第1章 理学療法評価学 (01)関節可動域測定 ②一般問題

〈第50回 PT国試 午後21〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と基本軸の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.肩甲帯挙上 ――― 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線
2.肩外転 ――― 両側の肩峰を結んだ線への垂直線
3.前腕回内 ――― 橈骨
4.膝屈曲 ――― 大腿骨
5.足部内がえし ――― 下腿軸への垂直線

解答

1.× 肩甲帯挙上 ――― 両側の肩峰を結ぶ線
2.× 肩外転 ――― 肩峰を通る床への垂直線
3.× 前腕回内 ――― 上腕骨
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第44回 PT国試 午前46〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における測定部位と基本軸との組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.股関節外転 ――― 両側の上前腸骨棘を結ぶ線
2.股関節外旋 ――― 両側の腸骨稜を結ぶ線
3.胸腰部屈曲 ――― 仙骨後面
4.胸腰部回旋 ――― 両側の上後腸骨棘を結ぶ線
5.胸腰部側屈 ――― 両側の下後腸骨棘を結ぶ線

解答

1.× 股関節外転 ――― 両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線
2.× 股関節外旋 ――― 膝蓋骨より下ろした垂直線
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 胸腰部側屈 ――― ヤコビー線の中点にたてた垂直線


〈第49回 PT国試 午後22〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で垂直線を基準に用いるのはどれか.2つ選べ. 
1.肩屈曲
2.肘屈曲
3.股内旋
4.膝屈曲
5.頸部側屈

解答

1.○ 正しい.
2.× 肘屈曲の基本軸は上腕骨である.
3.○ 正しい.
4.× 膝屈曲の基本軸は大腿骨である.
5.× 頸部側屈の基本軸は第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線である.


〈第45回 PT国試 午前22〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で後上腸骨棘が基本軸に含まれるのはどれか. 
1.胸腰部屈曲
2.胸腰部回旋
3.胸腰部側屈
4.股関節伸展
5.股関節外転

解答

1.× 胸腰部屈曲の基本軸は仙骨後面である.
2.○ 正しい.
3.× 胸腰部側屈の基本軸はヤコビー線の中点にたてた垂直線である.
4.× 股関節伸展の基本軸は体幹との平行線である.
5.× 股関節外転の基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線である.


〈第51回 PT国試 午前21〉

関節可動域測定時の足部の内転の基本軸はどれか. 
1.第1中足骨の中央線
2.第1中足骨と第2中足骨との間の中央線
3.第2中足骨の中央線
4.第2中足骨と第3中足骨との間の中央線
5.第3中足骨の中央線

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第44回 PT国試 午前45〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で基本軸の骨指標に肩峰が含まれないのはどれか. 
1.肩甲帯屈曲
2.肩関節屈曲
3.肩関節外転
4.肩関節外旋
5.肩関節水平屈曲

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 肩関節外旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線である.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試 午前22〉

母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で基本軸が第1中手骨であるのはどれか. 
1.対立
2.橈側外転
3.掌側外転
4.IP関節屈曲
5.MCP関節屈曲

解答

1.× 対立は母指先端と小指基部(または先端)との距離(cm)を測定する.
2.× 橈側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上)である.
3.× 掌側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上)である.
4.× IP関節屈曲の基本軸は第1基節骨である.
5.○ 正しい.


〈第47回 PT国試 午前23〉

母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で第1中手骨が基本軸であるのはどれか. 
1.橈側外転
2.尺側内転
3.掌側外転
4.屈曲(MCP 関節)
5.伸展(IP 関節)

解答

1.× 橈側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上)である.
2.× 尺側内転の基本軸は示指(橈骨の延長上)である.
3.× 掌側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上)である.
4.○ 正しい.
5.× 伸展(IP 関節)の基本軸は第1基節骨である.


〈第54回 PT国試 午前24〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で足部の内がえしを測定する.基本軸と移動軸の組合せで正しいのはどれか. 
1.下腿軸への垂直線 ――― 足底面
2.下腿軸への垂直線 ――― 足背面
3.腓骨への垂直線 ――― 足底面
4.腓骨への垂直線 ――― 足背面
5.腓骨への垂直線 ――― 第5中足骨

解答

1.○ 正しい.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第52回 PT国試 午後27〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)において,基本軸または移動軸が橈骨であるのはどれか.2つ選べ. 
1.肩外旋
2.肩屈曲
3.肘伸展
4.手背屈
5.前腕回内

解答

1.× 肩外旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線,移動軸は尺骨である.
2.× 肩屈曲の基本軸は肩峰を通る床への垂直線,移動軸は上腕骨である.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 前腕回内の基本軸は上腕骨,移動軸は手指を伸展した手掌面である.


〈第49回 PT国試 午後21〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で部位・運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.肩内旋 ――― 尺骨
2.肩水平屈曲 ――― 橈骨
3.肘伸展 ――― 橈骨
4.手屈曲(掌屈) ――― 第3中手骨
5.手尺屈 ――― 第2中手骨

解答

1.○ 正しい.
2.× 肩水平屈曲 ――― 上腕骨
3.○ 正しい.
4.× 手屈曲(掌屈) ――― 第2中手骨
5.× 手尺屈 ――― 第3中手骨


〈第58回 PT国試 午前28〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で測定する運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか. 
1.股屈曲・伸展 ――― 大腿骨
2.股外転・内転 ――― 下腿中央線
3.膝屈曲・伸展 ――― 脛骨
4.足背屈・底屈 ――― 第1中足骨
5.足部外転・内転 ――― 第2・3中足骨の間の中央線

解答

1.○ 正しい.
2.× 股外転・内転 ――― 大腿中央線
3.× 膝屈曲・伸展 ――― 腓骨
4.× 足背屈・底屈 ――― 足底面(第5中足骨)
5.× 足部外転・内転 ――― 第1・2中足骨の間の中央線


〈第46回 PT国試 午前22〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で第7頸椎棘突起が移動軸に含まれるのはどれか. 
1.頸部屈曲
2.頸部側屈
3.肩甲帯挙上
4.胸腰部側屈
5.胸腰部屈曲

解答

1.× 頸部屈曲の移動軸は外耳孔と頭頂を結ぶ線である.
2.○ 正しい.
3.× 肩甲帯挙上の移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線である.
4.× 胸腰部側屈の移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である.
5.× 胸腰部屈曲の移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である.


〈第41回 PT国試 午前44〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか. 
1.足関節背屈 ――― 第5中足骨
2.頸部回旋 ――― 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3.頸部屈曲 ――― 外耳孔と頭頂を結ぶ線
4.前腕回外 ――― 手指を伸展して手背面
5.股関節屈曲 ――― 大腿骨

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 前腕回外 ――― 手指を伸展して手掌面
5.○ 正しい.


〈第60回 PT国試 午後28〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)に基づく関節角度測定の運動方向と参考可動域角度の組合せで正しいのはどれか. 
1.頸部屈曲 ――― 80度
2.胸腰部屈曲 ――― 45度
3.肩伸展 ――― 30度
4.股外転 ――― 25度
5.足屈曲(底屈) ――― 60度

解答

1.× 頸部屈曲 ――― 60度
2.○ 正しい.
3.× 肩伸展 ――― 50度
4.× 股外転 ――― 45度
5.× 足屈曲(底屈) ――― 45度


〈第50回 PT国試 午前21〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と参考可動域の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.肩伸展 ――― 60°
2.手橈屈 ――― 25°
3.肘伸展 ――― 10°
4.肩外旋 ――― 80°
5.肩甲帯伸展 ――― 20°

解答

1.× 肩伸展 ――― 50°
2.○ 正しい.
3.× 肘伸展 ――― 5°
4.× 肩外旋 ――― 60°
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試 午後23〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における伸展角度の参考可動域角度で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.頸部:50°
2.肩関節:30°
3.肘関節:0°
4.股関節:15°
5.足関節:10°

解答

1.○ 正しい.
2.× 肩関節伸展:50°
3.× 肘関節伸展:5°
4.○ 正しい.
5.× 足関節伸展(背屈):20°


〈第42回 PT国試 午前43〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における伸展角度の参考可動域で正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.頸部:50°
2.肩関節:30°
3.肘関節:0°
4.股関節:15°
5.足関節:10°

解答

1.○ 正しい.
2.× 肩関節伸展:50°
3.× 肘関節伸展:5°
4.○ 正しい.
5.× 足関節伸展(背屈):20°


〈第55回 PT国試 午前26〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における股関節の参考可動域角度で正しいのはどれか. 
1.外旋:20°
2.外転:20°
3.屈曲:110°
4.伸展:15°
5.内旋:20°

解答

1.× 外旋:45°
2.× 外転:45°
3.× 屈曲:125°
4.○ 正しい.
5.× 内旋:45°


〈第58回 PT国試 午前31〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で,足・足部の参考可動域角度が30°である運動方向はどれか. 
1.外転
2.内転
3.内がえし
4.外がえし
5.背屈(伸展)

解答

1.× 足部外転の参考可動域角度は10°である.
2.× 足部内転の参考可動域角度は20°である.
3.○ 正しい.
4.× 足部外がえしの参考可動域角度は20°である.
5.× 足関節背屈(伸展)の参考可動域角度は20°である.


〈第49回 PT国試 午前22〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で参考可動域角度が10°とされているのはどれか.2つ選べ. 
1.肩甲帯屈曲
2.肩甲帯引下げ
3.股伸展
4.足部外転
5.足部外がえし

解答

1.× 肩甲帯屈曲の参考可動域角度は20°である.
2.○ 正しい.
3.× 股伸展の参考可動域角度は15°である.
4.○ 正しい.
5.× 足部外がえしの参考可動域角度は20°である.


〈第57回 PT国試 午前26〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における参考可動域角度が最も大きいのはどれか. 
1.頸部屈曲
2.肩内旋
3.肩甲帯屈曲
4.母指橈側外転
5.股内旋

解答

1.× 頸部屈曲の参考可動域角度は60°である.
2.○ 正しい.
3.× 肩甲帯屈曲の参考可動域角度は20°である.
4.× 母指橈側外転の参考可動域角度は60°である.
5.× 股内旋の参考可動域角度は45°である.


〈第57回 PT国試 午後26〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における運動方向と代償運動の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.肩外旋 ――― 体幹側屈
2.肩外転 ――― 体幹回旋
3.肩屈曲 ――― 体幹伸展
4.股屈曲 ――― 骨盤後傾
5.股伸展 ――― 骨盤側方傾斜

解答

1.× 肩外旋 ――― 体幹回旋
2.× 肩外転 ――― 体幹側屈
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 股伸展 ――― 骨盤回旋


〈第51回 PT国試 午後21〉

前腕回外の関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか. 
1.基本肢位は手掌面が水平面にある肢位とする.
2.参考可動域は手関節屈曲角度と同じである.
3.最終域で肩関節内旋運動が出現する.
4.最終域感は骨性である.
5.基本軸は尺骨とする.

解答

1.× 前腕回外の基本肢位は手掌面が矢状面にある肢位とする.
2.○ 正しい.
3.× 前腕回外の最終域で肩関節外旋運動が出現する.
4.× 前腕回外の最終域感は結合組織性である.
5.× 前腕回外の基本軸は上腕骨とする.


〈第59回 PT国試 午前27〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)に基づく下肢の関節可動域の測定法の原則で正しいのはどれか. 
1.足指では底側に角時計を当てる.
2.足部の外がえしは膝関節伸展位で行う.
3.足関節では足底への動きが伸展である.
4.足部の回内・外転・背屈の複合した動きは内がえしである.
5.外反・内反という用語は足部の変形を意味するので使用しない.

解答

1.× 足指では背側に角時計を当てる.
2.× 足部の外がえしは膝関節屈曲位で行う.
3.× 足関節では足底への動きが屈曲である.
4.× 足部の回内・外転・背屈の複合した動きは外がえしである.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試 午後22〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における顎関節計測で正しいのはどれか. 
1.矢状面で顎関節を通る床への垂直線と下顎骨中央線のなす角
2.矢状面でフランクフルト線と下顎骨中央線のなす角
3.矢状面で上顎骨中央線と下顎骨中央線のなす角
4.上顎の正中線で上歯と下歯の先端との距離
5.オトガイ隆起と胸骨切痕との距離

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 正しい.
5.× 誤り.


〈第56回 PT国試 午前29〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で矢状面上の角度を測定するのはどれか.2つ選べ. 
1.肩伸展
2.手尺屈
3.股外転
4.膝屈曲
5.胸腰部回旋

解答

1.○ 正しい.
2.× 手尺屈は水平面上の角度を測定する.
3.× 股外転は前額面上の角度を測定する.
4.○ 正しい.
5.× 胸腰部回旋は水平面上の角度を測定する.


〈第53回 PT国試 午前26〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で前額面上の角度を測定するのはどれか. 
1.肩甲帯挙上
2.肩内旋
3.膝伸展
4.頸部屈曲
5.胸腰部回旋

解答

1.○ 正しい.
2.× 肩内旋は水平面上の角度を測定する.
3.× 膝伸展は矢状面上の角度を測定する.
4.× 頸部屈曲は矢状面上の角度を測定する.
5.× 胸腰部回旋は水平面上の角度を測定する.


〈第49回 PT国試 午前21〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で,立位または座位で頭上から投影して測定するのはどれか.2つ選べ. 
1.肩甲帯伸展
2.肩伸展(後方挙上)
3.肩水平屈曲
4.肘屈曲
5.前腕回内

解答

1.○ 正しい.
2.× 肩伸展(後方挙上)は立位または座位で上肢外側から測定する.
3.○ 正しい.
4.× 肘屈曲は上肢外側から測定する.
5.× 前腕回内は前方(指先側)から測定する.


〈第48回 PT国試 午前23〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で測定開始肢位が座位に指定されているのはどれか.2つ選べ. 
1.股関節外転
2.股関節屈曲
3.股関節外旋
4.膝関節屈曲
5.足部内がえし

解答

1.× 股関節外転は測定開始肢位が背臥位に指定されている.
2.× 股関節屈曲は測定開始肢位が背臥位に指定されている.
3.× 股関節外旋は測定開始肢位が背臥位に指定されている.
4.× 膝関節屈曲は測定開始肢位の指定がない.
5.× 足部内がえしは測定開始肢位の指定がない.


〈第45回 PT国試 午後21〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で測定肢位の指定に立位が含まれていないのはどれか.2つ選べ. 
1.肩関節屈曲
2.肘関節屈曲
3.頸部屈曲
4.頸部側屈
5.胸腰部側屈

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 頸部屈曲は測定肢位が原則として腰かけ座位に指定されている.
4.× 頸部側屈は測定肢位が腰かけ座位に指定されている.
5.○ 正しい.


〈第47回 PT国試 午後23〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)において前腕回内位で測定するのはどれか. 
1.肩屈曲
2.肩外旋
3.肘屈曲
4.手掌屈
5.手尺屈

解答

1.× 肩屈曲は前腕中間位で測定する.
2.× 肩外旋は前腕中間位で測定する.
3.× 肘屈曲は前腕回外位で測定する.
4.× 手掌屈は前腕中間位で測定する.
5.○ 正しい.


〈第43回 PT国試 午前41〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における運動と前腕肢位の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.肩関節屈曲・伸展 ――― 回内位
2.肩関節外旋・内旋 ――― 中間位
3.肘関節屈曲・伸展 ――― 回外位
4.手関節屈曲・伸展 ――― 回外位
5.手関節橈屈・尺屈 ――― 中間位

解答

1.× 肩関節屈曲・伸展 ――― 前腕中間位
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 手関節屈曲・伸展 ――― 前腕中間位
5.× 手関節橈屈・尺屈 ――― 前腕回内位


〈第53回 PT国試 午後25〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と測定肢位の組合せで正しいのはどれか. 
1.肩屈曲 ――― 前腕回外位
2.股内旋 ――― 膝関節伸展位
3.股外転 ――― 股関節伸展位
4.膝屈曲 ――― 股関節伸展位
5.足底屈 ――― 膝関節伸展位

解答

1.× 肩屈曲 ――― 前腕中間位
2.× 股内旋 ――― 膝関節屈曲位
3.○ 正しい.
4.× 膝屈曲 ――― 股関節屈曲位
5.× 足底屈 ――― 膝関節屈曲位


〈第44回 PT国試 午前47〉

関節可動域が制限を受けるのはどれか. 
1.手関節掌屈位での手指伸展
2.肘関節屈曲位での手関節背屈
3.膝関節伸展位での股関節屈曲
4.膝関節屈曲位での足関節背屈
5.足関節背屈位での足指屈曲

解答

1.× 手関節背屈位での手指伸展は関節可動域が制限を受ける.
2.× 肘関節伸展位での手関節背屈は関節可動域が制限を受ける.
3.○ 正しい.
4.× 膝関節伸展位での足関節背屈は関節可動域が制限を受ける.
5.× 足関節底屈位での足指屈曲は関節可動域が制限を受ける.


〈第43回 PT国試 午前42〉

筋短縮を評価する関節角度の測定における筋と測定方法との組合せで正しいのはどれか.2つ選べ. 
1.指伸筋 ――― 手関節掌屈位での第Ⅲ指PIP関節屈曲角度
2.深指屈筋 ――― 手関節掌屈位での第Ⅱ指PIP関節伸展角度
3.ハムストリングス ――― 膝関節屈曲位での股関節屈曲角度
4.大腿直筋 ――― 股関節伸展位での膝関節屈曲角度
5.腓腹筋 ――― 膝関節屈曲位での足関節背屈角度

解答

1.○ 正しい.
2.× 深指屈筋 ――― 手関節背屈位での第Ⅱ指PIP関節伸展角度
3.× ハムストリングス ――― 膝関節伸展位での股関節屈曲角度
4.○ 正しい.
5.× 腓腹筋 ――― 膝関節伸展位での足関節背屈角度


〈第45回 PT国試 午後22〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で距離(cm)として測定できないのはどれか. 
1.指外転
2.指屈曲
3.母指対立
4.胸腰部屈曲
5.膝関節屈曲

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 膝関節屈曲は距離(cm)として測定できない.


〈第44回 PT国試 午前44〉

関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で距離測定の規定がないのはどれか. 
1.母指対立
2.手指外転
3.手指屈曲
4.肩甲帯挙上
5.胸腰部屈曲

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 肩甲帯挙上は距離(cm)として測定できない.
5.○ 正しい.


〈第50回 PT国試 午前22〉

肘関節を最大伸展させたときの表記で屈曲拘縮を示すのはどれか.2つ選べ. 
1.屈曲 -10°
2.屈曲 10°
3.伸展 -10°
4.伸展 0°
5.伸展 10°

解答

1.× 屈曲 -10°という表記はない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 伸展 0°は屈曲拘縮がないことを示す.
5.× 伸展 10°は過伸展を示す.


〈第56回 PT国試 午後28〉

膝関節伸展位で足背屈の関節可動域測定をしたところ,可動域制限が認められた.次に,膝関節屈曲位で測定したところ可動域制限は認められなかった.短縮している筋はどれか. 
1.大腿直筋
2.大腿二頭筋長頭
3.半膜様筋
4.腓腹筋
5.ヒラメ筋

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 二関節筋である腓腹筋の短縮が考えられる.
5.× 誤り.