第1章 脳血管障害理学療法学 (03)脳卒中片麻痺の治療 ⑦CI療法

〈第51回 PT国試 午後24〉

脳卒中片麻痺の上肢に対するCI療法〈constraint-induced movement therapy〉で正しいのはどれか. 
1.非麻痺側上肢を拘束する.
2.理学療法士の近位監視下で行う.
3.疼痛が少しでもあれば適応とならない.
4.他動的関節可動域運動を長時間行う方法である.
5.患側手指がBrunnstrom法ステージⅡで適応となる.

解答

1.○ 正しい.
2.× CI療法は1日2~6時間プログラムを実施するため,理学療法士の近位監視下でなく自主訓練で行うことが多い.
3.× CI療法は軽度の疼痛であれば適応となる.
4.× CI療法は非麻痺側上肢を拘束条件下で長時間,麻痺肢の使用を促す方法である.
5.× CI療法は手関節が随意的に20°以上伸展できること,Ⅰ指~Ⅲ指が随意的に10°以上伸展できることが適応基準であるため,患側手指がBrunnstrom法ステージⅡは適応外となる.


〈第45回 PT国試 午後29〉

脳卒中による片麻痺の上肢に対するCI療法(constraint-induced movement therapy)で正しいのはどれか. 
1.健側上肢を拘束する.
2.慢性期例は適応とならない.
3.理学療法士の近位監視下で行う.
4.他動的関節可動域訓練を長時間行う方法である.
5.患側手指がBrunnstrom法ステージⅡで適応となる.

解答

1.○ 正しい.
2.× CI療法は歩行,セルフケアが自立していることが条件とされており,慢性期例も適応となる.
3.× CI療法は1日2~6時間プログラムを実施するため,理学療法士の近位監視下でなく自主訓練で行うことが多い.
4.× CI療法は非麻痺側上肢を拘束条件下で長時間,麻痺肢の使用を促す方法である.
5.× CI療法は手関節が随意的に20°以上伸展できること,Ⅰ指~Ⅲ指が随意的に10°以上伸展できることが適応基準であるため,患側手指がBrunnstrom法ステージⅡは適応外となる.


〈第43回 PT国試 午前65〉

脳卒中の麻痺肢の使用促進を目的とする治療はどれか. 
1.SI(Sensory Integration)
2.CI療法(Constraint Induced Movement Therapy)
3.CPM(Continuous Passive Motion)
4.TENS(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation)
5.Frenkel体操

解答

1.× SI(Sensory Integration:感覚統合療法)とは子どもの学習,行動,情緒あるいは社会的発達を脳における感覚間の統合という視点で分析し,治療的介入を行うもので,対象となる障害はLD(学習障害)や自閉症などの発達障害が中心となる.
2.○ 正しい.
3.× CPM(Continuous Passive Motion)は膝・肩・肘などの関節手術後に用いられる持続的他動運動装置で,疼痛を感じさせないほどの極めてゆっくりした速さで関節を動かすものである.
4.× TENS(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation;経皮的電気神経刺激)は疼痛軽減を目的として体表面上から神経に電気刺激を加える治療法である.
5.× Frenkel体操は視覚を用いて代償的にフィードバック能力を高め協調性を改善しようとする協調性運動障害に対する運動療法である.