6.聴覚障害学 1)小児聴覚障害学 ⑤検査・評価

〈第20回 ST国試 午前90〉

新生児聴覚スクリーニングについて正しいのはどれか. 
1.薬物による鎮静が必要である.
2.防音室でなくても検査可能である.
3.日本では法制化されている制度である.
4.片側のみ要精査の場合は精密検査機関に紹介しなくてよい.
5.耳音響放射によるスクリーニングは自動ABRより偽陽性が少ない.

解答

1.× 新生児聴覚スクリーニングは薬物による鎮静が必要でない.
2.○ 正しい.
3.× 新生児聴覚スクリーニングは日本では法制化されていない制度である.
4.× 新生児聴覚スクリーニングは片側のみ要精査でも精密検査機関を紹介する.
5.× 自動ABRによるスクリーニングは耳音響放射より偽陽性が少ない.


〈第17回 ST国試 午前90〉

新生児聴覚スクリーニングで正しいのはどれか. 
1.耳音響放射は自動ABRより偽陽性率が低い.
2.両側難聴のみ要精査とする.
3.法制化された制度である.
4.難聴と診断できない.
5.パスであった児は3歳児健康診査で聴力の評価は必要ない.

解答

1.× 自動ABRは耳音響放射より偽陽性率が低い.
2.× 新生児聴覚スクリーニングでは片側難聴でも要精査とする.
3.× 新生児聴覚スクリーニングは法制化されていない制度である.
4.○ 正しい.
5.× 新生児聴覚スクリーニング検査がパスであった児でも3歳児健康診査の聴力の評価が必要である.


〈第24回 ST国試 午前90〉

新生児聴覚スクリーニング検査について正しいのはどれか. 
1.左右別の評価はできない.
2.出生1か月後から実施する.
3.法的に実施が義務づけられている.
4.自動ABRでは聴力レベルが評価できる.
5.自動ABRはDPOAEよりも偽陽性が少ない.

解答

1.× 新生児聴覚スクリーニング検査は左右別の評価ができる.
2.× 新生児聴覚スクリーニング検査は出生後2日目以降から実施する.
3.× 新生児聴覚スクリーニング検査は法的に実施が義務づけられていない.
4.× 自動ABRは聴覚閾値検査でないので聴力レベルは評価できない.
5.○ 正しい.


〈第19回 ST国試 午後89〉

新生児聴覚スクリーニングについて正しいのはどれか. 
1.BOAの原理に基づく検査を行う.
2.生後3歳までの確定診断が推奨される.
3.要精査(リファー)となった児のほとんどに難聴が診断される.
4.先天性難聴のリスクが高い児のみ実施される.
5.ガスリー検査の一つとして行う.

解答

1.× 新生児聴覚スクリーニングはABRとOAEに由来する検査を行う.
2.○ 正しい.
3.× 新生児聴覚スクリーニングにおいて「両側」要精査例で約30%,「一側」要精査例で約50%程度が正常といわれている.
4.× 新生児聴覚スクリーニングは難聴の有無に関わらず新生児を対象に任意で実施される.
5.× ガスリー検査はアミノ酸血症をスクリーニングする検査法であり,新生児マススクリーニングの一つとして行われる.


〈第16回 ST国試 午前89〉

新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査について正しいのはどれか. 
1.自動ABRを3回まで実施する.
2.親子間の愛着が形成されてから結果を知らせる.
3.ABRの結果は髄鞘形成が確実になる満1歳以降にのみ信用できる.
4.ASSRの閾値の推定誤差は中等度難聴耳の方が健聴耳より小さい.
5.刺激音としてトーンピップを使うとABRで250Hzの聴力評価ができる.

解答

1.× 自動ABRがreferであった場合に退院時までにもう一度検査を実施する.
2.× 親子間の愛着は重要であるが柔軟に新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査について説明する.
3.× ABRの結果でpassであった場合はその段階で異常なしと判断できるがその後の聴覚の発達には注意する.
4.○ 正しい.
5.× 刺激音としてトーンピップを使うとABRで500~3,000Hzの聴力評価ができる.


〈第26回 ST国試 午前98〉

新生児聴覚スクリーニングにおける「1-3-6ルール」で「6」が表すのはどれか. 
1.スクリーニング検査の実施
2.人工内耳手術の実施
3.精密聴力検査の完了
4.障害認定の実施
5.療育の開始

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 「1-3-6ルール」は生後1か月までに新生児聴覚検査,3か月までに精密検査の実施,6か月までに療育開始である.


〈第23回 ST国試 午後92〉

新生児聴覚スクリーニングをパスしていた児が4歳時に難聴と診断された.考えられるのはどれか. 
1.耳硬化症
2.GJB2変異
3.前庭水管拡大症
4.トリーチャー・コリンズ症候群
5.先天性風疹症候群

解答

1.× 耳硬化症の好発年齢は成人なので考えにくい.
2.× GJB2変異は非進行性難聴なので考えにくい.
3.○ 正しい.
4.× トリーチャー・コリンズ症候群は新生児期から難聴がみられるので考えにくい.
5.× 先天性風疹症候群は非進行性難聴なので考えにくい.


〈第24回 ST国試 午前91〉

新生児聴覚スクリーニング検査でreferとなり,専門施設を受診した.保護者への説明として適切なのはどれか. 
1.お子さんが難聴だと,お仕事を続けるのは難しいですね.
2.難聴と断定するのは不確実なので,まず精密検査をしましょう.
3.難聴だとしても補聴器や人工内耳があり,全く心配いりませんよ.
4.次回に家族全員の聴力を検査しましょう.
5.ついでに遺伝子検査もしましょう.

解答

1.× 「お子さんが難聴だと,お仕事を続けるのは難しいですね.」は保護者への説明として不適切である.
2.○ 正しい.
3.× 「難聴だとしても補聴器や人工内耳があり,全く心配いりませんよ.」は保護者への説明として不適切である.
4.× 「次回に家族全員の聴力を検査しましょう.」は保護者への説明として不適切である.
5.× 「ついでに遺伝子検査もしましょう.」は保護者への説明として不適切である.


〈第14回 ST国試 午前89〉

自動ABRについて正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.ワーブルトーンで刺激する.
2.検査結果は自動解析される.
3.電極を装着して実施する.
4.生後3週から可能である.
5.睡眠導入剤が必要である.

解答

1.× 自動ABRはクリック音で刺激する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 自動ABRは生後2日以降に実施可能である.
5.× 自動ABRは睡眠導入剤の必要がない.


〈第13回 ST国試 午前89〉

自動ABRの再検査でreferの結果が得られた場合の適切な対応はどれか. 
1.ABRを実施する.
2.OAEを実施する.
3.BOAを実施する.
4.経過観察とする.
5.難聴と判定する.

解答

1.○ 自動ABRの再検査でreferの結果が得られた場合は精密検査を実施する.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第27回 ST国試 午後91〉

ASSR(聴性定常反応)で誤っているのはどれか.2つ選べ. 
1.小児には80HzASSRを用いる.
2.周波数別の閾値を評価できる.
3.低音域に比べて高音域の誤差は少ない.
4.刺激音はトーンバーストを用いる.
5.ABRに比べて検査時間を短縮できる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× ASSRの刺激音は純音の振幅や周波数を変調した音刺激を用いる.
5.× ASSRはABRに比べて検査時間が長い.


〈第16回 ST国試 午前90〉

母子保健法で聴覚検査が規定されているのはどれか.2つ選べ. 
1.6か月児健康診査
2.1歳6か月児健康診査
3.3歳児健康診査
4.5歳児健康診査
5.就学時健康診断

解答

1.× 母子保健法12条(義務)で聴覚検査が規定されているのは1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 母子保健法12条(義務)で聴覚検査が規定されているのは1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査である.
5.× 母子保健法12条(義務)で聴覚検査が規定されているのは1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査である.


〈第25回 ST国試 午後91〉

聴力検査が法制化されていないのはどれか. 
1.新生児聴覚スクリーニング
2.1歳6か月児健康診査
3.3歳児健康診査
4.学校健康診断
5.定期健康診断

解答

1.× 新生児聴覚スクリーニングは法制化されていない制度である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第14回 ST国試 午後89〉

先天性難聴の早期発見・対応と望ましい実施時期との組合せで誤っているのはどれか. 
1.聴覚スクリーニング検査 ――― 1か月齢以内
2.精密聴力検査 ――― 3か月齢以内
3.療育開始 ――― 6か月齢以内
4.補聴器装用開始 ――― 18か月齢
5.受話器による閾値測定 ――― 36か月齢

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 人工内耳装用開始 ――― 18か月齢
5.○ 正しい.


〈第18回 ST国試 午後89〉

乳幼児聴力検査について適切でないのはどれか. 
1.音場での検査音は震音を用いる.
2.検査前にラポールを形成する.
3.発達に従って検査法を決定する.
4.CORではスピーカーは左右45度の位置に置く.
5.暗騒音が50dBSPL(A)以下の室内で実施する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 乳幼児聴力検査は防音室か暗騒音が40dBSPL(C)以下の室内で実施する.


〈第12回 ST国試 午後89〉

乳幼児の聴覚検査で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.新生児聴覚スクリーニングではOAEより自動ABRの方が偽陽性が少ない.
2.クリック音刺激によるABRの閾値は500Hz以下の聴力をほとんど反映しない.
3.ろ紙法の遺伝子検査によって聴覚スクリーニングが可能である.
4.ASSRでは250Hzの聴力閾値を正確に評価できる.
5.健聴児のABRの閾値は生後3か月以内に正常化する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× ろ紙法の遺伝子検査によって聴覚スクリーニングは困難である.
4.× ASSRでは500・1,000・2,000・4,000HZの聴力閾値を評価できる.
5.× 健聴児のABRの閾値は胎生34週から正常化する.


〈第11回 ST国試 午後89〉

乳幼児の聴力評価に用いないのはどれか. 
1.モロー反射
2.BOA
3.COA
4.耳音響放射検査
5.ピープショウ検査

解答

1.× モロー反射は聴覚的発達を評価する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第21回 ST国試 午前90〉

音場での検査が含まれないのはどれか. 
1.純音聴力検査
2.語音聴力検査
3.視覚強化式聴力検査
4.条件詮索反応聴力検査
5.聴性行動反応聴力検査

解答

1.× 純音聴力検査は音場での検査を含まない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第19回 ST国試 午後90〉

聴覚閾値が測定できないのはどれか. 
1.自動ABR
2.COR
3.ASSR
4.VRA
5.遊戯聴力検査

解答

1.× 自動ABRは聴覚閾値検査でない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第16回 ST国試 午後89〉

片耳ずつ聴覚閾値を測定できないのはどれか.2つ選べ. 
1.遊戯聴力検査
2.視覚強化式聴力検査(VRA)
3.聴性定常反応検査(ASSR)
4.聴性行動反応聴力検査(BOA)
5.耳音響放射(OAE)

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 聴性行動反応聴力検査(BOA)は片耳ずつの測定は困難である.
5.× 耳音響放射(OAE)は聴覚閾値検査でない.


〈第26回 ST国試 午後92〉

非対称性聴力障害が想定される1歳の男児.片耳ずつの聴力を把握するのに適切でない検査はどれか.2つ選べ. 
1.ASSR
2.BOA
3.COR
4.OAE
5.VRA

解答

1.○ 正しい.
2.× BOAは片耳ずつの聴力検査は困難である.
3.× CORは片耳ずつの聴力検査は困難である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第25回 ST国試 午後90〉

聴性行動反応聴力検査(BOA)について正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.軽度難聴を検出できる.
2.左右別の聴力検査ができる.
3.条件反応を形成して行う.
4.楽器や音声などを使う.
5.生後0か月から実施できる.

解答

1.× 聴性行動反応聴力検査(BOA)は軽度難聴の検出は難しい.
2.× 聴性行動反応聴力検査(BOA)は左右別の聴力検査は困難である.
3.× 条件反応を形成して行うのは視覚強化式聴力検査(VRA),条件詮索反応聴力検査(OCR),ピープショウ検査や遊戯聴力検査である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第11回 ST国試 午前90〉

遊戯聴力検査で誤っているのはどれか. 
1.音が聞こえたら玩具などを移動するように条件づけを行う.
2.適応年齢は3歳以上の乳幼児である.
3.聴性行動反応検査用のスピーカシステムを用いる.
4.受話器を用いると左右耳の聴力を別々に検査できる.
5.検査音呈示の間隔を一定にする.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 遊戯聴力検査では検査音呈示の間隔を不規則にする.


〈第27回 ST国試 午後90〉

幼児聴覚検査に用いる数遊び法で誤っているのはどれか. 
1.検査者の習熟度によって結果が左右される.
2.検査の適応年齢は5歳以上である.
3.刺激音は下降法と上昇法とを用いて呈示する.
4.強化子としてビー玉などの玩具を用いる.
5.受話器装用によって片耳ずつの聴力閾値が測定できる.

解答

1.○ 正しい.
2.× 数遊び法の適応年齢は53歳以上である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第23回 ST国試 午前89〉

検査可能な条件として正しい組合せはどれか.3つ選べ. 
1.COR ――― 首がすわっている.
2.ピープショウ検査 ――― ボタンを押せる.
3.OAE ――― 泣いていない.
4.ABR ――― 体動が見られる.
5.ティンパノメトリー ――― 鼓膜に穿孔がある.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× ABR ――― 体動が見られない.
5.× ティンパノメトリー ――― 鼓膜に穿孔がない.


〈第22回 ST国試 午後90〉

聴力検査法と,検出できる病態との組合せで正しいのはどれか. 
1.ABR ――― 低音に限局する難聴
2.DPOAE ――― auditory neuropathy spectrum disorder
3.ASSR ――― 谷型難聴
4.純音聴力検査 ――― 聴覚情報処理障害
5.COR ――― 一側性難聴

解答

1.× ABR ――― 低周波数帯域の聴力推定困難
2.× DPOAE ――― auditory neuropathy spectrum disorderの検出困難
3.○ 正しい.
4.× 純音聴力検査 ――― 聴覚情報処理障害の検出困難
5.× COR ――― 片耳ずつの閾値測定困難


〈第12回 ST国試 午後91〉

聴覚障害児の評価で適切な組合せはどれか.2つ選べ. 
1.認知 ――― SRT
2.語彙 ――― PVT-R
3.聴覚 ――― IT-MAIS
4.読解 ――― WPPSI
5.構音 ――― ITPA

解答

1.× 語音 ――― SRT
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 知能 ――― WPPSI
5.× 言語 ――― ITPA


〈第14回 ST国試 午前90〉

8か月の女児.主訴は「呼んでも振り向かない」.聴覚検査法として適切なのはどれか.2つ選べ. 
1.条件詮索反応聴力検査
2.遊戯聴力検査
3.ピープショウ検査
4.純音聴力検査
5.聴性行動反応聴力検査

解答

1.○ 正しい.
2.× 遊戯聴力検査は3歳以降の適応のため8か月の女児の聴覚検査法として不適切である.
3.× ピープショウ検査は18か月以降の適応のため8か月の女児の聴覚検査法として不適切である.
4.× 純音聴力検査は就学後以降の適応のため8か月の女児の聴覚検査法として不適切である.
5.○ 正しい.


〈第22回 ST国試 午前90〉

1歳の男児.母親が呼んでも振り向かない.聴覚検査法として適切でないのはどれか. 
1.耳音響放射
2.遊戯聴力検査(プレイオージオメトリ)
3.視覚強化式聴力検査
4.聴性脳幹反応
5.条件詮索反応聴力検査

解答

1.○ 正しい.
2.× 遊戯聴力検査(プレイオージオメトリ)は3歳以降の適応のため1歳の男児の聴覚検査法として不適切である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第14回 ST国試 午後91〉

3歳の男児.主訴は「発音が不明瞭で聞き返しがある」.適切な検査はどれか.3つ選べ. 
1.構音検査
2.遊戯聴力検査
3.語音明瞭度検査
4.自記オージオメトリ
5.言語発達検査

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 語音明瞭度検査は就学後以降の適応のため3歳の男児の聴覚検査法として不適切である.
4.× 自記オージオメトリは就学後以降の適応のため3歳の男児の聴覚検査法として不適切である.
5.○ 正しい.


〈第17回 ST国試 午後91〉

3歳児の聴覚障害児に関する評価の項目で適切でないのはどれか. 
1.単音節語音の聴取能力
2.視覚触覚併用の効果
3.教育環境の騒音
4.聴覚障害の程度
5.補聴器・人工内耳による聴覚補償の有効性

解答

1.× 単音節語音の聴取能力は就学以降可能となる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第13回 ST国試 午前90〉

小学校入学前児.聞き返しがあり発音が不明瞭である.優先順位の低い検査はどれか. 
1.純音聴力検査
2.ティンパノメトリ
3.言語発達検査
4.視知覚検査
5.口腔内の形態と機能の検査

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 聞き返しがあり・発音不明瞭のため視知覚障害の疑いが低く検査の優先順位は低い.
5.○ 正しい.


〈第17回 ST国試 午後89〉

難聴を疑われた7歳児.会話域の平均聴力レベルが両側50dBであった.今後の方針決定に有用な検査はどれか.3つ選べ. 
1.内耳機能検査
2.耳音響放射
3.聴性脳幹反応
4.WISC-Ⅳ知能検査
5.アブミ骨筋反射

解答

1.× 難聴の疑いのため聴覚・認知のスクリーニング検査から実施する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 難聴の疑いのため聴覚・認知のスクリーニング検査から実施する.


〈第25回 ST国試 午前90〉

10歳の女児.難聴を主訴に受診した.眼科にて視野異常を指摘されている.純音聴力検査で最重度難聴を示したが,後ろから話しかけると適切に応答することができる.必要な検査はどれか. 
1.聴性脳幹反応検査
2.SISI検査
3.語音弁別検査
4.補聴器適合検査
5.UCL検査

解答

1.○ 正しい.
2.× 純音聴力検査で最重度難聴を示したが,後ろから話しかけると適切に応答することから他覚的聴力検査を実施する必要があり,SISI検査は適切でない.
3.× 純音聴力検査で最重度難聴を示したが,後ろから話しかけると適切に応答することから他覚的聴力検査を実施する必要があり,語音弁別検査は適切でない.
4.× 純音聴力検査で最重度難聴を示したが,後ろから話しかけると適切に応答することから補聴器適合検査は必要でない.
5.× 純音聴力検査で最重度難聴を示したが,後ろから話しかけると適切に応答することから他覚的聴力検査を実施する必要があり,UCL検査は適切でない.


〈第14回 ST国試 午前98〉

ことばが遅いが認知発達は正常な3歳児.ABR無反応であるが歪成分耳音響放射(DPOAE)は正常.この症例に該当する可能性が高いのはどれか.2つ選べ. 
1.純音での聴力検査の信頼性が低い.
2.語音聴取能が低い.
3.下丘以降の聴覚中枢伝導路に問題がある.
4.人工内耳は適応外である.
5.補聴器の効果は高い.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× ABR無反応・歪成分耳音響放射正常のため蝸牛神経以降の聴覚伝導路に問題がある.
4.× 歪成分耳音響放射正常のため人工内耳は適応となる.
5.× 後迷路性難聴が疑われるため補聴器の効果は低い.


〈第18回 ST国試 午後90〉

音にある程度反応する3歳児でABRが無反応の場合に考えられるのはどれか.2つ選べ. 
1.軽度難聴
2.低音障害型難聴
3.先天性真珠腫
4.Auditory neuropathy
5.高音急墜型難聴

解答

1.× 後迷路性難聴が疑われるため難聴の程度は中等度以上である.
2.× 低音障害型難聴がみられるのはメニエール症候群である.
3.× 先天性真珠腫では伝音難聴を呈するためABRに影響はみられない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.