第1章 神経内科学 (11)筋疾患 ⑤筋強直性ジストロフィー

〈第55回 PT国試・OT国試 午後89〉

筋強直性ジストロフィーで正しいのはどれか. 
1.5歳までに発症する.
2.伴性劣性遺伝である.
3.顔面筋は侵されにくい.
4.ミオトニアがみられる.
5.認知機能は障害されない.

解答

1.× 筋強直性ジストロフィーは20~30歳代に発症する.
2.× 筋強直性ジストロフィーは常染色体優性遺伝である.
3.× 筋強直性ジストロフィーは顔面筋が侵されやすい.
4.○ 正しい.
5.× 筋強直性ジストロフィーでは認知機能が障害される.


〈第50回 PT国試・OT国試 午前92〉

筋強直性ジストロフィーにみられるのはどれか. 
1.痙縮
2.下垂足
3.斧状顔貌
4.ジストニア
5.有痛性けいれん

解答

1.× 痙縮は錐体路障害でみられる.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× ジストニアは大脳基底核の障害でみられる.
5.× 有痛性けいれんは多発性硬化症でみられる.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後90〉

認知障害がみられるのはどれか. 
1.重症筋無力症
2.筋萎縮性側索硬化症
3.Guillain-Barré症候群
4.筋強直性ジストロフィー
5.平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)

解答

1.× 重症筋無力症は神経筋接合部疾患であり認知障害はみられない.
2.× 筋萎縮性側索硬化症は運動ニューロン疾患であり認知障害はみられない.
3.× Guillain-Barré症候群はニューロパチーであり認知障害はみられない.
4.○ 正しい.
5.× 平山病は筋萎縮症であり認知障害はみられない.