〈第57回 PT国試 午後3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.

2.肩屈曲
3.肩水平屈曲
4.手尺屈
5.肘屈曲
解答
1.× 肩外旋は前腕中間位で測定する.
2.× 肩屈曲は前腕中間位で測定する.
3.○ 正しい.
4.× 手尺屈は前腕回内位で測定する.
5.× 肘屈曲は前腕回外位で測定する.
〈第55回 PT国試 午後2〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で,正しいのはどれか.

2.手伸展
3.手橈屈
4.母指掌側外転
5.母指橈側外転
解答
1.× 手屈曲の基本軸は橈骨,移動軸は第2中手骨である.
2.× 手伸展の基本軸は橈骨,移動軸は第2中手骨である.
3.× 手橈屈の基本軸は前腕の中央線,移動軸は第3中手骨である.
4.○ 正しい.
5.× 母指橈側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上),移動軸は母指である.
〈第54回 PT国試 午前5〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか.

2.指屈曲(MP)
3.指外転
4.母指対立
5.母指掌側外転
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 母指橈側外転の測定法である.
〈第52回 PT国試 午前4〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肩伸展
3.前腕回外
4.手尺屈
5.母指橈側外転
解答
1.× 肩甲帯挙上の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線である.
2.○ 正しい.
3.× 前腕回外の基本軸は上腕骨である.
4.× 手尺屈の基本軸は前腕の中央線,移動軸は第3中手骨である.
5.○ 正しい.
〈第51回 PT国試 午前1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しい方法はどれか.

2.肩屈曲
3.肩外旋
4.肘屈曲
5.前腕回外
解答
1.× 肩甲帯挙上の測定法である.
2.× 肩屈曲の測定肢位は立位または座位である.
3.× 肩外旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線である.
4.○ 正しい.
5.× 前腕回外の基本軸は上腕骨である.
〈第50回 PT国試 午後1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肩外旋
3.手伸展
4.母指尺側内転
5.小指外転
解答
1.× 肩水平伸展の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線である.
2.× 肩外旋は前腕中間位で測定する.
3.× 手伸展の基本軸は橈骨,移動軸は第2中手骨である.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第49回 PT国試 午後1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肩内旋
3.肘屈曲
4.前腕回外
5.肩水平伸展
解答
1.○ 正しい.
2.× 肩内旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線,移動軸は尺骨である.
3.× 肘屈曲は前腕回外位で測定する.
4.○ 正しい.
5.× 肩水平伸展の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線である.
〈第47回 PT国試 午前1〉
上肢の関節角度測定時の図を示す.正しい測定方法はどれか.2つ選べ.

2.肩関節屈曲
3.肩関節外転
4.肘関節屈曲
5.前腕の回外
解答
1.○ 正しい.
2.× 肩関節屈曲の基本軸は肩峰を通る床への垂直線で,前腕中間位で測定する.
3.× 肩関節外転は90°以上になったら前腕を回外することを原則とする.
4.○ 正しい.
5.× 前腕の回外は肩の外旋が入らないように肘を90°に屈曲する.
〈第46回 PT国試 午前1〉
肩関節の関節角度の測定方法で正しいのはどれか.

2.屈曲(座位)
3.外転(座位)
4.外旋(座位)
5.水平屈曲(座位)
解答
1.× 肩関節伸展(座位)は体幹が動かないよう固定し,代償運動を防ぐ.
2.× 肩関節屈曲(座位)は体幹が動かないよう固定し,代償運動を防ぐ.
3.× 肩関節外転(座位)は体幹の側屈が起こらないように90°以上になったら前腕を回外することを原則とする.
4.× 肩関節外旋(座位)は上腕を体幹に接して,肘関節90°に屈曲した肢位で,前腕は中間位にて測定する.
5.○ 正しい.
〈第41回 PT国試 午前4〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肩関節内旋
3.肘関節屈曲
4.手関節屈曲
5.手関節尺屈
解答
1.○ 正しい.
2.× 肩関節内旋の基本軸は肘を通る前額面への垂直線で,上肢を体幹に接して肘関節90°に屈曲した肢位または肩関節90°外転かつ肘関節90°屈曲した肢位で測定する.
3.○ 正しい.
4.× 手関節屈曲は前腕中間位で測定する.
5.× 手関節尺屈は前腕回内位で測定する.
〈第60回 PT国試 午前19〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)を図に示す.正しいのはどれか.

2.肩水平伸展
3.股伸展
4.膝屈曲
5.足底屈(屈曲)
解答
1.× 肩甲骨挙上の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線である.
2.× 肩水平伸展は前腕中間位で測定する.
3.× 股伸展は膝関節伸展位で測定する.
4.○ 正しい.
5.× 足底屈(屈曲)は膝関節屈曲位で測定する.
〈第56回 PT国試 午前3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の基本軸と移動軸で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肩甲帯伸展
3.前腕回内
4.足部外転
5.膝伸展
解答
1.× 肩内転の基本軸は肩峰を通る床への垂直線,移動軸は上腕骨である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 足部外転の基本軸・移動軸は第1,2中足骨の間の中央線である.
5.× 膝伸展の基本軸は大腿骨,移動軸は腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線である.
〈第54回 PT国試 午前1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのははどれか.2つ選べ.

2.肘伸展
3.股伸展
4.股内転
5.足背屈
解答
1.○ 正しい.
2.× 肘伸展は前腕回外位で測定する.
3.× 股伸展は膝関節伸展位で測定する.
4.○ 正しい.
5.× 足背屈は膝関節屈曲位で測定する.
〈第53回 PT国試 午前3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.手橈屈
3.母指掌側外転
4.股伸展
5.肩外旋
解答
1.× 手伸展の基本軸は橈骨,移動軸は第2中手骨である.
2.× 手橈屈の基本軸は前腕の中央線,移動軸は第3中手骨である.
3.○ 正しい.
4.× 股伸展は膝伸展位で測定する.
5.○ 正しい.
〈第44回 PT国試 午前1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.

2.屈曲
3.伸展
4.底屈
5.外がえし
解答
1.○ 正しい.
2.× 肘屈曲の移動軸は橈骨で,前腕回外位にて測定する.
3.× 股関節伸展は膝関節伸展位で測定する.
4.× 足関節底屈は膝関節屈曲位で測定する.
5.× 足部外がえしの基本軸は下腿軸への垂直線,移動軸は足底面で,膝関節屈曲位にて測定する.
〈第55回 PT国試 午前3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)における右下肢関節の測定肢位で正しいのはどれか.

2.股伸展
3.膝屈曲
4.足背屈
5.足部内がえし
解答
1.× 股屈曲は膝関節屈曲位で測定する.
2.× 股伸展は膝関節伸展位で測定する.
3.○ 正しい.
4.× 足背屈は膝関節屈曲位で測定する.
5.× 足部内がえしは膝関節屈曲位で測定する.
〈第51回 PT国試 午後2〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.

2.股外旋
3.足背屈
4.足部内がえし
5.股屈曲
解答
1.× 股外転は下肢が外旋しないように行う.
2.× 股外旋は股関節と膝関節を90°屈曲位にして行う.
3.× 足背屈の移動軸は第5中足骨で,膝関節屈曲位にて測定する.
4.○ 正しい.
5.× 股屈曲は骨盤と脊柱を十分に固定して測定し代償運動を防ぐ.
〈第50回 PT国試 午前1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.足背屈
3.股内転
4.足部内転
5.股内旋
解答
1.○ 正しい.
2.× 足背屈の移動軸は第5中足骨である.
3.× 股内転は下肢が外旋しないように行う.
4.× 足部内転の基本軸・移動軸は第1,2中足骨の間の中央線である.
5.○ 正しい.
〈第49回 PT国試 午前1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか.

2.股屈曲
3.膝屈曲
4.股外旋
5.足屈曲(底屈)
解答
1.× 股伸展は膝関節伸展位で測定する.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第46回 PT国試 午後1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.股関節外旋
3.股関節伸展
4.膝関節屈曲
5.足関節伸展(背屈)
解答
1.○ 正しい.
2.× 股関節外旋は背臥位で測定する.
3.○ 正しい.
4.× 膝関節屈曲は背臥位で股関節屈曲位にて測定する.
5.× 足関節伸展(背屈)は膝関節屈曲位で測定する.
〈第53回 PT国試 午後3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.頸部側屈
3.胸腰部回旋
4.胸腰部側屈
5.胸腰部屈曲
解答
1.× 頸部回旋の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線への垂直線である.
2.○ 正しい.
3.× 胸腰部回旋の基本軸は両側の後上腸骨棘を結ぶ線,移動軸は両側の肩峰を結ぶ線である.
4.○ 正しい.
5.× 胸腰部屈曲の基本軸は仙骨後面である.
〈第50回 PT国試 午前2〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか.

2.頸部回旋
3.頸部側屈
4.胸腰部回旋
5.胸腰部側屈
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 胸腰部側屈の移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である.
〈第57回 PT国試 午前4〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.頸部屈曲
3.肩甲帯挙上
4.手屈曲
5.母指橈側外転
解答
1.○ 正しい.
2.× 頸部屈曲の基本軸は肩峰を通る床への垂直線,移動軸は外耳孔と頭頂を結ぶ線である.
3.× 肩甲帯挙上の基本軸は両側の肩峰を結ぶ線,移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線である.
4.○ 正しい.
5.× 母指橈側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上),移動軸は母指である.
〈第56回 PT国試 午後3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の基本軸と移動軸で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.胸腰部側屈
3.股外旋
4.手伸展(背屈)
5.母指橈側外転
解答
1.× 肩水平屈曲の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 手伸展(背屈)の基本軸は橈骨,移動軸は第2中手骨である.
5.× 母指橈側外転の基本軸は示指(橈骨の延長上),移動軸は母指である.
〈第48回 PT国試 午前2〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか.2つ選べ.

2.肩関節内旋
3.手関節屈曲
4.足部内がえし
5.頸部右側屈
解答
1.× 肩甲帯挙上の移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線である.
2.× 肩関節水平屈曲の測定法である.
3.○ 正しい.
4.× 足部内転の測定法である.
5.○ 正しい.
〈第42回 PT国試 午前3〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか.

2.足関節背屈
3.足部内返し
4.頸部右回旋
5.胸腰部左回旋
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 肩甲帯屈曲の測定法である.
5.○ 正しい.
〈第42回 PT国試 午前4〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の基本軸で誤っているのはどれか.

2.肩関節外転
3.肩関節内旋
4.肩関節水平屈曲
5.肩甲帯挙上
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 肩関節水平屈曲の基本軸は肩峰を通る矢状面への垂直線である.
5.○ 正しい.
〈第45回 PT国試 午後1〉
関節可動域の測定で両矢印で示す2つの竿間の角度が得られた.正しいのはどれか.2つ選べ.

2.右肩関節水平屈曲は10°
3.右肩関節外旋は60°
4.左前腕回外は15°
5.左足部外がえしは15°
解答
1.○ 正しい.
2.× 右肩関節水平屈曲は100°である.
3.× 右肩関節外旋は30°である.
4.× 左前腕回外は75°である.
5.○ 正しい.
〈第59回 PT国試 午前7〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)に従って図のように肩関節の可動域を測定する.正しいのはどれか.

2.運動方向は屈曲である.
3.基本軸は上腕骨である.
4.参考可動域は135度である.
5.体幹側屈の代償運動に注意する.
解答
1.× 肩関節外転は立位または座位で測定する.
2.× 運動方向は外転である.
3.× 肩関節外転の基本軸は肩峰を通る床への垂直線である.
4.× 肩関節外転の参考可動域は180度である.
5.○ 正しい.
〈第47回 PT国試 午後1〉
母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)を図に示す.正しいのはどれか.

2.母指の橈側外転を測定する.
3.基本軸は橈骨延長線である.
4.移動軸は母指基節骨である.
5.参考可動域は45 度である.
解答
1.× 母指CM 関節の可動域を表す.
2.× 母指の掌側外転を測定する.
3.○ 正しい.
4.× 移動軸は母指である.
5.× 参考可動域は90度である.
〈第43回 PT国試 午前1〉
図は関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)を示している.誤っているのはどれか.

2.母指先端と小指基部との距離で表示する.
3.母指MP関節とIP関節の総和の可動域を表す.
4.把持機能の情報を提供する.
5.患者個人の経過が把握できる.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 母指対立は母指CM関節の可動域を表す.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第59回 PT国試 午後1〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)に従って図のように左股関節の可動域を測定する.正しいのはどれか.

2.参考可動域は60度である.
3.固定部位は脊柱である.
4.移動軸は腓骨である.
5.背臥位で行う.
解答
1.× 股関節外旋の基本軸は膝蓋骨より下ろした垂直線である.
2.× 股関節外旋の参考可動域は45度である.
3.× 股関節外旋の固定部位は骨盤である.
4.× 股関節外旋の移動軸は下腿中央線である.
5.○ 正しい.
〈第60回 PT国試 午後5〉
関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)に従って図のように背臥位で右股関節の可動域を測定する.正しいのはどれか.

2.参考可動域は45度である.
3.股関節が外旋しないようにする.
4.基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ直線である.
5.移動軸は上前腸骨棘と第二中足骨長軸を結ぶ線である.
解答
1.× 運動方向は股関節内転である.
2.× 股関節内転の参考可動域は20度である.
3.○ 正しい.
4.× 股関節内転の基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線である.
5.× 股関節内転の移動軸は上前腸骨棘より膝蓋骨中心を結ぶ線である.
〈第60回 PT国試 午前5〉
65歳の男性.脳出血による弛緩性右片麻痺で肩関節に2横指の亜脱臼がある.関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準1995年)に従って右肩関節外転の関節可動域検査を行う際に正しいのはどれか.
1.基本軸は体幹である.
2.肘関節屈曲位で計測する.
3.肩甲骨は動かないように固定する.
4.90度以上の外転は前腕を回外させる.
5.上肢の長軸方向に牽引を加えて測定する.
解答
1.× 肩関節外転の基本軸は肩峰を通る床への垂直線である.
2.× 肩関節外転は肘関節伸展位で計測する.
3.× 肩関節外転の測定では肩甲骨は固定しない.
4.○ 正しい.
5.× 亜脱臼があるため,上肢の長軸方向に牽引を加えずに測定する.
〈第58回 PT国試 午後16〉
18歳の男子.野球肘の診断で理学療法を行うこととなった.上肢の関節可動域測定法(日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会基準による)の運動と測定肢位の組合せで正しいのはどれか.2つ選べ.
1.肩屈曲・伸展 ――― 前腕回外位
2.肩外旋・内旋 ――― 前腕回内位
3.肘屈曲・伸展 ――― 前腕回外位
4.前腕回内・回外 ――― 肘90度屈曲位
5.手屈曲・伸展 ――― 前腕回内位
解答
1.× 肩屈曲・伸展 ――― 前腕中間位
2.× 肩外旋・内旋 ――― 前腕中間位
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 手屈曲・伸展 ――― 前腕中間位
〈第52回 PT国試 午後4〉
右股関節の可動域を表に示す.快適速度で直線路を歩行した場合に予想される特徴はどれか.

2.右の歩幅の減少
3.左の遊脚時間の延長
4.右立脚時の体幹の左側屈
5.左立脚時の左股関節外転角度の増加
解答
1.○ 右股関節内転-10度と外転拘縮があるため,歩隔が増加する.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第51回 PT国試 午前4〉
右股関節の可動域を表に示す.予想される歩行時の特徴はどれか.

2.上肢の振り幅の増加
3.左の歩幅の減少
4.腰椎後弯
5.右鶏歩
解答
1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 右の股関節伸展制限があるため,左の歩幅の減少がみられる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第49回 PT国試 午前15〉
右股関節の可動域を下表に示す.予想される歩行時の特徴はどれか.

2.腰椎前弯の減少
3.左伸び上がり歩行
4.上肢の振り幅の増加
5.左Trendelenburg徴候
解答
1.○ 右股関節伸展制限があるため,左の歩幅の減少がみられる.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.
〈第48回 PT国試 午前3〉
児の左半身の関節可動域を測定した結果を表に示す.この児がとることのできる姿勢はどれか.

2.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.× 足関節背屈0°以上必要であるため不可能である.
2.× 手関節背屈30°以上,膝関節屈曲60°以上必要であるため不可能である.
3.○ 正しい.
4.× 膝関節屈曲60°以上必要であるため不可能である.
5.× 肩関節伸展5°以上,手関節背屈30°以上必要であるため不可能である.
〈第49回 PT国試 午後7〉
脳卒中片麻痺患者の麻痺側の足背屈可動域を測定した結果を表に示す.解釈で正しいのはどれか.

2.分離運動の障害がある.
3.足の靱帯に疼痛がある.
4.腓腹筋の収縮時痛がある.
5.前脛骨筋の筋力はMMT2未満である.
解答
1.× 膝屈曲位の足背屈可動域に制限がないためヒラメ筋の短縮はない.
2.○ 正しい.
3.× 表からは足の靱帯に疼痛が出現しているかどうか判断できない.
4.× 足背屈では腓腹筋の収縮時痛は出現しない.
5.× 膝屈曲位では自動と他動が同じ可動域であるため前脛骨筋の筋力はMMT2以上である.
〈第48回 PT国試 午後3〉
関節可動域の測定結果を表に示す.この結果から判定できるのはどれか.

2.右ハムストリングスに収縮時痛がある.
3.筋以外の関節軟部組織の疼痛はない.
4.右大腿直筋の伸張痛はない.
5.右大腿直筋の短縮はない.
解答
1.○ 正しい.
2.× 腹臥位の自動可動域で疼痛がないため右ハムストリングスに収縮時痛はない.
3.× 背臥位股屈曲位の自動・他動可動域ともに疼痛がみられるため筋以外の関節軟部組織に疼痛がないとは言えない.
4.× 腹臥位股伸展位で疼痛がみられるため右大腿直筋の伸張痛がある.
5.× 背臥位股屈曲位よりも腹臥位股伸展位の他動可動域が低下しているため右大腿直筋の短縮がある.