〈第37回 PT国試・OT国試 午後93〉
小児の骨折の特徴で正しいのはどれか.
1.成長軟骨板に近い骨幹端部横骨折は成長抑制を招く.
2.長幹骨骨折の回旋転位20°は自然矯正が期待できる.
3.上腕骨顆上骨折は肘の内反回旋変形を残しやすい.
4.大腿骨骨幹部骨折は整復後過成長を起こしやすい.
5.10歳以下の大腿骨頸部内側骨折の予後は良好である.
解答
1.× 成長軟骨板部分の骨折が成長抑制を招く.
2.× 小児の長幹骨骨折の回旋転位は僅かであっても自然矯正は期待できない.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 10歳以下の大腿骨頸部内側骨折の予後は不良である.
〈第47回 PT国試・OT国試 午前87〉
成人と比べ,小児の骨折で多いのはどれか.
1.偽関節
2.過成長
3.若木骨折
4.関節拘縮
5.角状変形の遺残
解答
1.× 偽関節は成人と比べ,小児の骨折で多いわけではない.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 関節拘縮は成人と比べ,小児の骨折で多いわけではない.
5.× 角状変形(内反・外反,屈曲など)の遺残は成人と比べ,小児の骨折で多いわけではない.
〈第48回 PT国試・OT国試 午後87〉
小児に多い骨折はどれか.
1.上腕骨近位端骨折
2.上腕骨顆上骨折
3.腰椎圧迫骨折
4.大腿骨頸部骨折
5.脛骨骨幹部骨折
解答
1.× 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い骨折である.
2.○ 正しい.
3.× 腰椎圧迫骨折は高齢者に多い骨折である.
4.× 大腿骨頸部骨折は高齢者に多い骨折である.
5.× 脛骨骨幹部骨折は交通事故,スキーなどの外傷に多い骨折である.
〈第52回 PT国試・OT国試 午後85〉
上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか.
1.老年期に多い.
2.原則として手術を行う.
3.外反肘を生じることが多い.
4.前腕の循環不全を生じやすい.
5.肘関節屈曲位での受傷が多い.
解答
1.× 上腕骨顆上骨折は子どもに多い.
2.× 上腕骨顆上骨折は原則として保存療法を行う.
3.× 上腕骨顆上骨折は内反肘を生じることが多い.
4.○ 正しい.
5.× 上腕骨顆上骨折は肘関節伸展位での受傷が多い.