〈第42回 OT国試 午前10〉
22歳の男性.外傷性頸髄損傷後6か月経過.ダニエルスらの徒手筋力テストは,肘関節屈曲5,肘関節伸展2,手関節屈曲1,手関節伸展4,手内筋0,下肢0.ベッドヘの移乗が自立したので,図の車椅子に患者を座らせて,屋内で使用する車椅子を検討した.適切なのはどれか.2つ選べ.

2.駆動輪の車軸を20cm後方に移した.
3.駆動輪を14インチに変更した.
4.足台をスウィングアウト式に変更した.
5.ブレーキをトグル式に変更した.
解答
1.× 背もたれを低くすると座位バランスが安定しないので適切でない.
2.× 駆動輪の車軸前方に移し駆動しやすくする.
3.× 駆動輪が14インチだと小さすぎる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第46回 OT国試 午前8〉
頸髄損傷患者.握力は測定不能で,ごく軽い物品は図Aのように把持できる.図Bのように肩関節外転を伴って,前腕を回内することができる.「顔にかかった掛け布団を払いのけることができない」と訴える.この患者の車椅子使用で正しいのはどれか.

2.車椅子上での殿部の除圧は自力ではできない.
3.車椅子前進駆動のために上腕三頭筋を用いる.
4.ADL自立のためには電動車椅子が必須である.
5.適度な摩擦が得られればノブ付きハンドリムは不要である.
解答
1.× 片方の上肢を車椅子のハンドルへ引っかけることによりフットサポートに手を届かせることができる.
2.× 車椅子上での殿部の除圧は自力でできる.
3.× 車椅子前進駆動のために上腕三頭筋を用いることができない.
4.× C6機能残存の車椅子はゴム巻ハンドリムで可能である.
5.○ 正しい.
〈第51回 OT国試 午後4〉
24歳の男性.受傷後3か月の頸髄完全損傷.Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類はC6B1.手関節の可動域制限はない.把持動作獲得のための装具として適切なのはどれか.

2.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.○ 正しい.
2.× オッペンハイマー型スプリントなので橈骨神経高位麻痺に適応となる.
3.× ナックルベンダーなのでC7機能残存レベルが適応となる.
4.× 短対立装具なのでC7機能残存レベルが適応となる.
5.× 虫様筋カフなので尺骨神経低位麻痺に適応となる.
〈第43回 OT国試 午前10〉
32歳の女性.頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存).手指に可動域制限がある.手関節背屈時の写真を示す.把持力を高めるために使用する装具として適切なのはどれか.

2.Thomas(トーマス)スプリント
3.Oppenheimer(オッペンハイマー)スプリント
4.ナックルベンダースプリント
5.短対立スプリント
解答
1.× コックアップスプリントはC5機能残存に適応となる.
2.× Thomasスプリントは橈骨神経高位麻痺に適応となる.
3.× Oppenheimerスプリントは橈骨神経高位麻痺に適応となる.
4.○ 手関節背屈時にMP関節屈曲の可動域制限があるためナックルベンダースプリントをMP屈曲補助に用いて把持力を高める.
5.× 短対立スプリントはC7機能残存が適応となる.
〈第49回 OT国試 午後10〉
Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類でC6Aである患者の食事の自助具・装具で適切なのはどれか.

2.2
3.3
4.4
5.5
解答
1.× C4機能残存より上位損傷の適応となる.
2.× C5機能残存の適応となる.
3.○ 正しい.
4.× オッペンハイマー型スプリントは橈骨神経高位麻痺に適応となる.
5.× C8の適応となる.