〈第60回 PT国試 午後35〉
末梢動脈疾患で正しいのはどれか.
1.女性に多い.
2.足関節上腕血圧比が高い.
3.間欠性跛行を呈することはない.
4.閉塞性動脈硬化症の頻度が低い.
5.下肢切断が必要になることがある.
解答
1.× 末梢動脈疾患は男性に多い.
2.× 末梢動脈疾患では足関節上腕血圧比が0.90以下である.
3.× 末梢動脈疾患では間欠性跛行を呈る.
4.× 末梢動脈疾患の大半は閉塞性動脈硬化症である.
5.○ 正しい.
〈第54回 PT国試 午前48〉
閉塞性動脈硬化症で正しいのはどれか.
1.冷感はない.
2.安静時痛はない.
3.しびれ感はない.
4.間欠性跛行は体幹前傾で改善する.
5.好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である.
解答
1.× 閉塞性動脈硬化症は冷感がある.
2.× 閉塞性動脈硬化症は安静時痛がある.
3.× 閉塞性動脈硬化症はしびれ感がある.
4.× 閉塞性動脈硬化症の間欠性跛行は体幹前傾で改善しない.
5.○ 正しい.
〈第57回 PT国試 午前25〉
閉塞性動脈硬化症の運動療法を行う場合,収集すべき医学情報として最も重要なのはどれか.
1.胸部CT
2.脊椎MRI
3.筋電図検査
4.足関節上腕血圧比
5.股関節を含む両下肢単純エックス線
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 下肢動脈狭窄・閉塞の評価である足関節上腕血圧比が最も重要である.
5.× 誤り.
〈第52回 PT国試 午前13〉
56歳の男性.閉塞動脈硬化症.半年前から左下腿から足部にかけて冷感と痛みが発現し,歩行距離も低下している.検査法と結果の組合せで正しいのはどれか.
1.立位体前屈 ――― 痛みの軽減
2.足背動脈の触診 ――― リズムの不整
3.足関節上腕血圧比 ――― 1.2以上
4.両下肢の下垂試験 ――― 感覚異常の出現
5.トレッドミル歩行 ――― 間欠性跛行の出現
解答
1.× 立位体前屈にて痛みが軽減するのは腰部脊柱管狭窄症である.
2.× 閉塞動脈硬化症では足背動脈の拍動減弱がみられる.
3.× 閉塞動脈硬化症では足関節上腕血圧比は0.9以下となる.
4.× 両下肢の下垂試験では充血がみられる.
5.○ 正しい.
〈第51回 PT国試 午後18〉
50歳の男性.閉塞性動脈硬化症.300m程度の歩行ごとに下肢の痛みのために5~6分の休息をとる.座位や立位時に痛むことはない.理学療法で適切なのはどれか.
1.寒冷療法
2.極超短波療法
3.トレッドミル歩行練習
4.PNFによる最大抵抗運動
5.弾性ストッキングによる圧迫療法
解答
1.× 閉塞性動脈硬化症の理学療法は温熱療法が基本となる.
2.× 閉塞性動脈硬化症において極超短波療法は禁忌である.
3.○ 正しい.
4.× 閉塞性動脈硬化症の理学療法は歩行中心であり,PNFによる最大抵抗運動は効果が期待できない.
5.× 弾性ストッキングによる圧迫療法は深部静脈血栓症予防で適応となる.
〈第61回 PT国試 午前14〉
60歳の男性.末梢動脈疾患.Fontaine分類Ⅱ度.連続歩行距離が低下しているが,歩行時以外の疼痛はなく,足部の変形は見られない.この患者の連続歩行能力改善に最も適切な理学療法はどれか.
1.寒冷療法
2.足底挿板作製
3.トレッドミル歩行練習
4.コンプレッションポンプ
5.下肢他動的関節可動域運動
解答
1.× 慢性動脈閉塞症の理学療法は温熱療法が基本となる.
2.× 足部の変形が見られていないので足底挿板作製は連続歩行能力改善に至らない.
3.○ 正しい.
4.× Fontaine分類Ⅱ度,歩行時に疼痛がみられていることから動脈の狭窄・閉塞による虚血が考えられるのでコンプレッションポンプは禁忌である.
5.× 連続歩行距離の低下は動脈の狭窄・閉塞による虚血によるものなので,下肢他動的関節可動域運動は適切でない.