第8章 運動学 (01)生体力学の基礎 ②身体とてこ

〈第44回 PT国試・OT国試 午後37〉

てこについて正しいのはどれか. 
1.第1のてこは荷重点が支点と力点との間にある.
2.第2のてこは第3のてこに比べ力学的に有利である.
3.第2のてこは人体にあるてこの大部分である.
4.第3のてこは支点が力点と荷重点との間にある.
5.第3のてこは運動の速さに対して不利である.

解答

1.× 第2のてこは荷重点が支点と力点との間にある.
2.○ 正しい.
3.× 第3のてこは人体にあるてこの大部分である.
4.× 第1のてこは支点が力点と荷重点との間にある.
5.× 第3のてこは運動の速さに対して有利である.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後37〉

第2のてこの組合せで正しいのはどれか. 
1.腕橈骨筋 ――― 肘関節
2.上腕二頭筋 ――― 肘関節
3.上腕三頭筋 ――― 肘関節
4.大腿二頭筋 ――― 膝関節
5.大腿四頭筋 ――― 膝関節

解答

1.○ 正しい.
2.× 第3のてこ:上腕二頭筋 ――― 肘関節
3.× 第1のてこ:上腕三頭筋 ――― 肘関節
4.× 第3のてこ:大腿二頭筋 ――― 膝関節
5.× 第3のてこ:大腿四頭筋 ――― 膝関節


〈第51回 PT国試・OT国試 午前69〉

図のような輪軸を利用して,力Fで18kgの物体を引き上げた(ひもの摩擦と重さは無視できるものとする).ひもを引く最小限の力Fはどれか.ただし,100gの物体を引き上げるのに必要な力を1Nとする. 

1.20N
2.60N
3.180N
4.540N
5.1,620N

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第48回 PT国試・OT国試 午前69〉

同一平面内に働く力ベクトルF1とF2が同じ平面上の点Oの回りに作るモーメントMを表す式はどれか.ただし,OからベクトルF1とF2の作用線に下ろした垂線の長さをそれぞれa,bとする. 
1.M = F1 + F2
2.M = aF1 + bF2
3.M = (aF1 + bF2) / 2
4.M = (F1 + F2) / (a + b)
5.M = (F1 + F2)(a + b)

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第50回 PT国試・OT国試 午前69〉

図のようにてこが釣り合っている場合,支点Cに作用する力の大きさはどれか.ただし,てこに重さはないものとする.※W1:物体Aにかかる力(N) W2:物体Bにかかる力(N) d1:物体Aから支点Cまでの距離(m) d2:物体Bから支点Cまでの距離(m)  

1.W1 + W2
2.d2 ×(W2 / d1)
3.d1 ×(W1 / d2)
4.d1 × W1 + d2 × W2
5.d1 × W2 + d2 × W1

解答

1.○ 正しい.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第47回 PT国試・OT国試 午後73〉

体幹を前傾して静止した人体の模式図を示す.図中の数値は,人体の各部位の重量と,各部位の重心を鉛直に投影した点と基準点との距離である.人体全体の重心を投影した点と基準点との距離はどれか. 

1.0.4 m
2.0.5 m
3.0.6 m
4.0.7 m
5.0.8 m

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第46回 PT国試・OT国試 午後69〉

手で鉄球を持ち,図に示す構えを保持した場合,肘関節にかかる関節反力はどれか. 

1.4N
2.20N
3.24N
4.410N
5.480N

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.○ 正しい.
5.× 誤り.