〈第19回 ST国試 午後52〉
測定結果が理論から導かれる事実と矛盾しないことを示すのはどれか.
1.内的妥当性
2.外的妥当性
3.内容妥当性
4.基準関連妥当性
5.構成概念妥当性
解答
1.× 内的妥当性は従属変数の変化の原因が従属変数の操作に帰せられる度合いを示す.
2.× 外的妥当性は実験結果が当該の実験状況に限定されることなく一般化しうる度合いを示す.
3.× 内容妥当性はそのテストが測定しようとする内容をどの程度正しく測定しているかを示す.
4.× 基準関連妥当性は測定の対象としている内容に関連のある独立の他の外的基準とどの程度関連しているかを示す.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午前53〉
新しい記憶検査を作成し,ウェクスラ一記憶検査成績との相関を求めた.この分析で検討しているのはどれか.
1.内的整合性
2.内容的妥当性
3.再検査信頼性
4.基準関連妥当性
5.検査者間信頼性
解答
1.× 内的整合性は検査項目の均質の程度から検査の信頼性を示す.
2.× 内容的妥当性はその検査が測定しようとする内容をどの程度正しく測定しているかを示す.
3.× 再検査信頼性は被検者に同じ検査を2回実施し検査の信頼性を示す.
4.○ 正しい.
5.× 検査者間信頼性は複数の検査者の検査の一貫性を示す.
〈第22回 ST国試 午後53〉
正しいのはどれか.2つ選べ.
1.妥当性は測定を反復した際に同様な結果が得られる程度を表す.
2.信頼性は意図した内容を測定できている程度を表す.
3.内的一貫性は妥当性に関わる概念である.
4.測定の信頼性は高くても妥当性は低い場合がある.
5.クロンバックのα(アルファ)係数は信頼性の程度を測定する指標である.
解答
1.× 信頼性は測定を反復した際に同様な結果が得られる程度を表す.
2.× 妥当性は意図した内容を測定できている程度を表す.
3.× 内的一貫性は信頼性に関わる概念である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午前53〉
正しい組合せはどれか.2つ選べ.
1.ID(個人識別)番号 ――― 名義尺度
2.交互反復運動回数 ――― 順序尺度
3.反応時間 ――― 間隔尺度
4.セルシウス(摂氏・セ氏)温度 ――― 比率尺度
5.歩行距離 ――― 比率尺度
解答
1.○ 正しい.
2.× 交互反復運動回数 ――― 比率尺度
3.× 反応時間 ――― 比率尺度
4.× セルシウス(摂氏・セ氏)温度 ――― 間隔尺度
5.○ 正しい.
〈第22回 ST国試 午前54〉
順序尺度はどれか.2つ選べ.
1.ソーン(sone)尺度
2.会話明瞭度
3.GRABAS尺度
4.聴力レベル
5.カルテ番号
解答
1.× ソーン(sone)尺度は間隔尺度である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 聴力レベルは比率尺度である.
5.× カルテ番号は名義尺度である.
〈第23回 ST国試 午後53〉
尺度水準が異なる組合せはどれか.2つ選べ.
1.語音明瞭度 ――― 会話明瞭度
2.知能指数 ――― 発達指数
3.ソーン尺度 ――― メル尺度
4.バーセル指数 ――― 機能的自立度評価法
5.ラウドネスレベル(phon) ――― 音圧(Pa)
解答
1.○ 語音明瞭度:比率尺度 ――― 会話明瞭度:順序尺度
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ ラウドネスレベル(phon):間隔尺度 ――― 音圧(Pa):比率尺度
〈第17回 ST国試 午前52〉
正しいのはどれか.
1.質的評価より量的評価の方が客観性が高い.
2.名義尺度のデータに適用できる統計的仮説検定がある.
3.言語聴覚療法の評価で取り扱われるデータの多くは比率尺度である.
4.検査の標準化は後ろ向き(後方視的)研究によってなされる.
5.評価対象の機能回復がプラトーに達することを天井効果という.
解答
1.× 質的評価より量的評価の方が客観性が高いとはいえない.
2.○ 正しい.
3.× 言語聴覚療法の評価で取り扱われるデータの多くは順序尺度である.
4.× 検査の標準化は前向き(前方視的)研究によってなされる.
5.× 評価にあたって課題があまりにも簡単であると,成績が最高に達してしまい差が出なくなってしまい,適切な評価が難しくなってしまうことを天井効果という.
〈第17回 ST国試 午後53〉
正しいのはどれか.2つ選べ.
1.検査の妥当性は信頼性と相関する.
2.アルファ係数は信頼性係数の一種である.
3.検査の信頼性は同様な結果が再現される程度を表す.
4.検査者による行動観察は主観的評価法である.
5.コホートとは生年月日を同じくする人の集団をいう.
解答
1.× 検査の妥当性は信頼性と相関しない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 検査者による行動観察は客観的評価法である.
5.× コホートとは特定の要因に暴露した集団をいう.
〈第15回 ST国試 午前53〉
正しいのはどれか.2つ選べ.
1.折半法は信頼性を検証する方法である.
2.観察による評定が甘くなる傾向は天井効果と呼ばれる.
3.横断的研究では一定の研究対象者を継続的に追跡する.
4.過去の状況を現在の実態と関連づける研究は前方視研究である.
5.妥当性とは,尺度が測るべき概念を正しく測ることである.
解答
1.○ 正しい.
2.× 観察による評定が甘くなる傾向は寛大効果と呼ばれる.
3.× 縦断的研究が一定の研究対象者を継続的に追跡する.
4.× 過去の状況を現在の実態と関連づける研究は後方視研究である.
5.○ 正しい.
〈第14回 ST国試 午前53〉
統計について正しいのはどれか.
1.平均値は中央値のことである.
2.標準偏差は分布の範囲を表している.
3.「信頼性がある」とは測定に一貫性があるということである.
4.調べたい集団全体のことを標本という.
5.観察による評定が甘くなる傾向は天井効果と呼ばれる.
解答
1.× 平均値は代表値である.
2.× 標準偏差は平均からの分散を表している.
3.○ 正しい.
4.× 調べたい集団全体のことを母集団という.
5.× 観察による評定が甘くなる傾向は寛大効果と呼ばれる.
〈第13回 ST国試 午前52〉
正しいのはどれか.
1.A-B-A-B型の実験計画ではBがベースライン期にあたる.
2.ノンパラメトリック検定では標準偏差を求める.
3.F検定は間隔尺度に適用できる.
4.基準関連妥当性は反復測定の一致度を評価する.
5.相関係数は2事象間の因果関係を明らかにする.
解答
1.× A-B-A-B型の実験計画ではAがベースライン期にあたる.
2.× パラメトリック検定では標準偏差を求める.
3.○ 正しい.
4.× 信頼性が反復測定の一致度を評価する.
5.× 相関係数は2事象間の関係性を明らかにするのみで因果関係を意味しない.
〈第24回 ST国試 午後53〉
誤っているのはどれか.
1.観察対象集団で観察期間内に新たに疾病になった人の率を罹患率という.
2.ある一時点の観察対象集団で疾病を有する人の率を有病率という.
3.陽性・陰性の判定で境界域とされた人の率を偽陽性率という.
4.致命率は主に急性疾患の重症度を示すのに適する.
5.0歳児の平均余命を平均寿命という.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 陰性にも関わらず判定で陽性とされた人の率を偽陽性率という.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午前53〉
言語聴覚療法における評価・診断の概念について誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.測定とは検査得点を基準値と比較して判断することである.
2.評価とは対象のある特性を数量化することである.
3.診断とは診断結果,その他の情報を総合して障害の種類や発現メカニズムを明らかにすることである.
4.診断的治療とは診断が確定しないときに訓練・指導を試みて障害の特徴を明らかにすることである.
5.良い評価・診断の条件には妥当性・信頼性が高いことが含まれる.
解答
1.× 測定とは対象のある特性を数量化することである.
2.× 評価とは検査得点を基準値と比較して判断することである.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第16回 ST国試 午前51〉
誤っているのはどれか.
1.質問紙法は日常生活の実態を評価に反映させることができる.
2.観察法では自発的行動の生起頻度を測定できる.
3.テスト法の利点は客観性が高いことである.
4.タイム・サンプリング法では特定の行動の持続時間を記録する.
5.評定法では寛大効果が生じることがある.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× タイム・サンプリング法では特定の行動の頻度を記録する.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午前54〉
対象者をA群とB群とに分け,対象者にも検査者にもいずれの群に属するか知らせずにそれぞれ別の治療を行った.この研究法はどれか.
1.無作為化
2.サンプリング
3.盲検化
4.インフォームド・アセント
5.ケースシリーズ研究
解答
1.× 無作為化は対象者をランダムに振り分けて特定の偏りを除く方法である.
2.× サンプリングは母集団から対象者を抽出する方法である.
3.○ 正しい.
4.× インフォームド・アセントは法的無能力であるとみられる対象者に対して法的な資格のある代理人から同意を得ることである.
5.× ケースシリーズ研究はある疾患または同じ治療を受けた対象者の特徴を調べる方法で,対照群との比較は行わない.
〈第26回 ST国試 午後53〉
2000年,2005年,2010年に,ある小学校に入学した児童全員を対象に言語検査を5年間にわたり実施した.この研究法はどれか.
1.ランダム化比較試験
2.準実験
3.コホート研究
4.症例比較研究
5.相関研究
解答
1.× ランダム化比較試験は対象を無作為に割り付けて交絡因子を取り除く研究法である.
2.× 準実験は対照群を設けない,または設けても無作為に割り付けない研究法である.
3.○ 正しい.
4.× 症例比較研究は疾病などの罹患群と非罹患群に分けて特徴を比較する研究法である.
5.× 相関研究は変数間の関連性を分析する研究法である.
〈第21回 ST国試 午後53〉
エビデンスレベルが最も高い研究法はどれか.
1.症例研究
2.横断研究
3.相関研究
4.ランダム化比較試験
5.非ランダム化比較試験
解答
1.× 症例研究のエビデンスレベルはⅢである.
2.× 横断研究のエビデンスレベルはⅢである.
3.× 相関研究のエビデンスレベルはⅢである.
4.○ ランダム化比較試験のエビデンスレベルはⅠbである.
5.× 非ランダム化比較試験のエビデンスレベルはⅡaである.
〈第18回 ST国試 午前54〉
誤っているのはどれか.2つ選べ.
1.正規分布では平均値と中央値とは一致する.
2.分散はデータのバラツキ具合を表す.
3.標準偏差と偏差値は同義である.
4.ピアソンの積率相関係数は0から1の範囲をとる.
5.歪度はデータの分布の形を表す.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 標準偏差と偏差値は異なる.
4.× ピアソンの積率相関係数は-1から1の範囲をとる.
5.○ 正しい.
〈第12回 ST国試 午前53〉
適切なのはどれか.2つ選べ.
1.正規分布しない吃頻度データをノンパラメトリック検定で検討した.
2.指導法の効果を検証するために,指導効果に差がないことを帰無仮説とした.
3.単一症例で指導前後の失語指数の変化をχ²検定で検討した.
4.生活年齢と平均発話長との関連を因子分析で検討した.
5.知能指数で統制した自閉症児とダウン症児各3名の獲得語彙数をt検定で比較した.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 単一症例で指導前後の失語指数の変化をt検定で検討した.
4.× 生活年齢と平均発話長との関連を相関分析で検討した.
5.× 知能指数で統制した自閉症児とダウン症児各3名の獲得語彙数を分散分析で比較した.
〈第13回 ST国試 午後53〉
正しいのはどれか.
1.最頻値は正規化した標準得点である.
2.素点は標準偏差が10になるように変換されている.
3.分散は最大値と最小値との差である.
4.パーセンタイル順位が50である得点は中央値に等しい.
5.ヒストグラムは測定値が正規分布するよう構成する.
解答
1.× 最頻値は出現頻度の最も多い得点である.
2.× 平均は標準偏差が50になるように変換されている.
3.× 分散は平均からの散らばり具合を表す.
4.○ 正しい.
5.× ヒストグラムは測定値の分布であり正規分布するとは限らない.
〈第23回 ST国試 午前54〉
正しいのはどれか.
1.平均値は代表値の一種である.
2.最頻値は分布のばらつきの程度を表す.
3.標準化されていない臨床検査は用いるべきではない.
4.同一の対象者の偏差知能指数と知能偏差値の数値は一致する.
5.統計的仮説検定では,帰無仮説が棄却された場合に対立仮説が真であると証明される.
解答
1.○ 正しい.
2.× 分散は分布のばらつきの程度を表す.
3.× 標準化されていない臨床検査でも用いる.
4.× 同一の対象者の偏差知能指数と知能偏差値の数値は異なる.
5.× 統計的仮説検定では,帰無仮説が棄却された場合に対立仮説を採択する.
〈第18回 ST国試 午後53〉
2群の比較に平均値を用いるのが適切でないのはどれか.
1.GRABAS尺度の評価点
2.最長発声持続時間
3.肺活量
4.体温
5.知能指数
解答
1.× GRABAS尺度の評価点は順序尺度のため2群の比較に平均値を用いることができない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第24回 ST国試 午前54〉
1,000名に実施したスクリーニング検査で表に示す結果を得た.この場合の特異度はどれか.

2.17.0%(170÷1,000)
3.20.0%(20÷100)
4.83.0%(830÷1,000)
5.90.0%(810÷900)
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 特異度=(810÷900)=90.0%