓練で奥舌の挙上は抑制する.
3.○ 正しい.
4.× 頰部の徒手的圧迫は側音化構音の訓練である.
5.× 外鼻孔の閉鎖が鼻咽腔構音の訓練方法である.
〈第14回 ST国試 午後79〉
/t/が/k/に置換している場合の訓練として適切なのはどれか.2つ選べ.
1.舌の脱力訓練
2.ブローイング訓練
3.歯間音の利用
4./d/音の利用
5.鼻息鏡の利用
解答
1.× /t/が/k/に置換している場合は舌を緊張させる訓練を行う.
2.× ブローイング訓練は鼻咽腔閉鎖機能不全の訓練である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 鼻息鏡の利用は鼻咽腔構音の訓練方法である.
〈第16回 ST国試 午後78〉
構音訓練について正しい組合せはどれか.3つ選べ.
1.鼻咽腔構音 ――― 口腔から呼気を出す
2.口蓋化構音 ――― 舌背の挙上
3./k/の/t/への置換 ――― 舌の緊張の除去
4.側音化構音 ――― 舌の緊張の除去
5.声門破裂音 ――― 喉頭の緊張の除去
解答
1.○ 正しい.
2.× 口蓋化構音 ――― 舌尖の挙上
3.× /k/の/t/への置換 ――― 舌の緊張を高める
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午前77〉
構音類似運動検査について誤っている組合せはどれか.
1.[ɾ] ――― 開口して舌尖を上顎前歯裏につけさせる.
2.[ɸ] ――― 口唇を閉鎖し,呼気をためて破裂させる.
3.[h] ――― 大きく開口して強く息を吐かせる.
4.[m] ――― 口唇を閉じてそのまま声を出させる.
5.[t] ――― 上下顎前歯の間から舌を出し,閉鎖を作り破裂させる.
解答
1.○ 正しい.
2.× [ɸ] ――― 口唇を狭めて,呼気を流出させる.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午後78〉
3歳5か月の女児.構音器官の形態異常は認めないが,サ行音が言えない.適切でない対応はどれか.
1.直接的介入を開始する.
2.自然治癒の可能性を保護者に伝える.
3.サ行音が入る言葉を避けるように指導する.
4.家庭で舌を使う遊びを行ってもらう.
5.心理的サボートに努める.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× /s/音が入る言葉を避ける行為はかえって苦手意識を助長させるため適切でない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午前78〉
5歳の男児.主訴は構音障害.構音訓練の適応とならないのはどれか.
1.発話明瞭度が低い.
2./s/が[t]に置換する.
3.構音の誤り方に一貫性がある.
4.ことばの問題で友人にからかわれる.
5.言語発達段階が3歳レベルである.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 言語発達段階が3歳レベルの場合は言語発達訓練から行う.
〈第16回 ST国試 午前80〉
イ列音,拗音,[s,ts,dz]に側音化構音が認められる5歳児に構音訓練を行う.訓練導入時に用いられる音はどれか.2つ選べ.
1.[i]
2.[s]
3.[tʃ]([tɕ])
4.[ts]
5.[dz]
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 構音訓練に用いられる音は母音・摩擦・破擦音の順に行う.
4.× 構音訓練に用いられる音は母音・摩擦・破擦音の順に行う.
5.× 構音訓練に用いられる音は母音・摩擦・破擦音の順に行う.
〈第21回 ST国試 午後79〉
機能性構音障害の6歳児.全ての歯茎音に口蓋化構音がみられる.訓練導入時に用いる音はどれか.
1.[s]
2.[n]
3.[k]
4.[ɾ]
5.[ts]
解答
1.○ 正しい.
2.× [n]は舌が歯茎に完全接触する音なので舌背が挙上しやすく適切でない.
3.× [k]は奥舌が軟口蓋に完全接触する音なので舌背が挙上しやすく,持続発声できる子音でもないので適切でない.
4.× [ɾ]は[t]よりも短時間だが完全接触する音なので舌背が挙上しやすく,持続発声できる子音でもないので適切でない.
5.× [t]音で舌が歯茎に完全接触する音なので舌背が挙上しやすく適切でない.
〈第23回 ST国試 午前80〉
[k]が[t]に置換する5歳の女児.単語レベルの構音訓練を実施している.訓練語として最も難しいのはどれか.
1.たかい
2.いるか
3.あかい
4.かえる
5.みかん
解答
1.× [k]が語中にあり,置換する[t]と[k]が連続して混在しているので最も難しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午前80〉
6歳の小児に行う音の産生訓練について誤っているのはどれか.
1.安定してできるまで反復練習を行う.
2.望ましい反応が得られたら即時強化する.
3.個々に合わせたステップを設定する.
4.誤反応の場合は無視する.
5.正しいモデルを聴覚的・視覚的に呈示する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 適切にフィードバックをして,最終的に誤反応を自己修正できるようになることを目指す.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午後78〉
7歳の女児.カ行音がサ行音に置換している.正しい音を導くために行う訓練方法として適切なのはどれか.3つ選べ.
1.語音の弁別をさせる.
2.構音位置を図で理解させる.
3.開口して強く息を出させる.
4.開口して舌尖を挙上させる.
5.開口して奥舌を挙上させる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 呼気で[k]音と[t]音を区別するわけではないので適切でない.
4.× [k]音は軟口蓋に接触するので舌尖挙上訓練でさらに置換を助長するので適切でない.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午後80〉
7歳の男児.サ行音がタ行音に置換している.他の構音に問題はない.子音[s]を産生させる上で正しいのはどれか.
1.頰をふくらませる.
2.開口し舌尖を挙上させる.
3.口唇を閉鎖し声を出させる.
4.舌尖を左右口角につけさせる.
5.舌と前歯との狭めから呼気を出させる.
解答
1.× 頰をふくらませるのは[p]音・[b]音の構音類似運動で,鼻咽腔閉鎖不全に対する訓練なので適切でない.
2.× 開口し舌尖を挙上させるのは[ɾ]音の構音類似運動なので適切でない.
3.× 唇を閉鎖し声を出させるのはハミング[m]音の構音類似運動なので適切でない.
4.× 舌尖を左右口角につけさせるのは舌の左右への可動域訓練であり,[s]音に直接つながる訓練ではない.
5.○ 正しい.