5.発声発語・嚥下障害学 6)嚥下障害学 ⑧気管切開術

〈第25回 ST国試 午後86〉

気管切開について正しいのはどれか.3つ選べ. 
1.緊急時にのみ行う.
2.人工呼吸器に接続できる.
3.喀痰吸引が目的の一つである.
4.喉頭機能が正常ならバルブを用いて発声できる.
5.カフはカニューレを気管内に固定するために用いる.

解答

1.× 気管切開は呼吸困難時に行う.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× カフは誤嚥防止のために用いる.


〈第15回 ST国試 午前86〉

気管切開を受けた患者について一般的に正しいのはどれか. 
1.喉頭閉鎖時に声門下圧を陽圧に維持できない.
2.嚥下時の喉頭挙上が容易になる.
3.嚥下障害患者には側孔のあるカニューレは避ける.
4.嚥下障害患者にはカニューレの一方弁装置は避ける.
5.直接的嚥下訓練はカニューレのカフ圧を上げてから行う.

解答

1.○ 正しい.
2.× 気管切開を受けた患者はカニューレにより嚥下時の喉頭挙上に制限が生じる.
3.× 嚥下障害患者には側孔のあるカニューレを用いることができる.
4.× 嚥下障害患者にはカニューレの一方弁装置を用いることができる.
5.× 直接的嚥下訓練はカニューレのカフ圧を下げてから行う.


〈第21回 ST国試 午前86〉

気管切開を受けている嚥下障害患者について正しいのはどれか. 
1.発声はできない.
2.嚥下時の喉頭挙上が制限される.
3.カフ付きカニューレは飲食物の誤嚥を防止できる.
4.経口摂取が自立できるまで気管切開孔を閉鎖してはならない.
5.気管吸引は医師,歯科医師,および看護師のみが行うことができる.

解答

1.× 気管切開を受けても発声はできる.
2.○ 正しい.
3.× カフ付きカニューレは飲食物の誤嚥を防止はできない.
4.× 呼吸困難が回復するまで気管切開孔を閉鎖してはならない.
5.× 気管吸引は医師,歯科医師,および看護師,言語聴覚士も行うことができる.


〈第12回 ST国試 午前87〉

気管切開が嚥下機能に与える影響として誤っているのはどれか. 
1.喉頭挙上の制限
2.カフによる食道圧迫
3.気管感覚閾値の低下
4.声門下圧の低下
5.声門閉鎖反射閾値の上昇

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 気管感覚閾値の上昇が気管切開が嚥下機能に与える影響である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第23回 ST国試 午前87〉

気管切開が嚥下機能に与える影響として誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.声門下圧上昇
2.喉頭挙上制限
3.気道感覚閾値低下
4.カニューレのカフによる頸部食道圧迫
5.吸痰による嘔吐反射誘発

解答

1.× 気管切開の影響として声門下圧の低下がある.
2.○ 正しい.
3.× 気管切開の影響として気道感覚閾値の上昇がある.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第11回 ST国試 午後86〉

カフ付二筒式カニューレ装着例の摂食訓練時に適切でないのはどれか.2つ選べ. 
1.痰の吸引
2.内筒抜去
3.カフの完全脱気
4.小さじ使用
5.複数回嚥下

解答

1.○ 正しい.
2.× カフ付二筒式カニューレ装着例の摂食訓練時は内筒を挿入したまま実施する.
3.× カフ付二筒式カニューレ装着例の摂食訓練時は食道を圧迫しない程度にカフ圧を少し下げる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第27回 ST国試 午前77〉

音声訓練のために気管カニューレのカフを脱気している際に生じる問題はどれか. 
1.反回神経麻痺
2.気管の瘢痕狭窄
3.食道の通過障害
4.唾液の下気道流入
5.気管血膜の血流障害

解答

1.× 反回神経麻痺は気管カニューレのカフ圧が高すぎると生じる問題である.
2.× 気管の瘢痕狭窄は気管カニューレのカフ圧が高すぎると生じる問題である.
3.× 食道の通過障害は気管カニューレのカフ圧が高すぎると生じる問題である.
4.○ 正しい.
5.× 気管血膜の血流障害は気管カニューレのカフ圧が高すぎると生じる問題である.


〈第18回 ST国試 午後87〉

気管切開を受けた患者が図のカニューレを装着している.この患者にとって最も難しいのはどれか.

1.発声
2.口すすぎ
3.随意的な咳
4.ストローでの飲水
5.ロウソクの炎の吹き消し

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 一方弁付カニューレではストローでの飲水のような吸気動作が困難である.
5.○ 正しい.