第5章 内臓系 (02)消化器 ②消化管

〈第57回 PT国試・OT国試 午後65〉

唾液分泌について正しいのはどれか. 
1.1日の分泌量は約100mLである.
2.分泌速度が増すとpHは低下する.
3.加齢により分泌量は増加する.
4.唾液分泌中枢は中脳にある.
5.糖質を分解する.

解答

1.× 1日の分泌量は約1~1.5Lである.
2.× 分泌速度が増すとpHは上昇する.
3.× 加齢により分泌量は低下する.
4.× 唾液分泌中枢は延髄にある.
5.○ 正しい.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後30〉

唾液について正しいのはどれか. 
1.唾液分泌中枢は中脳にある.
2.交感神経の興奮で分泌する.
3.1日の分泌量は1~1.5リットルである.
4.蛋白質を分解する.
5.分泌が増すと口腔内pHは低下する.

解答

1.× 唾液分泌中枢は延髄にある.
2.× 唾液は交感神経と副交感神経の興奮で分泌する.
3.○ 正しい.
4.× 唾液はデンプンを分解する.
5.× 唾液分泌が増すと口腔内pHは上昇する.


〈第46回 PT国試・OT国試 午後66〉

唾液によって分解されるのはどれか. 
1.脂質
2.蛋白質
3.ブドウ糖
4.デンプン
5.セルロース

解答

1.× 脂質は膵液によって分解される.
2.× 蛋白質は胃液によって分解される.
3.× ブドウ糖は分解されない.
4.○ 正しい.
5.× セルロースは分解されない.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後57〉

口腔で正しいのはどれか. 
1.口蓋の後方を硬口蓋という.
2.口峡は口腔と喉頭の境である.
3.口腔粘膜は重層扁平上皮からなる.
4.舌根に舌乳頭がある.
5.舌背に舌小帯がある.

解答

1.× 口蓋の後方を軟口蓋という.
2.× 口峡は口腔と咽頭の境である.
3.○ 正しい.
4.× 舌背に舌乳頭がある.
5.× 舌の下面に舌小帯がある.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後16〉

正しいのはどれか. 
1.舌の背側面には舌乳頭がある.
2.口腔両側に梨状陥凹がある.
3.口蓋扁桃は口峡の上壁にある.
4.口蓋前方部は軟口蓋である.
5.咽頭は第1胸椎部で食道に移行する.

解答

1.○ 正しい.
2.× 喉頭口両側に梨状陥凹がある.
3.× 口蓋扁桃は口峡の両側壁にある.
4.× 口蓋前方部は硬口蓋である.
5.× 咽頭は第6頸椎部で食道に移行する.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後3〉

正しいのはどれか. 
1.舌筋は平滑筋である.
2.口峡は口腔と咽頭との境である.
3.咽頭腔は口部と喉頭部とからなる.
4.食道は気管の前方を走行する.
5.食道粘膜は円柱上皮である.

解答

1.× 舌筋は横紋筋である.
2.○ 正しい.
3.× 咽頭腔は鼻部,口部と喉頭部からなる.
4.× 食道は気管の後方を走行する.
5.× 食道粘膜は重層扁平上皮である.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後13〉

正しいのはどれか. 
1.舌筋は平滑筋である.
2.舌筋は舌下神経支配である.
3.味覚は三叉神経支配である.
4.口蓋帆は軟口蓋の前方にある.
5.舌根は口峡の上壁である.

解答

1.× 舌筋は横紋筋である.
2.○ 正しい.
3.× 味覚は顔面神経と舌咽神経支配である.
4.× 口蓋帆は軟口蓋の後方にある.
5.× 舌根は口峡の下壁である.


〈第60回 PT国試・OT国試 午前55〉

食道で正しいのはどれか. 
1.長さは約35cmである.
2.甲状軟骨下縁から始まる.
3.生理的狭窄部は4か所ある.
4.左主気管支により圧迫される.
5.下部の60%は横紋筋からなる.

解答

1.× 食道の長さは約25cmである.
2.× 食道は輪状軟骨下縁から始まる.
3.× 食道の生理的狭窄部は3か所ある.
4.○ 正しい.
5.× 食道下部の60%は平滑筋からなる.


〈第60回 PT国試・OT国試 午後54〉

胃で正しいのはどれか. 
1.幽門には弁がある.
2.胃底は噴門より下部にある.
3.噴門は第1腰椎レベルにある.
4.幽門は第11胸椎レベルにある.
5.胃切痕は大彎の遠位1/3にある.

解答

1.○ 正しい.
2.× 胃底は噴門より上部にある.
3.× 噴門は第11胸椎レベルにある.
4.× 幽門は第1腰椎レベルにある.
5.× 胃切痕は小彎の遠位1/3にある.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前57〉

胃の解剖について正しいのはどれか. 
1.胃体部に胃底腺がある.
2.食道と胃の境に噴門が位置する.
3.角切痕から近位部が幽門前庭である.
4.胃酸を分泌する腺は胃底部に多くみられる.
5.大弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 角切痕から遠位部が幽門前庭である.
4.× 胃酸を分泌する腺は胃体部に多くみられる.
5.× 小弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後57〉

胃について正しいのはどれか. 
1.幽門は食道に連なる.
2.胃切痕は大弯側にある.
3.胃体の下端部を胃底という.
4.噴門は第1腰椎の右側にある.
5.胃の大弯は大網を介して横行結腸と結合する.

解答

1.× 噴門は食道に連なる.
2.× 胃切痕は小弯側にある.
3.× 胃体の上端部を胃底という.
4.× 噴門は第11胸椎の左側にある.
5.○ 正しい.


〈第52回 PT国試・OT国試 午後58〉

胃の解剖について正しいのはどれか. 
1.胃底は胃の下方をいう.
2.胃の左縁を小弯という.
3.食道と胃の境に噴門が位置する.
4.大弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している.
5.胃酸を分泌する腺は幽門前庭に多くみられる.

解答

1.× 胃底は胃の上方をいう.
2.× 胃の右縁を小弯という.
3.○ 正しい.
4.× 小弯は肝胃間膜によって肝臓と結合している.
5.× 胃酸を分泌する腺は胃体部に多くみられる.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後17〉

胃で誤っているのはどれか. 
1.噴門には括約筋がある.
2.胃底は横隔膜と接する.
3.粘膜には胃粘膜ヒダがある.
4.大網は前腹壁のすぐ後ろにある.
5.最内層には斜走筋がある.

解答

1.× 幽門には括約筋がある.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午前55〉

小網でつながらない臓器はどれか. 
1.胃
2.肝臓
3.十二指腸
4.腎臓
5.膵臓

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 腎臓は小網でつながらない.
5.× 膵臓は小網でつながらない.


〈第52回 PT国試・OT国試 午前66〉

胃液の分泌を促進するのはどれか. 
1.胃壁の伸展
2.胃内pHの低下
3.交感神経の緊張
4.ガストリンの分泌
5.十二指腸内への酸性内容物の流入

解答

1.○ 正しい.
2.× 胃内pHの低下が胃液の分泌を抑制する.
3.× 副交感神経の緊張が胃液の分泌を促進する.
4.○ 正しい.
5.× 十二指腸内への酸性内容物の流入は胃液の分泌を抑制する.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後31〉

誤っているのはどれか. 
1.食物が口腔内に入ると胃液分泌が起こる.
2.食物の視覚刺激によって胃液分泌が起こる.
3.ストレスによって胃液分泌が抑制される.
4.セクレチンはガストリン分泌を促進する.
5.胃液分泌の過程は3相に分かれている.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× セクレチンは胃酸分泌を抑制する.
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午後67〉

胃の分泌で正しいのはどれか. 
1.ヒスタミンは胃酸分泌を抑制する.
2.迷走神経刺激は胃酸分泌を促進する.
3.ガストリンは蛋白質の消化酵素である.
4.内因子はビタミンB12の吸収に関与する.
5.ペプシノーゲンは壁細胞から分泌される.

解答

1.× ヒスタミンは胃酸分泌を促進する.
2.○ 正しい.
3.× ペプシンは蛋白質の消化酵素である.
4.○ 正しい.
5.× ペプシノーゲンは主細胞から分泌される.


〈第53回 PT国試・OT国試 午後64〉

胃での栄養素の消化・吸収で正しいのはどれか. 
1.ペプシンは脂質を分解する.
2.セクレチンは胃液分泌を促進する.
3.内因子はビタミンB6の吸収に関与する.
4.胃内の停滞時間は糖類より脂肪の方が長い.
5.胃液分泌の増加は食物が胃に到達してから起こる.

解答

1.× ペプシンは蛋白質を分解する.
2.× セクレチンは胃液分泌を抑制する.
3.× 内因子はビタミンB12の吸収に関与する.
4.○ 正しい.
5.× 胃液分泌の増加は食物が胃に到達する前から起こる.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後18〉

正しいのはどれか. 
1.小腸は3部に分けられる.
2.大腸は2部に分けられる.
3.結腸は3部に分けられる.
4.成人の小腸の長さは約2mである.
5.成人の大腸の長さは約0.5mである.

解答

1.○ 正しい.
2.× 大腸は3部に分けられる.
3.× 結腸は4部に分けられる.
4.× 成人の小腸の長さは約6~7mである.
5.× 成人の大腸の長さは約1.5mである.


〈第47回 PT国試・OT国試 午前59〉

消化管で正しいのはどれか. 
1.胆管は空腸に開口する.
2.大腸のリンパ流は胸管に注ぐ.
3.小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ.
4.回腸と盲腸との移行部には弁がある.
5.幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ.

解答

1.× 総胆管は十二指腸に開口する.
2.○ 正しい.
3.× 小腸の静脈血は門脈に注ぐ.
4.○ 正しい.
5.× 幽門括約筋は十二指腸から胃への逆流を防ぐ.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後19〉

腸管について正しいのはどれか. 
1.腹部消化器のリンパ流は胸管に注ぐ.
2.腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ.
3.幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ.
4.胆管は空腸に開口する.
5.回腸と盲腸との移行部には弁がある.

解答

1.○ 正しい.
2.× 腸の静脈血は門脈に注ぐ.
3.× 幽門括約筋は十二指腸から胃への逆流を防ぐ.
4.× 総胆管は十二指腸に開口する.
5.○ 正しい.