第2章 整形外科学 (02)骨折・脱臼 ③上肢の骨折・脱臼

〈第46回 PT国試・OT国試 午前83〉

前方脱臼よりも後方脱臼の頻度が高いのはどれか. 
1.顎関節
2.環軸椎関節
3.肩関節
4.肘関節
5.股関節

解答

1.× 顎関節は前方脱臼の頻度が高い.
2.× 環軸椎関節は前方脱臼の頻度が高い.
3.× 肩関節は前方脱臼の頻度が高い.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後79〉

反復性肩関節脱臼で誤っているのはどれか. 
1.男性に多い.
2.前方脱臼が多い.
3.外転外旋位で不安感がある.
4.関節唇損傷を伴うことが多い.
5.ドロップアームサインが陽性である.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× ドロップアームサインが陽性を示すのは腱板断裂である.


〈第58回 PT国試・OT国試 午前89〉

Colles骨折で正しいのはどれか. 
1.成人より小児に多い.
2.尺骨遠位端の骨折である.
3.遠位骨片は掌側に転位する.
4.合併症に正中神経損傷がある.
5.骨折の分類にはGarden分類が用いられる.

解答

1.× Colles骨折は小児より成人に多い.
2.× Colles骨折は橈骨遠位端の骨折である.
3.× Colles骨折では遠位骨片は背側に転位する.
4.○ 正しい.
5.× 橈骨遠位端骨折の分類にはAO分類が用いられる.