3.高次脳機能障害学 1)高次脳機能障害の病巣と症状 ⑦視空間障害

〈第24回 ST国試 午前62〉

半側空間無視について正しいのはどれか. 
1.症状に対する病識があることが多い.
2.一側視野にある対象に気付かない.
3.左半球損傷による方が重症である.
4.行動観察から症状を見つけることは難しい.
5.聴覚や体性感覚刺激に対しても起こり得る.

解答

1.× 半側空間無視は症状に対する病識のあることが少ない.
2.× 一側視野にある対象に気付かないのは同名半盲である.
3.× 半側空間無視は右半球損傷による方が重症である.
4.× 半側空間無視は行動観察から症状を見つけることが容易である.
5.○ 正しい.


〈第23回 ST国試 午後63〉

半側空間無視について誤っているのはどれか. 
1.視線を固定したときだけ出現する.
2.皮質下病巣でも出現する.
3.病識の欠如や乏しさがある.
4.空間性失書を生じる.
5.失読を生じる.

解答

1.× 視線を固定したときだけ出現するのは同名半盲である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第21回 ST国試 午前63〉

左半側空間無視の症状でないのはどれか. 
1.左側から声を掛けても右を向き続ける.
2.トレイの左側にあるおかずを残す.
3.左手の麻痺を否定する.
4.右にばかり曲がり,迷う.
5.車椅子の左側のブレーキをかけ忘れる.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 左手の麻痺を否定するのは病態失認の症状である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第19回 ST国試 午前64〉

左半側空間無視と合併する頻度が高いのはどれか.2つ選べ. 
1.構成障害
2.相貌失認
3.物体失認
4.観念性失行
5.拮抗性失行

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 物体失認は左腹側後頭側頭ネットワークの損傷で生じるため,左半側空間無視と合併する頻度が低い.
4.× 観念性失行は左頭頂葉角回病変で生じるため,左半側空間無視と合併する頻度が低い.
5.× 拮抗性失行は脳梁病変で生じるため,左半側空間無視と合併する頻度が低い.