〈第12回 ST国試 午後94〉
正しい組合せはどれか.
1.急性中耳炎 ――― 挿耳形補聴器
2.鼓膜癒着 ――― 人工内耳
3.第一・第二鰓弓症候群 ――― 耳掛け形補聴器
4.内耳性難聴 ――― 鼓室形成術
5.学校での補聴 ――― FM補聴器
解答
1.× 急性中耳炎は耳漏のため補聴器の適応とならない.
2.× 鼓膜癒着 ――― 鼓室開放術
3.× 第一・第二鰓弓症候群は補聴器挿入が困難なため適応とならない.
4.× 伝音性難聴 ――― 鼓室形成術
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午後98〉
耳型採型のために適切でないのはどれか.
1.治療歴のある耳は耳鼻咽喉科の診察が必要である.
2.綿球やスポンジ製のイヤブロックを第二屈曲部に入れる.
3.イヤブロックは外耳道径より小さいものを用いる.
4.印象剤注入時にはイヤブロックに付いた糸をしっかりと把持する.
5.耳型の抜去は印象剤の弾力のある時点で行う.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× イヤブロックは軟骨部外耳道を完全に閉鎖できる大きさのものを用いる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午前99〉
耳型採取について誤っているのはどれか.
1.鼓膜穿孔が生じる危険がある.
2.印象剤の一部が外耳道内に残る危険がある.
3.印象剤で外耳炎を起こすことがある.
4.術後耳は外耳道が変形している可能性を考慮する.
5.イヤブロックは第1カーブ奥の軟骨部に固定する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× イヤブロックは第2カーブの軟骨部と骨部の境界に固定する.
〈第15回 ST国試 午後97〉
耳型採取について誤っているのはどれか.
1.初回のみ医師の指示を要する.
2.印象剤はシリコン(silicone)製剤が優れている.
3.印象剤は耳輪脚裏から耳甲介腔全体に注入する.
4.外耳道耳奥に圧を加えないよう印象剤を注入する.
5.イヤブロック(綿球やスポンジ)を外耳道第2弯曲部に留置する.
解答
1.× 耳型採取は医師の指示を要する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午後97〉
補聴器に関連する用語として適切でないのはどれか.
1.フック
2.イヤモールド
3.コード化法
4.ノンリニア増幅
5.ファンクショナルゲイン
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× コード化法コイルは人工内耳に関連する用語である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午後98〉
補聴器の部分でないのはどれか.
1.フック
2.チューブ
3.コイル
4.ダンパー
5.ベント
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× コイルは人工内耳の部品である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午後97〉
耳かけ型補聴器のマイクロホンの位置を示すのはどれか.

2.②
3.③
4.④
5.⑤
解答
1.× ①:耳栓
2.× ②:電池ホルダー
3.× ③:ボリューム
4.○ 正しい.
5.× ⑤:導音チューブ
〈第25回 ST国試 午後98〉
耳かけ型補聴器の説明で誤っているのはどれか.
1.軽度から重度難聴まで対応できる.
2.乳幼児難聴児に最初に勧められる.
3.ダンパーでハウリングを抑制できる.
4.フックなどで周波数特性の調整を行える.
5.電話使用時にはマイクの位置に注意する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 耳かけ型補聴器のダンパーはハウリングを低減する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第23回 ST国試 午前97〉
小型耳かけ型補聴器(RIC)について正しいのはどれか.
1.従来の耳かけ型補聴器と比べてハウリングを起こしやすい.
2.ダンパーフックを用いて音質を調整する.
3.衣擦れ音を拾いやすい.
4.単4電池を使用できる.
5.レシーバーは外耳道内に存在する.
解答
1.× 小型耳かけ型補聴器(RIC)は従来の耳かけ型補聴器と比べてハウリングを起こしにくい.
2.× 耳かけ型補聴器はダンパーフックを用いて音質を調整する.
3.× 小型耳かけ型補聴器(RIC)は衣擦れ音を拾いにくい.
4.× 小型耳かけ型補聴器(RIC)は充電式補聴器である.
5.○ 正しい.
〈第14回 ST国試 午後97〉
デジタル補聴器の機能で誤っているのはどれか.
1.周波数帯域を細分化し選択的なノンリニア増幅が可能である.
2.ハウリングに対しフィードバックキャンセラーが働く.
3.音声とノイズとを区別し後者を抑制する.
4.特定の話者を判断し増幅特性を変更できる.
5.強大音に対し増幅抑制を行う.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× デジタル補聴器であっても特定の話者を判断し増幅特性を変更することは困難である.
5.○ 正しい.
〈第27回 ST国試 午前97〉
デジタル補聴器の機能の説明として誤っているのはどれか.
1.データログは装用時間を記録し分析する.
2.入力音をより高い周波数に変換して子音明瞭度の改善を図る.
3.適応型指向性は雑音の方向を感知し指向性を変化させる.
4.ハウリング抑制は逆位相の波形で出力音をキャンセルする.
5.マルチチャンネルは周波数帯域を細かく分割して処理する.
解答
1.○ 正しい.
2.× デジタル補聴器は入力音をより低い周波数に変換して子音明瞭度の改善を図る.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午後94〉
補聴器の耳栓について誤っているのはどれか.
1.ハウリング防止効果がある.
2.補聴器の安定装用に役立つ.
3.ベント加工は耳閉感を悪化させる.
4.ホーン加工すると高周波数が増強される.
5.オープン型耳栓は大きなベントと同じ効果がある.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× ベント加工は耳閉感を和らげる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第17回 ST国試 午後98〉
イヤモールドの役割として誤っているのはどれか.
1.耳閉感の改善
2.外耳道の密閉
3.補聴器の固定
4.ハウリング防止
5.補聴器の出力特性の調整
解答
1.× 補聴器のイヤモールドは耳閉感を増加する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午後99〉
補聴器のベントについて正しいのはどれか.
1.ベントによって耳閉感が軽減する.
2.ベントの内径が細いほど高音域まで影響する.
3.軽度難聴者の補聴器にベントは用いない.
4.ベントの長さが長いほど低音域の減衰に効果がある.
5.耳あな型補聴器にベントは用いられない.
解答
1.○ 正しい.
2.× 補聴器のベントの内径が太いほど低音域まで影響する.
3.× 軽度難聴者の補聴器にもベントを用いる.
4.× 補聴器のベントの太さが太いほど低音域の減衰に効果がある.
5.× 耳あな型補聴器にもベントは用いる.
〈第15回 ST国試 午前97〉
補聴器のノンリニア増幅について正しいのはどれか.2つ選べ.
1.ボリューム操作回数を低減できる.
2.入力音に応じて出力音周波数を変化させる.
3.ハウリングを防止する.
4.騒音下の聞きとりを改善する.
5.入力音のレベルによって増幅度を自動的に変化させる.
解答
1.○ 正しい.
2.× 入力音に応じて出力音周波数を変化させるのはデジタル補聴器の周波数圧縮技術である.
3.× ハウリングを防止するのはデジタル補聴器のハウリング防止機能である.
4.× 騒音下の聞きとりを改善するのはデジタル補聴器の騒音抑制機能である.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午前97〉
補聴器のハウリング抑制に用いられるのはどれか.2つ選べ.
1.逆位相方式
2.周波数シフト方式
3.ノンリニア増幅方式
4.パルスノイズサプレッサー機能
5.マルチチャンネル方式
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× ノンリニア増幅方式は利得調整に用いられる.
4.× パルスノイズサプレッサー機能は衝撃音の低減に用いられる.
5.× マルチチャンネル方式は各周波数帯域での音質調整に用いられる.
〈第14回 ST国試 午前97〉
補聴器のハウリング対策として適切でないのはどれか.
1.フック内に音響ダンパーを追加する.
2.イヤモールドが外耳に隙間なく合うよう調整する.
3.イヤモールドのベントを細くする.
4.騒音抑制機能を使用する.
5.電話はテレコイルを使うよう指導する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 補聴器のS/N比の向上するために騒音抑制機能を使用する.
5.○ 正しい.
〈第17回 ST国試 午前97〉
補聴器の250Hzの音響利得の低減に有効でないのはどれか.
1.音質調整器
2.イヤホン交換
3.音響ダンパー
4.ノイズサプレッサー
5.イヤーモルドのベント
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 補聴器の音響ダンパーは共鳴周波数の利得と最大出力を抑制する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午後98〉
一つの補聴器に複数のマイクが用いられることの目的として正しいのはどれか.
1.ハウリングを抑制する.
2.内部の結露を防止する.
3.周辺の騒音を低減する.
4.実耳装用利得を改善する.
5.補聴援助機器を活用する.
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 一つの補聴器に複数のマイクが用いられることの目的は指向性の向上による騒音の低減である.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第18回 ST国試 午前97〉
補聴器について正しいのはどれか.
1.最大出力音圧は装用者の耳内で測定する.
2.ポケット型補聴器が最もハウリングを起こしやすい.
3.CROS補聴器のマイクロホンは非良聴耳側に装用する.
4.イヤモールドは外耳道の第一屈曲部まで挿入する.
5.FM補聴器を使うとSN比は低下する.
解答
1.× 補聴器の最大出力音圧は装用者の無響箱で測定する.
2.× 挿耳型補聴器が最もハウリングを起こしやすい.
3.○ 正しい.
4.× 補聴器のイヤモールドは外耳道の耳甲介舟部まで挿入する.
5.× FM補聴器を使うとSN比は上昇する.
〈第18回 ST国試 午後97〉
補聴器の各機能について正しいのはどれか.
1.騒音抑制機能は語音明瞭度に影響しない.
2.ハウリング抑制機能は乳幼児にも用いられる.
3.最大出力音圧の調整機能は障害者総合支援法対応機種にない.
4.オープンフィッティングに最も必要な機能はノンリニア増幅である.
5.指向性機能とは聞きたい話者の音声を増幅するものである.
解答
1.× 補聴器の騒音抑制機能は語音明瞭度を向上させる.
2.○ 正しい.
3.× 補聴器の最大出力音圧の調整機能は障害者総合支援法対応機種である.
4.× 補聴器のオープンフィッティングに最も必要な機能はハウリング防止機能である.
5.× 補聴器の指向性機能とは聞きたい方向からの音を選択的に聴取するものである.
〈第21回 ST国試 午前97〉
補聴器の機能について誤っている組合せはどれか.2つ選べ.
1.無線通信機能 ――― 反響音の軽減
2.ハウリング抑制機能 ――― オープンフィッティング
3.雑音抑制機能 ――― 内部雑音の抑制
4.ノンリニア増幅 ――― 衝撃音の低減
5.デュアルマイクロホン ――― 指向性機能
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 雑音抑制機能 ――― 環境雑音の抑制
4.× パルスノイズサプレッサー機能 ――― 衝撃音の低減
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午前96〉
補聴器について誤っているのはどれか.
1.線形増幅では音響利得が一定である.
2.レシーバは増幅された電気信号を音に変換する.
3.音質調整は周波数間の利得のバランスを調整する.
4.主利得調整(メインボリューム)は増幅度を調整する.
5.小型耳かけ型補聴器(RIC)はハウリングしやすい.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 小型耳かけ型補聴器(RIC)はハウリングしにくい.
〈第20回 ST国試 午前97〉
補聴器について誤っている組合せはどれか.
1.出力制限装置 ――― 強大音から内耳を保護する.
2.ダンパー ――― 共鳴周波数のピークを減じる.
3.音響利得 ――― マイクロホン入力とイヤホン出力の差である.
4.非線形増幅 ――― 歪まずに聞こえる入力音の範囲を減じる.
5.周波数レスポンス ――― 出力音圧レベルを周波数の関数として表す.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 非線形増幅 ――― 不快に聞こえる入力音の範囲を減じる.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午前99〉
補聴器の特徴,適応において正しい組合せはどれか.
1.軟骨伝導補聴器 ――― 感音難聴
2.小型耳かけ型補聴器(RIC) ――― ハウリングしやすい
3.耳かけ型補聴器 ――― 汗に強い
4.骨導補聴器 ――― 両側外耳道閉鎖
5.CROS補聴器 ――― 両側高度難聴
解答
1.× 軟骨伝導補聴器 ――― 外耳道閉鎖
2.× 小型耳かけ型補聴器(RIC) ――― ハウリングしにくい
3.× 耳かけ型補聴器 ――― 汗に弱い
4.○ 正しい.
5.× CROS補聴器 ――― 片側高度難聴
〈第27回 ST国試 午後98〉
ある補聴器の規準周波数レスポンス曲線を図に示す.このレスポンスにおける1,000Hzの利得はどれか.

2.60dB
3.70dB
4.90dB
5.100dB
解答
1.○ 1,000Hzの利得=110-60=50dBSPL
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第15回 ST国試 午後98〉
図は入力音圧60dBSPLと90dBSPLによる補聴器出力を表示したものである.正しいのはどれか.

2.約1.5倍の圧縮増幅
3.約2倍の圧縮増幅
4.約1.5倍の伸長増幅
5.約2倍の伸長増幅
解答
1.× ノンリニア増幅である.
2.× 誤り.
3.○ 規準周波数における60dBSPLは82dBSPL,90dBSPLは96dBSPLとなるため,30dBSPLから14dBSPLへ約2倍の圧縮率である.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第20回 ST国試 午後98〉
入力音圧60dBSPLと90dBSPLとで2cm³カプラを用いて測定した補聴器特性(図)について正しいのはどれか.

2.Aの周波数レスポンス曲線から測定時の設定におけるこの補聴器の最大利得を計算できる.
3.Bの周波数レスポンス曲線の1,000Hzの利得は約78dBである.
4.高音漸傾型難聴に適合しない調整である.
5.2,000HzにおけるAの利得とBの利得との差は10dBである.
解答
1.× 3,000Hzにピークが生じるのは,ヒトの可聴閾値がこの付近で最も高いことによる.
2.× Bの周波数レスポンス曲線から測定時の設定におけるこの補聴器の最大利得を計算できる.
3.× Bの周波数レスポンス曲線の1,000Hzの利得は約78-60=18dBである.
4.× 高音漸傾型難聴に適合する調整である.
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午後98〉
入力音圧50,60,70,80,90dBSPLで2cm³カプラを用いて測定した補聴器特性を示す.正しいのはどれか.2つ選べ.

2.規準周波数レスポンスの高周波数平均値は99dBSPLである.
3.感音難聴には適合しない調整である.
4.最大音響利得104dBSPLである.
5.2,000Hzにおける入力音圧70dBSPLの利得は20dBである.
解答
1.○ 正しい.
2.× 規準周波数レスポンスの高周波数平均値は1,000Hzで約82dBSPL,1,600Hzで約84dBSPL,2,500Hzで約86dBSPLなので約84dBSPLである.
3.× 感音難聴には適合する調整である.
4.× 最大音響利得はおおよそ3,000Hzで約88-60=28dBSPLである.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午前98〉
補聴器の規準の状態の測定について正しいのはどれか.
1.周波数を表す特性図の横軸は線形目盛である.
2.出力制限装置の作用を最大にする.
3.カプラの種類によって得られる特性が異なる.
4.補聴器のボリュームを最小の位置にして測定する.
5.カプラとの接続を緩めてハウリング耐性を検査する.
解答
1.× 補聴器の規準の状態の測定において周波数を表す特性図の横軸は対数目盛である.
2.× 補聴器の規準の状態の測定では出力制限装置の作用は最小とする.
3.○ 正しい.
4.× 補聴器の規準の状態の測定では補聴器のボリュームを規準の位置にして測定する.
5.× 補聴器の規準の状態の測定ではカプラと結合して検査する.
〈第17回 ST国試 午後97〉
補聴器特性測定装置の使用について正しいのはどれか.
1.測定値の単位はdBHLである.
2.無響室で測定する必要がある.
3.ポケット型補聴器の測定には6ccカプラを使う.
4.補聴器マイクロホンと気密に接続する.
5.規準の状態では出力制限装置を作動しないようにする.
解答
1.× 補聴器特性測定の測定値の単位はdBSPLである.
2.× 補聴器特性測定は無響箱で測定する必要がある.
3.× 補聴器特性測定におけるポケット型補聴器の測定には2ccカプラを使う.
4.× 補聴器特性測定では補聴器のイヤホンと気密に接続する.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午後99〉
補聴器性能の測定について正しいのはどれか.
1.音響カプラとして2cm³カプラを用いる.
2.最大音響利得の測定では90dBSPLの純音を入力する
3.200Hzから5,000Hzまでの周波数の出力を入出力特性と呼ぶ.
4.規準周波数レスポンスを測定する際は利得調整を最大にする.
5.カプラ内に発生した音圧とマイクロホンに入力された音圧の差を挿入利得と呼ぶ.
解答
1.○ 正しい.
2.× 補聴器性能測定の最大音響利得の測定では60dBSPLの純音を入力する
3.× 補聴器性能の測定において200Hzから8,000Hzまでの周波数の出力を入出力特性と呼ぶ.
4.× 補聴器性能測定で規準周波数レスポンスを測定する際は利得調整を最小にする.
5.× 補聴器性能測定でカプラ内に発生した音圧とマイクロホンに入力された音圧の差を音響利得と呼ぶ.
〈第20回 ST国試 午前98〉
補聴器の周波数特性の測定について正しいのはどれか.
1.耳あな型補聴器は測定できない.
2.補聴器調整時の特性測定は規準の状態で行う.
3.2cm³カプラと密閉形疑似耳とは相似した構造になっている.
4.入力音圧レベルは補聴器のマイクロホンに入射する音圧を示す.
5.2cm³カプラでは密閉形疑似耳より補聴器の出力音圧レベルが高く計測される.
解答
1.× 補聴器の周波数特性測定で耳あな型補聴器は測定できる.
2.× 補聴器調整時の特性測定は測定したい条件で行う.
3.× 補聴器の周波数特性測定における2cm³カプラと密閉形疑似耳とは相似した音響特性になっている.
4.○ 正しい.
5.× 補聴器の周波数特性測定において2cm³カプラでは密閉形疑似耳より補聴器の出力音圧レベルが低く計測される.
〈第16回 ST国試 午後98〉
補聴器適合検査に用いないのはどれか.
1.音場での語音明瞭度曲線の測定
2.実耳裸耳利得の測定
3.補聴器周波数特性の測定
4.両耳間移行減衰量の測定
5.実耳挿入利得の測定
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 両耳間移行減衰量の測定は純音聴力検査で用いる.
5.○ 正しい.
〈第13回 ST国試 午前98〉
補聴器について正しいのはどれか.2つ選べ.
1.最大出力音圧レベルを測定するには入力として90dBSPLを使う.
2.補聴器特性測定装置ではベントによる特性を測定することはできない.
3.最大出力音圧レベルを不快閾値未満にすれば補聴器による音響外傷を避けられる.
4.装用利得の初期目標としては各周波数の聴力レベルの値を用いる.
5.補聴器適合検査ではボリューム設定を最大にして特性を測定する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 最大出力音圧レベルを不快閾値未満にしても補聴器による音響外傷は避けられない.
4.× 挿入利得の初期目標としては各周波数の聴力レベルの値を用いる.
5.× 補聴器特性検査ではボリューム設定を最大にして特性を測定する.
〈第21回 ST国試 午後97〉
「JIS C 5512:2015補聴器」について誤っているのはどれか.
1.音響カプラには2cm³カプラを用いる.
2.補聴器の品質・性能を保証する規格である.
3.入出力特性の横軸が入力音圧レベル,縦軸が出力音圧レベルを表す.
4.高周波数平均値(HFA)は1,000Hz,1,600Hz,2,500Hzの平均値である.
5.補聴器装用者は補聴器をJISに定める測定条件で使用する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 補聴器製造業者は補聴器をJISに定める測定条件で性能表示する.
〈第16回 ST国試 午後97〉
標準人体模型(成人)による裸耳利得がピークを示す周波数に最も近いのはどれか.
1.500Hz
2.1,000Hz
3.2,000Hz
4.4,000Hz
5.6,000Hz
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 標準人体模型(成人)による裸耳利得がピークを示す周波数は2,000Hzである.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第22回 ST国試 午後97〉
補聴器を装用して測定するのはどれか.3つ選べ.
1.裸耳利得
2.最大音響利得
3.実耳挿入利得
4.実耳装用利得
5.ファンクショナルゲイン
解答
1.× 裸耳利得は補聴器を装用しない状態で測定する.
2.× 最大音響利得は補聴器特性検査で測定する.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第23回 ST国試 午前98〉
裸耳利得(オープンイヤ・ゲイン)について誤っているはどれか.
1.耳介で受けた音が外耳道に集められて音が増幅される.
2.健聴者には誰でもみられるものである.
3.10dBから20dBの増幅がある.
4.低音域から高音域まで増幅される.
5.補聴器装用によって失われる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 裸耳利得(オープンイヤ・ゲイン)は2,500~3,500Hzの周波数帯を増幅する.
5.○ 正しい.
〈第23回 ST国試 午後94〉
補聴器の実耳測定について誤っているのはどれか.
1.連続的な周波数の情報が得られる.
2.異なるレベルの試験音で検査ができる.
3.国際音声試験信号を用いて検査ができる.
4.聴力に左右差がある場合にはマスキングが必要である.
5.ファンクショナルゲインの測定と比べて測定時間が短い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 補聴器の実耳測定は被検者の応答を必要としないので聴力に左右差があってもマスキングは必要ない.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午前99〉
ファンクショナルゲイン(機能的利得)に近似するのはどれか.
1.聴力レベル
2.実耳挿入利得
3.実耳装用利得
4.裸耳利得
5.最大音響利得
解答
1.× 聴力レベルはカプラでイヤホンによって得られた音圧レベルから標準聴覚閾値に対応するイヤホンで得られた音圧レベルを差し引いた値である.
2.○ 正しい.
3.× 実耳装用利得は補聴器装用状態の音圧レベルと自由音場の音圧レベルとの差である.
4.× 裸耳利得は裸耳での音圧レベルと音場の音圧レベルとの差である.
5.× 最大音響利得は補聴器の規準の状態で利得調整器を最大にした音圧レベル60dB に対する音響利得である.
〈第19回 ST国試 午後98〉
補聴器の挿入利得の算出式で正しいのはどれか.
1.音響利得 + 裸耳利得
2.装用利得 - 音響利得
3.音響利得 + 裸耳利得
4.裸耳利得 - 装用利得
5.装用利得 - 裸耳利得
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 補聴器の挿入利得 = 装用利得 - 裸耳利得 である.
〈第13回 ST国試 午後97〉
1歳未満児における1,000Hzの実耳挿入利得をA,2ccカプラ利得をBとすると,A-Bの値に最も近いのはどれか.
1.-10dB
2.-5dB
3.0dB
4.+5dB
5.+10dB
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 実耳挿入利得と2ccカプラとの差は,1歳で+5dB・6か月で+6dB・3か月で+7dB・1か月で+10dBである.
〈第16回 ST国試 午前97〉
補聴器のオープンフィッティングに最も必要な機能はどれか.
1.ノンリニア増幅
2.ハウリング抑制
3.雑音抑制
4.最大出力制限
5.衝撃音低減
解答
1.× 誤り.
2.○ 補聴器のオープンフィッティングに最も必要な機能はハウリング防止機能である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第19回 ST国試 午前97〉
オープンフィッティングの補聴器について正しいのはどれか.3つ選べ.
1.ハウリング抑制の機能が重要である.
2.イヤモールドは用いられない.
3.外耳道共鳴が起きない.
4.250Hzから1,000Hzの聴力が30dBHLの高音漸傾型の成人難聴者は適応となる.
5.高音域の増加幅は外耳道を密閉した補聴器と同等である.
解答
1.○ 正しい.
2.× オープンフィッティングの補聴器でもイヤモールドは用いる.
3.× オープンフィッティングの補聴器では外耳道共鳴が起きやすくなる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第20回 ST国試 午後97〉
オープンフィッティングについて誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.こもり感が少ない.
2.小児は適応外である.
3.低音域の増幅に優れている.
4.実耳挿入利得の評価が有用である.
5.外耳道内レシーバタイプ耳掛け型補聴器でも用いる.
解答
1.○ 正しい.
2.× オープンフィッティングは小児にも適応する.
3.× オープンフィッティングは低音域の低減に優れている.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午後97〉
乳幼児の補聴器フィッティングについて誤っている組合せはどれか.
1.外耳道容積が小さい ――― 鼓膜面上音圧の増大
2.耳介軟骨が柔らかい ――― 補聴器の脱落
3.イヤモールド音穴が狭い ――― 低周波数音響利得の減少
4.外耳道が短い ――― 特性ピークの高周波数化
5.耳殻接触面積が狭い ――― ハウリングの多発
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× イヤモールド音穴が狭い ――― 高周波数音響利得の減少
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午前98〉
補聴器について誤っている組合せはどれか.2つ選べ.
1.音響利得 ――― 入力音圧レベルと鼓膜面上の音圧レベルとの差
2.実耳挿入利得 ――― 出力音圧レベルと入力音圧レベルとの差
3.ファンクショナルゲイン ――― 補聴器装用時と非装用時との閾値の差
4.ハーフゲイン ――― 聴力レベルの半分を利得とする調整法
5.裸耳利得 ――― 外耳道入口部の音圧レベルと鼓膜面上の音圧レベルとの差
解答
1.× 実耳装用利得 ――― 入力音圧レベルと鼓膜面上の音圧レベルとの差
2.× 実耳挿入利得 ――― 実耳装用利得と裸耳利得との差
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午後97〉
補聴器適合について誤っている組合せはどれか.
1.規準利得 ――― 90dBSPLで測定する.
2.2ccカプラ ――― 外耳道容積とほぼ同じである.
3.密閉型擬似耳 ――― 実耳で発生する音圧に近似する.
4.ダンパー ――― 共鳴周波数の利得と最大出力を抑制する.
5.裸耳利得 ――― 補聴器装用で外耳道を塞ぐと失われる.
解答
1.× 規準利得 ――― 60dBSPLで測定する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午前98〉
補聴器適合検査について誤っているのはどれか.
1.患者一人につき,診療報酬を月に1回算定できる.
2.厚生労働大臣の定める施設基準に適合していることが求められる.
3.地方厚生局長等に届け出た保険医療機関が診療報酬を算定できる.
4.補聴器装着者の満足度も評価される.
5.語音明瞭度も評価される.
解答
1.× 補聴器適合検査は患者一人につき,診療報酬を月に2回算定できる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午前98〉
補聴器適合検査の指針(日本聴覚医学会2010)で補聴器適合時の検査でないのはどれか.
1.語音明瞭度の測定
2.環境騒音の許容を指標とした適合評価
3.実耳挿入利得の測定
4.音場での補聴器装用閾値の測定
5.方向感の評価
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 方向感の評価は両耳聴検査である.
〈第15回 ST国試 午前98〉
「補聴器適合検査の指針2010」に含まれないのはどれか.
1.音場検査
2.環境音の許容度の評価
3.質問紙による適合評価
4.雑音負荷での語音明瞭度検査
5.補聴器の無入力時の雑音レベルの測定
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 「補聴器適合検査の指針2010」は他に語音明瞭度測定,実耳挿入利得測定,聴覚閾値・不快レベル測定,利得・装用閾値の算出がある.
〈第16回 ST国試 午後98〉
補聴器適合検査に用いないのはどれか.
1.音場での語音明瞭度曲線の測定
2.実耳裸耳利得の測定
3.補聴器周波数特性の測定
4.両耳間移行減衰量の測定
5.実耳挿入利得の測定
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 両耳間移行減衰量の測定は純音聴力検査で用いる.
5.○ 正しい.
〈第13回 ST国試 午前97〉
成人の補聴器選択の検査として適切でないのはどれか.
1.純音聴力検査
2.語音聴力検査
3.不快レベル検査
4.快適レベル検査
5.聴性誘発反応検査
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 聴性誘発反応検査は難聴の有無を評価するもので聴力閾値測定ではないため補聴器選択の検査として適応しない.
〈第19回 ST国試 午後99〉
補聴器適合の評価で適切でないのはどれか.
1.雑音下で語音明瞭度が保たれる.
2.補聴器の効果に装用者の納得が得られる.
3.補聴器装用時の語音明瞭度が70%を超えている.
4.補聴器装用下の騒音は心理的許容レベル以下である.
5.入力音90dBSPL時の出力レベルが不快レベル以下である.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 補聴器適合の評価では補聴器装用時の語音明瞭度が補聴器非装用時の明瞭度に比し+10%を超えていれば適合良好である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第17回 ST国試 午後95〉
成人聴覚障害者の聴取能力の評価について誤っているのはどれか.
1.閾値付近の音圧で語音聴取能力を評価する.
2.裸耳と補聴器装用下とで評価する.
3.単音節・単語・文を用いる.
4.SN比を変えて評価する.
5.クローズドセットの構成で難易度を変えて評価する.
解答
1.× 成人聴覚障害者の聴取能力の評価は閾値上の音圧で語音聴取能力を評価する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第18回 ST国試 午後94〉
軽度難聴者に対する補聴器の効果の評価に用いるのに適切でないのはどれか.
1.テレビドラマの音声
2.一対一の対面での音声
3.小さめの音声
4.離れた話者の音声
5.雑音下の話者の音声
解答
1.○ 正しい.
2.× 一対一の対面での音声評価は軽度難聴者の場合補聴器が無くとも補聴可能な場合があるので適切でない.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第14回 ST国試 午前95〉
中等度聴覚障害者の聞き取りにおいて,補聴器装用で改善される点として誤っているのはどれか.
1.子音弁別能の改善
2.語音了解度閾値の低下
3.会話音域音圧の増大
4.高周波数成分の増強
5.裸耳閾値の改善
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 装用閾値が中等度聴覚障害者の聞き取りにおいて,補聴器装用で改善される.
〈第12回 ST国試 午前99〉
正しいのはどれか.
1.補聴器の装用によって明瞭度曲線が右にシフトする.
2.補聴器を装用しても最高語音明瞭度が裸耳を上回ることはない.
3.最高語音明瞭度が60%以上あると日常会話はほぼ不自由しない.
4.聴力レベルが平均40dB以下(四分法)であれば補聴器は不要である.
5.補聴器装用時の語音聴取能の検査は音場で行う.
解答
1.× 補聴器の装用によって明瞭度曲線が左にシフトする.
2.× 補聴器を装用すると最高語音明瞭度が裸耳を上回る.
3.× 最高語音明瞭度が60~80%では日常会話は補聴器のみでほとんど理解可能だが,正確に聴取することは困難で,注意の集中が必要である.
4.× 聴力レベルが平均40dB程度で補聴器の適応となる.
5.○ 正しい.
〈第13回 ST国試 午前92〉
高度難聴児の補聴器装用後の聴性行動について,最も多く反応が観察されるのはどれか.
1.物の落下音
2.ドアの閉鎖音
3.自動車の通過音
4.犬の吠え声
5.人の呼び声
解答
1.× 物の落下音は70dBより大きいため高度難聴児の裸耳においても聴性行動が見られる.
2.× ドアの閉鎖音は70dBより大きいため高度難聴児の裸耳においても聴性行動が見られる.
3.× 自動車の通過音は70dBより大きいため高度難聴児の裸耳においても聴性行動が見られる.
4.× 犬の吠え声は70dBより大きいため高度難聴児の裸耳においても聴性行動が見られる.
5.○ 正しい.
〈第11回 ST国試 午前91〉
高度難聴児の発声行動で,補聴器装用後早期に最も多く観察されるのはどれか.
1.音声模倣
2.音調変化
3.規準性喃語
4.発声量の増加
5.音韻の種類の増加
解答
1.× 音声模倣は高度難聴児の補聴器装用後徐々に改善されてくる発声行動である.
2.× 音調変化は高度難聴児の補聴器装用後徐々に改善されてくる発声行動である.
3.× 規準性喃語は高度難聴児でも通常みられる発声行動である.
4.○ 正しい.
5.× 音韻の種類の増加は高度難聴児の補聴器装用後徐々に改善されてくる発声行動である.
〈第23回 ST国試 午後95〉
補聴器装用者の訴えと対応との組合せとして誤っているのはどれか.
1.自分の声がこもる. ――― ベントをあける.
2.エアコンの音がうるさい. ――― 雑音抑制機能を作動させる.
3.紙をめくる音がうるさい. ――― ダンパーを挿入する.
4.ハウリングする. ――― 高音の利得を下げる.
5.言葉がはっきり聞こえない. ――― 低音の利得を上げる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 言葉がはっきり聞こえない. ――― 高音の利得を上げる.
〈第26回 ST国試 午前94〉
48歳の男性.中等度感音難聴のため両耳にて補聴器装用中.事務所で仕事をしているが,背後にあるコピー機が稼働するとうるさくて窓口対応が困難になると訴える.適切でない対応はどれか.
1.ハウリングキャンセラーの設定を行う.
2.補聴器の指向性マイクロホン機能を設定する.
3.リモートマイクロホンを併用する.
4.窓口対応のために指さしで確認できるボードを用意する.
5.背後に吸音のパーティションを設置する.
解答
1.× 雑音抑制機能の設定を行う.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午後96〉
補聴器非装用の中等度加齢性難聴者に認知症の合併が疑われた.選択する検査はどれか.
1.VPTA(標準高次視知覚検査)
2.SPTA(標準高次動作性検査)
3.MMSE-J(精神状態短時間検査)
4.RCPM(レーブン色彩マトリックス検査)
5.HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)
解答
1.× VPTA(標準高次視知覚検査)は失認検査なので,認知症の合併が疑われた中等度加齢性難聴者には選択しない.
2.× SPTA(標準高次動作性検査)は失行検査なので,認知症の合併が疑われた中等度加齢性難聴者には選択しない.
3.× MMSE-J(精神状態短時間検査)は音声言語による質問を含んでいるため,難聴によるものか認知機能によるものか判別が困難なため選択しない.
4.○ 正しい.
5.× HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)は音声言語による質問を含んでいるため,難聴によるものか認知機能によるものか判別が困難なため選択しない.
〈第27回 ST国試 午前92〉
生後4か月の乳児.CORにて高度難聴と診断されている.補聴器装用指導において正しいのはどれか.2つ選べ.
1.補聴器装用は生後6か月まで待つ.
2.家族の理解を得て試聴を始める.
3.ABR/ASSRを使用して左右別の聴力を測定する.
4.耳あな型補聴器を選択する.
5.初期設定では目標利得を抑制せず大きな音を聞かせ反応を確認する.
解答
1.× 補聴器装用は生後6か月までに行う.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× ベビー型補聴器を選択する.
5.× 初期設定では目標利得を抑制した音を聞かせ反応を確認する.