第1章 脳血管障害作業療法学 (02)脳卒中片麻痺の評価 ⑤各種評価

〈第45回 OT国試 午前8〉

65歳の女性.左被殻出血.発症後4日.ベッドサイドでの作業療法が開始された.JCS(Japan Coma Scale)はⅠ-1だが問いかけに対する返答に間違いが多い.初回の作業療法評価として適切なのはどれか.2つ選べ. 
1.STEF
2.関節可動域測定
3.三宅式記銘力検査
4.カナダ作業遂行測定(COPM)
5.Brunnstrom法による運動検査

解答

1.× STEFは座位で測定し,時間を要する評価であるため優先度が低い.
2.○ 関節可動域測定は患者に負担をかけずに実施できる身体機能評価として優先度が高い.
3.× 三宅式記銘力検査は現段階では結果の信頼度が低くなる可能性があるため優先度が低い.
4.× カナダ作業遂行測定(COPM)は現段階では結果の信頼度が低くなる可能性があるため優先度が低い.
5.○ Brunnstrom法による運動検査は患者に負担をかけずに実施できる身体機能評価として優先度が高い.


〈第47回 OT国試 午前5〉

73歳の女性.脳出血による右片麻痺がある.Mobergのピックアップ検査の結果を示す.ただし,検査結果はそれぞれ2回計測した所要時間の平均である.この結果から考えられる問題点はどれか. 

1.関節拘縮
2.知覚障害
3.物体失認
4.視覚性失調
5.肢節運動失行

解答

1.× 誤り.
2.○ 閉眼での実施が困難であるため,知覚障害が疑われる.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.