第3章 脊髄損傷作業療法学 (01)脊髄損傷の評価 ①画像所見

〈第52回 OT国試 午後3〉

70歳の男性.1年前から誘因なく四肢末梢の感覚障害と筋力低下が出現している.次第に脱力は進行し,手指の巧緻性低下と歩行障害をきたしている.頸部MRIのT2強調像を示す.頸髄の変化が最も大きい部位はどれか. 

1.第2頸椎・第3頸椎間
2.第3頸椎・第4頸椎間
3.第4頸椎・第5頸椎間
4.第5頸椎・第6頸椎間
5.第6頸椎・第7頸椎間

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.○ 正しい.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第60回 OT国試 午前2〉

56歳の男性.数年前から腰椎椎間板ヘルニアを指摘されていた.昨日,自宅で転倒して突然に麻痺を呈した.頸髄損傷と診断され,主な損傷部位以下の機能はASIA機能障害尺度[ASIA Impairment Scale(AIS)]でBである.頸椎MRIを示す.正しいのはどれか. 

1.横隔膜の麻痺がある.
2.肩をすくめることができる.
3.頸部の感覚機能障害を認める.
4.スプーンを握り食事ができる.
5.棚の上の物をとることができる.

解答

1.× 第5頸椎・第6頸椎間の損傷なので横隔膜の麻痺はない.
2.○ 正しい.
3.× 第5頸椎・第6頸椎間の損傷なので頸部の感覚機能障害は認めない.
4.× 第5頸椎・第6頸椎間の損傷なのでスプーンを握っての食事は困難である.
5.× 第5頸椎・第6頸椎間の損傷なので棚の上の物をとることは困難である.