第7章 精神障害作業療法学 (09)精神科領域総合問題 ③作業療法

〈第59回 OT国試 午前40〉

精神科作業療法のインテイク面接(初回面接)で適切なのはどれか. 
1.作業療法の目的を説明する.
2.幻聴がある場合は面接を中止する.
3.ベッドサイドでの実施が基本である.
4.緊張が強い患者の場合は対面同位法で行う.
5.作業療法士自身の詳細な個人情報を説明する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 幻聴がある場合でも面接は実施できる.
3.× ベッドサイドでも実施が可能である.
4.× 緊張が強い患者の場合は直角法で行う.
5.× 作業療法士自身の詳細な個人情報は説明しない.


〈第60回 OT国試 午前40〉

精神科作業療法のインテーク面接時に聞き取る内容で適切でないのはどれか. 
1.趣味
2.将来の希望
3.発病時の状況
4.困っていること
5.作業療法でやりたいこと種目

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× インテーク面接では発病前後の状況について聞き取らない.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第58回 OT国試 午前44〉

精神科作業療法における治療的態度で誤っているのはどれか. 
1.退院後の生活支援を行う.
2.患者との心理的距離を保つ.
3.患者の主体的活動を支援する.
4.異常体験の訴えはその都度修正する.
5.無理に活動しなくてもよいことを保障する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 異常体験の訴えは修正せず傾聴する.
5.○ 正しい.


〈第60回 OT国試 午後43〉

精神科デイケアの小集団療法で適切なのはどれか. 
1.メンバー間の相互交流を促す.
2.混乱したときは多数決で決める.
3.スタッフがリーダーシップをとる.
4.感情的な発言は集団内で取り上げない.
5.沈黙がある場合はスタッフが議題を提供する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 混乱したときは意見を整理し話し合いを促す.
3.× メンバー内で役割分担を決めてリーダーシップをとる.
4.× 感情的な発言も多様な意見として集団内で取り上げる.
5.× 沈黙がある場合はスタッフが議題や目的を明確にしメンバーが参加できるよう支援する.


〈第60回 OT国試 午前39〉

精神科の集団作業療法で適切なのはどれか. 
1.オープングループは固定のメンバーで活動を行う.
2.クローズドグループは集団からの離脱が起こりやすい.
3.治療者1名に対して15名程度のメンバーで活動を行う.
4.異質集団は同質集団よりも参加者同士の共感が得られる.
5.集団の凝集性よりもメンバー個人の主観的体験を優先する.

解答

1.× クローズドグループは固定のメンバーで活動を行う.
2.× オープングループは集団からの離脱が起こりやすい.
3.× 治療者2名に対して15名程度のメンバーで活動を行う.
4.× 同質集団は異質集団よりも参加者同士の共感が得られる.
5.○ 正しい.


〈第44回 OT国試 午前78〉

集団作業療法で適切なのはどれか. 
1.集団分類の一つに準閉鎖集団がある.
2.急性期から開始する.
3.集団の凝集性を目的とする.
4.週に1回実施することが標準である.
5.集団への参加率で効果をみる.

解答

1.○ 正しい.
2.× 集団作業療法は回復期以降が望ましい
3.× 集団作業療法で凝集性はあくまでも手段である.
4.× 集団作業療法の頻度は集団の目的よって異なる.
5.× 集団作業療法の効果は目的の達成で判断するもので,参加率では効果をみない.


〈第57回 OT国試 午後42〉

集団作業療法について正しいのはどれか. 
1.レクリエーション活動は開放集団では実施できない.
2.調理活動は開放集団よりも閉鎖集団の方が実施しやすい.
3.閉鎖集団よりも開放集団の方が参加者の凝集性が高まる.
4.急性期には個人作業療法よりも集団作業療法が優先される.
5.集団作業療法よりも個人作業療法で受容体験は得られやすい.

解答

1.× レクリエーション活動は開放集団でも実施できる.
2.○ 正しい.
3.× 開放集団よりも閉鎖集団の方が参加者の凝集性が高まる.
4.× 急性期には集団作業療法よりも個人作業療法が優先される.
5.× 個人作業療法よりも集団業療法で受容体験は得られやすい.


〈第46回 OT国試 午後48〉

精神科作業療法室(オープンスペース)の使い方で誤っているのはどれか.

1.A:生活歴の聴取
2.A:作業遂行の援助
3.B:緊張緩和目的の卓球
4.C:相談の傾聴
5.C:質問紙を用いた面接

解答

1.× A:生活歴の聴取の際にプライバシー保護がされていないので不適切である.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第42回 OT国試 午前40〉

患者の交流を促し,共有体験が最も得やすい作業療法集団はどれか. 

1.1
2.2
3.3
4.4
5.5

解答

1.× 誤り.
2.○ 閉鎖集団であり,また作業課題を全員が共有しているので適切である.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第57回 OT国試 午前14〉

32歳男性.統合失調症.入院後,症状が不安定で緊張が強い状態が続いている.この患者に対する作業面接で,オープンスペースを用いた場面設定として最も適切な図はどれか. 

1.1
2.2
3.3
4.4
5.5

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ OTと患者との位置関係は90°法の斜対面の方が良い.また,患者の心理的負担を軽減するためにも逃げ道的なスペースがある方が緊張感はなく面接が進められる.
4.× 誤り.
5.× 誤り.