第2章 作業療法の基礎 (01)作業療法概論 ⑤客観的臨床能力試験

〈第61回 OT国試 午後30〉

OSCE(客観的臨床能力試験)で正しいのはどれか. 
1.技能の到達度を評価する.
2.知識量の多さが重視される.
3.筆記試験の代替として実施される.
4.模擬患者への実施結果の提示は省略できる.
5.実施する内容は事前に模擬患者に説明しない.

解答

1.○ 正しい.
2.× OSCEは臨床実践能力が重視される.
3.× OSCEは臨床実践能力の試験として実施される.
4.× OSCEは模擬患者への実施結果の提示が必須である.
5.× OSCEは実施する内容を事前に模擬患者に説明する.


〈第61回 OT国試 午前10〉

実習前の初回面接のロールプレイである.設定患者は76歳の女性.脳梗塞発症後3か月.右片麻痺.Brunnstrom法ステージは右上肢Ⅴ,手指Ⅴ,下肢Ⅵ.現在は回復期リハビリテーション病棟に入院中.杖歩行は可能.退院後は一人暮らしを予定している.学生(あなた)は初回面接で,「どのような生活を送りたいか」,「日常生活で困っていること」,「最近の楽しみ」などを質問したが,対象者は「今は入院生活で退屈.早く帰りたい」とだけ答えた.この面接場面から,次に行う作業療法評価で最も適切なのはどれか. 
1.痛みの程度を確認する.
2.生活行為への関心を把握する.
3.他職種を同席させた面接を計画する.
4.言語機能に問題があるかどうかを確認する.
5.面接ではなくアンケートでの情報収集を検討する.

解答

1.× 痛みの所見がないので疼痛評価は必要ない.
2.○ 対象者の発言から生活行為への関心を把握し作業療法プログラムを立案する.
3.× 作業療法プログラムが進行した段階で他職種を同席させた面接も計画する.
4.× 言語機能障害の所見がないので言語機能評価は必要ない.
5.× 作業療法プログラムが進行した段階で評価表による情報収集を実施する.