〈第51回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習における結果の知識〈KR〉の提示について正しいのはどれか.
1.難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する.
2.運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある.
3.成人では学習パフォーマンスを向上させない.
4.誤りの大きさを提示すると有効である.
5.動機づけには効果がない.
解答
1.× 結果の知識(KR)の提示は難しい課題で1試行ごとに提示すると学習効率が上昇する.
2.× 結果の知識(KR)の提示は運動の誤差修正を行えるようになると必要がない.
3.× 結果の知識(KR)の提示は成人で学習パフォーマンスを向上させる.
4.○ 正しい.
5.× 結果の知識(KR)の提示は動機づけに効果がある.
〈第47回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習における結果の知識(KR)の提示について正しいのはどれか.
1.動機づけには効果がない.
2.誤りの大きさを提示すると有効である.
3.成人では学習パフォーマンスを向上させない.
4.難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する.
5.運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある.
解答
1.× 結果の知識(KR)の提示は動機づけに効果がある.
2.○ 正しい.
3.× 結果の知識(KR)の提示は成人で学習パフォーマンスを向上させる.
4.× 結果の知識(KR)の提示は難しい課題で1試行ごとに提示すると学習効率が上昇する.
5.× 結果の知識(KR)の提示は運動の誤差修正を行えるようになると必要がない.
〈第55回 PT国試・OT国試 午前74〉
運動学習における結果の知識〈KR〉が与えられるのはどれか.
1.フリースロー時の肘の伸ばし具合を指導する.
2.投げた球がストライクかどうかを教える.
3.ボーリングのスコアの付け方を教える.
4.バレーボールのルールを教える.
5.平泳ぎの手の使い方を教える.
解答
1.× フリースロー時の肘の伸ばし具合を指導するのはパフォーマンスの知識(KP)である.
2.○ 正しい.
3.× ボーリングのスコアの付け方を教えるのはガイダンスである.
4.× バレーボールのルールを教えるのはガイダンスである.
5.× 平泳ぎの手の使い方を教えるのはパフォーマンスの知識(KP)である.
〈第56回 PT国試・OT国試 午前74〉
運動学習におけるパフォーマンスの知識はどれか.
1.フィギュアスケートの得点
2.投球のストライク判定
3.50m平泳ぎのタイム
4.サッカーのゴール数
5.宙返りの空中姿勢
解答
1.× フィギュアスケートの得点は結果の知識(KR)である.
2.× 投球のストライク判定は結果の知識(KR)である.
3.× 50m平泳ぎのタイムは結果の知識(KR)である.
4.× サッカーのゴール数は結果の知識(KR)である.
5.○ 正しい.
〈第52回 PT国試・OT国試 午前74〉
フィードバックの説明で正しいのはどれか.
1.平均フィードバックは試行ごとに与える.
2.帯域幅フィードバックは何回分かをまとめて一度に与える.
3.同時フィードバックは運動課題を実行している最中に与える.
4.漸減的フィードバックは誤差が一定の幅を外れた場合に与える.
5.要約フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らして与える.
解答
1.× 平均フィードバックはいくつかの試行分の平均値をまとめて与える.
2.× 帯域幅フィードバックは誤差が一定の幅を外れた場合に与える.
3.○ 正しい.
4.× 漸減的フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らして与える.
5.× 要約フィードバックは何回分かをまとめて一度に与える.
〈第49回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習において部分法に最も適している動作はどれか.
1.歩行
2.食事動作
3.階段の降段
4.リーチ動作
5.立ち上がり動作
解答
1.× 歩行は全体法に適している動作である.
2.○ 正しい.
3.× 階段の降段は全体法に適している動作である.
4.× リーチ動作は全体法に適している動作である.
5.× 立ち上がり動作は全体法に適している動作である.
〈第58回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習の効率で正しいのはどれか.
1.覚醒度は高いほどよい.
2.フィードバックは多いほどよい.
3.練習動作の難易度は低いほどよい.
4.多様練習は学習初期に行うとよい.
5.練習動作は基準課題に似ているほどよい.
解答
1.× 覚醒レベルが高すぎても運動学習の効率は低下する.
2.× フィードバックが多すぎても運動学習の効率は低下する.
3.× 練習動作の難易度が低すぎても運動学習の効率は低下する.
4.× 多様練習は学習後期に行うとよい.
5.○ 正しい.
〈第53回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習について正しいのはどれか.
1.動機づけが高いほどパフォーマンスが向上する.
2.覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する.
3.学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる.
4.2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる.
5.パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する.
解答
1.× 中等度の動機づけでパフォーマンスが向上する.
2.× 覚醒レベルが高すぎてもパフォーマンスが低下する.
3.× 学習によるパフォーマンスの向上は曲線的に起こる.
4.○ 正しい.
5.× パフォーマンスの向上がみられなくなることはプラトーを意味するが,真のプラトーはなく運動学習が停止することはない.
〈第44回 PT国試・OT国試 午後48〉
誤っているのはどれか.
1.運動学習には結果の知識が必要である.
2.覚醒状態が高いほどパフォーマンスは良い.
3.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる.
4.動機づけはパフォーマンスを向上させる.
5.運動技能の向上に伴い運動に対する注意は減少する.
解答
1.○ 正しい.
2.× 覚醒状態とパフォーマンスは逆U字曲線を描く.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第42回 PT国試・OT国試 午後48〉
運動学習で正しいのはどれか.
1.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる.
2.臨界期とは技能を獲得するための条件が整う時期をいう.
3.訓練時間を長く休みなく行う方法を全体法という.
4.覚醒状態とパフォーマンス効率は正比例する.
5.身体の片側を用いての学習が反対側に転移することを負の転移という.
解答
1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 訓練時間を長く休みなく行う方法を集中練習という.
4.× 覚醒状態とパフォーマンス効率は逆U字曲線を描く.
5.× 身体の片側を用いての学習が反対側に転移することを両側性転移という.
〈第60回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習で正しいのはどれか.
1.運動学習の過程には小脳が関与する.
2.運動学習の初期段階で手続き記憶が得られる.
3.覚醒レベルとパフォーマンス向上は比例関係である.
4.課題に習熟するとフィードバック制御で運動が行われる.
5.練習量と達成度の関係を示す学習曲線は逆U字型である.
解答
1.○ 正しい.
2.× 運動学習の中間段階で手続き記憶が得られる.
3.× 覚醒レベルとパフォーマンス向上は逆U字曲線を描く.
4.× 課題の学習過程でフィードバック制御で運動が行われる.
5.× 覚醒レベルとパフォーマンスの関係を示す学習曲線は逆U字型である.
〈第41回 PT国試・OT国試 午後48〉
誤っているのはどれか.
1.動機づけには内的動機づけと外的動機づけとがある.
2.覚醒状態が高いほど巧緻動作のパフォーマンスが向上する.
3.学習には結果の知識が必要である.
4.運動学習の最終段階では自動化が起こる.
5.学習の転移とは以前の学習が後の学習に影響をおよぼすことである.
解答
1.○ 正しい.
2.× 覚醒状態と巧緻動作のパフォーマンスは逆U字曲線を描く.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.
〈第59回 PT国試・OT国試 午後74〉
運動学習で最も適切なのはどれか.
1.学習初期から二重課題法を取り入れる.
2.学習課題の難易度は高いほど効果がある.
3.療法士の助言は内在的フィードバックである.
4.記憶障害がある場合は試行錯誤学習を適応する.
5.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる.
解答
1.× 学習が進んだ段階から二重課題法を取り入れる.
2.× 学習課題の難易度は高すぎても低すぎても効果がない.
3.× 療法士の助言は外在的フィードバックである.
4.× 記憶障害がある場合は試行錯誤学習は適応しない.
5.○ 正しい.