〈第24回 ST国試 午前87〉
DSM-5における「小児期発症流暢障害(吃音)」の特徴に含まれないのはどれか.
1.音声と音節の繰り返し
2.子音と母音の音声の延長
3.単語がとぎれること
4.間投詞の出現
5.遠回しの言い方
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 間投詞の出現はDSM-Ⅳ-TRからDSM-5に改訂された段階で削除された.
5.○ 正しい.
〈第21回 ST国試 午前88〉
吃音について正しいのはどれか.
1.2~3歳児の発症率は男女差が少ない.
2.幼児期に構音障害を合併することは少ない.
3.就学までに自然治癒することは少ない.
4.思春期以降は社交不安障害を合併することは少ない.
5.成人になると吃音で悩むことは少ない.
解答
1.○ 正しい.
2.× 吃音は幼児期に構音障害を合併することが多い.
3.× 吃音は就学までに自然治癒することが多い..
4.× 吃音は思春期以降に社交不安障害を合併することが多い.
5.× 成人になると吃音で悩むことは多い.
〈第22回 ST国試 午後87〉
吃音について正しいのはどれか.3つ選べ.
1.発吃年齢は2~5歳が多い.
2.発達性吃音は適応効果を認める.
3.学童期の吃音の約80%は自然治癒する.
4.獲得性吃音は一貫性効果を認める.
5.成人吃音者では社交不安障害の合併が多い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 幼児期の吃音の約80%は自然治癒する.
4.× 発達性吃音は一貫性効果を認める.
5.○ 正しい.
〈第13回 ST国試 午前88〉
吃音について誤っているのはどれか.
1.小児期の発症が多い.
2.男女比は約8:1である.
3.家族性がある.
4.発症率は約5%である.
5.自然治癒がある.
解答
1.○ 正しい.
2.× 吃音の男女比は約3~5:1である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第14回 ST国試 午後87〉
吃音について正しいのはどれか.
1.幼児期は症状の変動が小さい.
2.メンタルリハーサル法は発話訓練を含む.
3.硬起声の発声訓練を行う.
4.発達性吃音は獲得性吃音より治癒率が高い.
5.獲得性吃音は聴覚遅延フィードバックで改善する.
解答
1.× 幼児期の吃音は症状の変動が大きい.
2.× 吃音のメンタルリハーサル法は発話訓練を含まない.
3.× 吃音では軟起声の発声訓練を行う.
4.○ 正しい.
5.× 獲得性吃音は聴覚遅延フィードバックの改善がない.
〈第11回 ST国試 午後87〉
吃音について正しいのはどれか.
1.原因不明の構音障害である.
2.学童期以降は発症しない.
3.遅延聴覚反応(DAF)を用いると発話速度が速くなる.
4.斉読で吃音頻度が減少する.
5.適応効果がない.
解答
1.× 発達性吃音は原因不明の非流暢性の障害である.
2.× 吃音は学童期以降にも発症する.
3.× 発達性吃音では遅延聴覚反応(DAF)を用いると吃の症状が軽減する.
4.○ 正しい.
5.× 発達性吃音には適応効果がある.
〈第18回 ST国試 午前87〉
発達性吃音について誤っているのはどれか.
1.音読で適応効果がみられる.
2.幼児では構音障害の合併率が高い.
3.女児の方が自然治癒率が高い.
4.発症率と有症率とが同程度である.
5.状況や場面によって症状が変動する.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 発達性吃音の発症率は約5%・有症率は約1%である.
5.○ 正しい.
〈第16回 ST国試 午前88〉
発達性吃音について誤っているのはどれか.
1.好発年齢は6歳前後である.
2.適応効果がある.
3.二次的症状を伴う.
4.進展がある.
5.課題による変動性がある.
解答
1.× 発達性吃音の好発年齢は2~5歳である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午後87〉
発達性吃音で正しいのはどれか.
1.適応性効果はない.
2.症状は語尾で生じない.
3.DAFで変化しない.
4.一貫性効果はない.
5.日や状況による変動性はない.
解答
1.× 発達性吃音は適応性効果がある.
2.○ 正しい.
3.× 発達性吃音はDAFで変化する.
4.× 発達性吃音一貫性効果がある.
5.× 発達性吃音日や状況による変動性がある.
〈第22回 ST国試 午前87〉
幼児期の吃音の特徴として正しいのはどれか.2つ選べ.
1.症状の出現頻度は変動しない.
2.話しにくさを自覚していない.
3.繰り返しの症状が多い.
4.女児は男児に比べ自然治癒率が高い.
5.随伴症状がみられない.
解答
1.× 幼児期の吃音は症状の出現頻度が変動する.
2.× 幼児期の吃音は話しにくさを自覚している.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 幼児期の吃音は随伴症状がみられる.
〈第12回 ST国試 午後87〉
獲得性吃音で正しいのはどれか.2つ選べ.
1.男女比は約8:1である.
2.発症は思春期以降である.
3.早口症とは異なる障害である.
4.治癒率は発達性吃音より低い.
5.DAFで改善する.
解答
1.× 獲得性吃音の男女比は約12:1である.
2.× 獲得性吃音の発症は青年期以降である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 獲得性吃音はDAFでの改善が少ない.
〈第11回 ST国試 午後88〉
獲得性吃音について正しいのはどれか.
1.非流暢性は特定の音に生じる.
2.復唱では吃症状が消失する.
3.マスキングで改善される.
4.発達性吃音に比べて治療率が高い.
5.吃音への不安はまれである.
解答
1.× 獲得性吃音の非流暢性は不特定の音に生じる.
2.× 獲得性吃音は復唱でも吃症状は消失しない.
3.× 獲得性吃音はマスキングでの改善が少ない.
4.× 獲得性吃音は発達性吃音に比べて治療率が低い.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午後87〉
獲得性吃音の特徴はどれか.
1.適応効果が高い.
2.予期不安がない.
3.環境要因の影響を受けやすい.
4.中枢神経系疾患には随伴しない.
5.心理的コンプレックスが生じやすい.
解答
1.× 獲得性吃音は適応効果が低い.
2.○ 正しい.
3.× 獲得性吃音は環境要因の影響を受けにくい.
4.× 獲得性吃音は中枢神経系疾患に随伴する.
5.× 獲得性吃音は心理的コンプレックスが生じにくい.
〈第21回 ST国試 午後87〉
クラタリングの特徴として誤っているのはどれか.
1.衝動的に発話速度が速くなる.
2.病識に乏しい.
3.構音が不明瞭になる.
4.緊張すると悪化する.
5.挿入や言い直しが多い.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× クラタリングは緊張場面の方が良好である.
5.○ 正しい.
〈第27回 ST国試 午前87〉
吃音・流暢性障害の症状はどれか.3つ選べ.
1.構音不明瞭
2.ジスキネジア
3.聴覚情報処理困難
4.次音への移行困難
5.語頭や語尾での音の繰り返し
解答
1.○ 正しい.
2.× ジスキネジアは運動過多性構音障害の原因疾患である.
3.× 聴覚情報処理困難は純音聴力検査では問題ないが聞き取りにくさのある症状である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第20回 ST国試 午前88〉
吃音中核症状でないのはどれか.3つ選べ.
1.挿入
2.回避
3.阻止(ブロック)
4.引き伸ばし
5.語句の繰り返し
解答
1.× 挿入はその他の非流暢性である.
2.× 回避は工夫・回避である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 語の繰り返しはその他の非流暢性である.
〈第15回 ST国試 午前88〉
吃音中核症状に含まれないのはどれか.2つ選べ.
1.挿入
2.阻止
3.引き伸ばし
4.音の繰り返し
5.語全体の繰り返し
解答
1.× 挿入はその他の非流暢性である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 語全体の繰り返しはその他の非流暢性である.
〈第11回 ST国試 午前88〉
吃音の中核症状でないのはどれか.2つ選べ.
1.音の繰り返し
2.音の引き伸ばし
3.挿入
4.語の繰り返し
5.ブロック
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 挿入はその他の非流暢性である.
4.× 語の繰り返しはその他の非流暢性である.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午前87〉
吃音の中核症状はどれか.2つ選べ.
1.声がかすれる.
2.発話速度が速い.
3.単語を繰り返す.
4.子音を引き伸ばす.
5.発話に力が入り,緊張性が高まる.
解答
1.× 声がかすれるはプロソディなどの変化症状である.
2.× 発話速度が速いはプロソディなどの変化症状である.
3.× 単語を繰り返すはその他の非流暢性である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第25回 ST国試 午前87〉
5歳の男児.「こんにちは」と発話した時の記録.吃音中核症状でないのはどれか.2つ選べ.
1.「えー.こんにちは」
2.「ここここんにちは」
3.「こーんにちは」
4.「こんこんこんにちは」
5.「こんにゅ.いや.こんにちは」
解答
1.× 「えー.こんにちは」はその他の非流暢性である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 「こんにゅ.いや.こんにちは」はその他の非流暢性である.
〈第22回 ST国試 午前88〉
吃音のある人が希望する職業(言語聴覚士)を尋ねられた.工夫・回避に該当しない返答はどれか.
1.「えーと,えーと,えーと,えーと,言語聴覚士です.」
2.「...わかりません.」
3.「げ...STです.」
4.「姉と同じ言語聴覚士です.」
5.「げ,げ,げ言語聴覚士です.」
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 「げ,げ,げ言語聴覚士です.」は吃音中核症状である.
〈第27回 ST国試 午後86〉
発語の際に出現する吃音の随伴症状はどれか.
1.手足を振る.
2.平静を装う.
3.視線を合わす.
4.顔を赤らめる.
5.ジェスチャーを使う.
解答
1.○ 吃音の随伴症状は呼吸器系や口腔顔面をはじめとした全身にみられる不必要な身体運動や緊張である.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第21回 ST国試 午前87〉
吃音の二次的症状でないのはどれか.
1.チック
2.随伴症状
3.予期不安
4.場面回避
5.情緒性反応
解答
1.× チックはDSM-5の神経発達症群/神経発達障害群のチック症群/チック障害群に含まれる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第26回 ST国試 午前88〉
吃音検査法第2版(2016年)に示されている吃音の進展段階で誤っているのはどれか.
1.第1層では吃ることに気づいている.
2.第2層では興奮時や速く話すときに吃音症状が出る.
3.第3層では解除反応,助走,延期を巧みに使う.
4.第4層では強い情緒性反応を示す.
5.第4層では語の置き換え以外の回避が加わる.
解答
1.× 吃音検査法第2版(2016年)に示されている吃音の進展段階第1層では吃ることに気づいていない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第19回 ST国試 午後87〉
吃音が進展していく過程でみられないのはどれか.
1.吃ることを常に気にする.
2.他の語で代用する.
3.緊張性が出現する.
4.随伴症状が出現する.
5.症状が阻止から引き伸ばしになる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 吃音が進展していく過程でみられるのは引き伸ばしから阻止である.
〈第23回 ST国試 午前88〉
進展段階第4層の吃音について正しいのはどれか.3つ選べ.
1.成人の吃音を指す.
2.吃音を恐れている.
3.繰り返しの症状は目立たない.
4.深刻な問題とみなしている.
5.発話訓練によって治癒する.
解答
1.× 進展段階第4層の吃音は重症化を指す.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 進展段階第4層の吃音は発話訓練によって改善する.
〈第24回 ST国試 午後87〉
吃音の進展段階の第4層に認められる情緒性反応はどれか.
1.自分の頰をたたきながら話す.
2.うまく話せないことを訴える.
3.吃音で悩んでいることを相談する.
4.不登校になる.
5.吃音症状を笑われてびっくりしている.
解答
1.× 吃音の進展段階の第2層から自分の頰をたたきながら話すなどの随伴症状が認められる.
2.× 吃音の進展段階の第4層から回避がみられるのでうまく話せないことは訴えない.
3.× 吃音の進展段階の第4層から回避がみられるので吃音で悩んでいることは相談しない.
4.○ 正しい.
5.× 吃音症状を笑われてびっくりしていることからまだ吃ることに気付いていないので,吃音の進展段階の第1層に認められる情緒性反応である.