〈第60回 PT国試 午前16〉
70歳の男性.COVID-19による肺炎で入院し,マスクで酸素10L/分を投与している.PaO₂は背臥位では60mmHgであったのに対して腹臥位では100mmHgに改善した.PaO₂の改善に最も多く影響した影響はどれか.
1.肺拡散能
2.換気血流比
3.解剖学的死腔
4.肺動静脈奇形
5.吸入気酸素濃度
解答
1.× 肺拡散能は体位によって変化しない.
2.○ 腹臥位で換気と血流のバランスが良くなり酸素化が改善したと考える.
3.× 解剖学的死腔は気道構造に依存しており,体位によって変化しない.
4.× 肺動静脈奇形は構造的な異常であり,体位によって影響しない.
5.× 吸入気酸素濃度は変えていないため影響しない.
〈第58回 PT国試 午前44〉
呼吸性アシドーシスはどれか.

2.pH:7.40 PCO₂:25mmHg HCO₃⁻:15mEq/L
3.pH:7.25 PCO₂:55mmHg HCO₃⁻:30mEq/L
4.pH:7.35 PCO₂:40mmHg HCO₃⁻:30mEq/L
5.pH:7.45 PCO₂:45mmHg HCO₃⁻:35mEq/L
解答
1.× 代謝性アシドーシスではpH<7.35でHCO₃⁻低下とPaCO₂の代償性低下がみられる.
2.× 誤り.
3.○ 呼吸性アシドーシスではpH<7.35でPaCO₂上昇とHCO₃⁻の代償性上昇がみられる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第52回 PT国試 午前3〉
動脈血ガスの結果を表に示す.正しいのはどれか.

2.代謝性アルカローシス
3.共用基準範囲
4.代謝性アシドーシス
5.呼吸性アルカローシス
解答
1.× 呼吸性アシドーシスではpH<7.35でPaCO₂上昇とHCO₃⁻の代償性上昇がみられる.
2.× 代謝性アルカローシスではpH>7.45でHCO₃⁻上昇とPaCO₂の代償性上昇がみられる.
3.× 共用基準範囲はpH:7.4(7.35~7.45),PaCO₂:40(35~45)mmHg,PaO₂:80~100mmHg,HCO₃⁻:24(22~26)mEq/Lである.
4.× 代謝性アシドーシスではpH<7.35でHCO₃⁻低下とPaCO₂の代償性低下がみられる.
5.○ 正しい.
〈第56回 PT国試 午前19〉
呼吸機能検査,血液ガス検査の結果を示す.この結果の解釈として正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肺胞低換気
3.呼吸性アルカローシス
4.拡散障害による高二酸化炭素血症
5.肺コンプライアンスの低下による拘束性換気障害
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ pH7.45以上かつPaO₂35Torr以下より,呼吸性アルカローシスであると考える.
4.× 誤り.
5.○ %VC80%以下,FEV1%70%以上,静肺コンプライアンス低値であることから,肺コンプライアンスの低下による拘束性換気障害であると考える.
〈第53回 PT国試 午後34〉
動脈血ガス分析結果がpH7.32,PaCO₂33Torr,PaO₂83Torr,HCO₃⁻17mEq/Lである場合に予想される呼吸様式はどれか.
1.徐呼吸
2.頻呼吸
3.無呼吸
4.Kussmaul呼吸
5.Cheyne-Stokes呼吸
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 動脈血ガス分析結果より代謝性アシドーシスを呈しているため,呼吸性代償としてKussmaul呼吸がみられる.
5.× 誤り.
〈第42回 PT国試 午前92〉
呼吸機能評価で臨床上問題になるのはどれか.
1.1秒率:90%
2.PaO₂:90mmHg
3.PaCO₂:60mmHg
4.動脈血pH:7.4
5.1回換気量:500ml
解答
1.○ 1秒率の正常値:70%以上
2.○ PaO₂の正常値:80~100mmHg
3.× PaCO₂の正常値:35~45mmHg
4.○ 動脈血pHの正常値:7.4±0.05(7.35~7.45)
5.○ 1回換気量の正常値:500ml
〈第48回 PT国試 午前46〉
動脈血ガス分析の結果でI型呼吸不全はどれか.
1.PaO₂ 70Torr,PaCO₂ 40Torr
2.PaO₂ 70Torr,PaCO₂ 50Torr
3.PaO₂ 50Torr,PaCO₂ 40Torr
4.PaO₂ 50Torr,PaCO₂ 50Torr
5.PaO₂ 50Torr,PaCO₂ 60Torr
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 呼吸不全の定義はPaO₂が60Torr以下であり,加えてPaCO₂が45Torr未満をⅠ型呼吸不全と分類する.
4.× 誤り.
5.× 誤り.