〈第51回 PT国試 午前37〉
切断と断端長の計測部位との組合せで正しいのはどれか.
1.上腕切断 ――― 上腕骨大結節から断端末
2.前腕切断 ――― 肘頭から断端末
3.大腿切断 ――― 坐骨結節から断端末
4.膝関節離断 ――― 大転子から断端末
5.下腿切断 ――― 膝蓋骨上縁から断端末
解答
1.× 上腕切断 ――― 腋窩から断端末[ISO規格]
2.× 前腕切断 ――― 上腕骨内側上顆から断端末[ISO規格]
3.○ 正しい.
4.× 膝関節離断 ――― 坐骨結節から断端末[ISO規格]
5.× 下腿切断 ――― 内側膝関節裂隙から断端末[ISO規格]
〈第54回 PT国試 午後33〉
断端の成熟度を確認するための断端周径計測で正しいのはどれか.
1.1か所で計測する.
2.下腿切断では最大膨隆部で計測する.
3.下腿切断では背臥位で計測する.
4.大腿切断では坐骨結節を基準に計測点を求める.
5.月に2回計測する.
解答
1.× 断端周径計測は複数箇所で計測する.
2.× 下腿切断では膝外側関節裂隙より断端先端まで5cm間隔で計測する.
3.× 下腿切断では立位で計測する.
4.○ 正しい.
5.× 断端周径計測は午前と午後の1日2回計測する.
〈第60回 PT国試 午後8〉
32歳の男性.交通事項で4週前に右大腿骨を図のように遠位部で切断した.今後,大腿義足を作製する.切断側の身体計測で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.断端最小前後径は大転子レベルで計測する.
3.大腿長は坐骨結節から断端末までの距離である.
4.大腿長は断端末の軟部組織を押し上げて計測する.
5.切断肢側の力源となる実質的な長さを確認するために機能的断端長を測定する.
解答
1.× 切断側の身体計測の測定肢位は立位とする.
2.× 断端最小前後径は最も細い部分で計測する.
3.○ 正しい.
4.× 大腿長は断端末の軟部組織を押し上げず,そのままの状態で計測する.
5.○ 正しい.