第1章 神経内科学 (10)神経筋接合部疾患 ①重症筋無力症

〈第52回 PT国試・OT国試 午後88〉

重症筋無力症について正しいのはどれか. 
1.起床時に症状が強い.
2.悪性腫瘍の合併が多い.
3.自己免疫性疾患である.
4.女性よりも男性に多い.
5.40歳以前の発症は稀である.

解答

1.× 重症筋無力症は起床時よりも午後に症状が強い.
2.× 重症筋無力症の約15%が胸腺腫を合併する.
3.○ 正しい.
4.× 重症筋無力症は男性よりも女性に多い.
5.× 重症筋無力症は20~40歳代に好発する.


〈第49回 PT国試・OT国試 午前89〉

重症筋無力症で正しいのはどれか. 
1.女性より男性に多く発症する.
2.四肢では遠位筋の筋力低下が起きやすい.
3.夕方にかけて症状は軽快する.
4.末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる.
5.コリンエステラーゼ阻害薬が用いられる.

解答

1.× 重症筋無力症は男性より女性に多く発症する.
2.× 重症筋無力症は,四肢では近位筋の筋力低下が起きやすい.
3.× 重症筋無力症は夕方にかけて症状が増悪する.
4.× 重症筋無力症では末梢神経の連続刺激で振幅の漸減がみられる.
5.○ 正しい.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前90〉

重症筋無力症について正しいのはどれか. 
1.筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる.
2.抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は10%である.
3.症状の日内変動がある.
4.嚥下障害の合併はない.
5.眼瞼下垂がみられる.

解答

1.× 重症筋無力症では筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の減少がみられる.
2.× 重症筋無力症では抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は100%である.
3.○ 正しい.
4.× 重症筋無力症では嚥下障害の合併がある.
5.○ 正しい.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後91〉

重症筋無力症で正しいのはどれか. 
1.胸腺の異常を伴うことが多い.
2.Parkinson病より患者数が多い.
3.テンシロン試験で症状が悪化する.
4.血清クレアチンキナーゼが上昇する.
5.誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める.

解答

1.○ 正しい.
2.× 重症筋無力症はParkinson病より患者数が少ない.
3.× 重症筋無力症はテンシロン試験で症状が一過性に回復する.
4.× 重症筋無力症は血清抗アセチルコリン受容体抗体が上昇する.
5.× 重症筋無力症は誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸減を認める.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前76〉

重症筋無力症を合併することが多いのはどれか. 
1.肺癌
2.乳癌
3.中皮腫
4.胸腺腫
5.食道癌

解答

1.× 重症筋無力症を合併することが多いのは胸腺腫である.
2.× 重症筋無力症を合併することが多いのは胸腺腫である.
3.× 重症筋無力症を合併することが多いのは胸腺腫である.
4.○ 正しい.
5.× 重症筋無力症を合併することが多いのは胸腺腫である.