第2章 神経筋障害作業療法学 (06)筋疾患 ①多発性筋炎(PM)・皮膚筋炎(DM)

〈第57回 OT国試 午前34〉

皮膚筋炎について正しいのはどれか. 
1.男性に多い.
2.胸腺腫を合併する.
3.赤沈は亢進しない.
4.嚥下障害はきたさない.
5.近位筋優位の筋力低下をきたす.

解答

1.× 女性に多い.
2.× 悪性腫瘍を合併する.
3.× 赤沈は亢進する.
4.× 嚥下障害をきたす.
5.○ 正しい.


〈第52回 OT国試 午前11〉

49歳の女性.多発性筋炎で入院中である.ステロイドによる寛解を認め,ベッドサイドでのリハビリテーションが開始された.この患者の運動負荷を調節する際に指標となる血液検査はどれか. 
1.総ビリルビン
2.クレアチニン
3.血中尿素窒素
4.クレアチンキナーゼ
5.アルカリフォスファターゼ

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 炎症マーカーであるクレアチンキナーゼを指標にする.
5.× 誤り.


〈第60回 OT国試 午後11〉

57歳の女性.右利き.5年前から多発性筋炎でステロイド治療中.約1か月前から四肢の脱力と易疲労性が著しく,多発性筋炎の増悪と診断された.嚥下機能は保たれている.スプーンの把持は可能だが,食事の途中で口まで運べなくなり介助を要する.この患者への対応で適切なのはどれか. 
1.BFOの使用を検討する.
2.利き手交換訓練をする.
3.スプーンの柄の形状を検討する.
4.上肢の使用を控えるよう指導する.
5.高負荷での上肢の筋力増強訓練をする.

解答

1.○ 正しい.
2.× 四肢の脱力と易疲労性が著しいので利き手交換訓練は適切でない.
3.× スプーンの把持が可能なので柄の形状はそのままで良い.
4.× 無理のない範囲で上肢の使用を指導する.
5.× 高負荷での上肢の筋力増強訓練は禁忌である.