第4章 循環器系 (01)循環器 ①心臓

〈第58回 PT国試・OT国試 午後55〉

心臓の構造で正しいのはどれか. 
1.僧帽弁は3尖である.
2.大動脈弁は2尖である.
3.洞房結節は左心房にある.
4.卵円窩は心房中隔にある.
5.三尖弁は右心室の流出口にある.

解答

1.× 僧帽弁は2尖である.
2.× 大動脈弁は3枚の半月弁である.
3.× 洞房結節は右心房にある.
4.○ 正しい.
5.× 肺動脈弁は右心室の流出口にある.


〈第57回 PT国試・OT国試 午前56〉

心臓について正しいのはどれか. 
1.右房室弁は三尖弁である.
2.冠静脈洞は左心房に開口する.
3.大動脈弁には腱索が付着する.
4.Valsalva洞は肺動脈の起始部に位置する.
5.左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る.

解答

1.○ 正しい.
2.× 冠静脈洞は右心房に開口する.
3.× 房室弁には腱索が付着する.
4.× Valsalva洞は大動脈の起始部に位置する.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前56〉

心臓について正しいのはどれか. 
1.僧帽弁は三尖弁である.
2.冠静脈洞は右心房に開口する.
3.大動脈弁には腱索が付着する.
4.冠動脈は大動脈弓から分岐する.
5.右冠動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる.

解答

1.× 僧帽弁は二尖弁である.
2.○ 正しい.
3.× 房室弁には腱索が付着する.
4.× 冠動脈は大動脈から分岐する.
5.× 左冠動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後56〉

心臓で正しいのはどれか. 
1.心臓壁は2層からなる.
2.右房室弁は三尖弁である.
3.心室中隔は左室側に凸である.
4.心尖は左第8肋間に位置する.
5.冠状動脈は大動脈から分岐する.

解答

1.× 心臓壁は3層からなる.
2.○ 正しい.
3.× 心室中隔は右室側に凸である.
4.× 心尖は左第5肋間隙に位置する.
5.○ 正しい.


〈第46回 PT国試・OT国試 午前56〉

心臓の解剖で正しいのはどれか. 
1.僧帽弁は3尖である.
2.大静脈は左心房に入る.
3.右心室から肺動脈が出る.
4.卵円窩は心室中隔にある.
5.冠状動脈は大動脈から分岐する.

解答

1.× 僧帽弁は2尖である.
2.× 大静脈は右心房に入る.
3.○ 正しい.
4.× 卵円窩は心房中隔にある.
5.○ 正しい.


〈第45回 PT国試・OT国試 午後55〉

心臓で正しいのはどれか. 
1.心臓壁は3層からなる.
2.大動脈弁は2尖である.
3.右心室から肺静脈が出る.
4.卵円窩は心室中隔にある.
5.健常成人の心臓は約500gである.

解答

1.○ 正しい.
2.× 大動脈弁は3枚の半月弁である.
3.× 右心室から肺動脈が出る.
4.× 卵円窩は心房中隔にある.
5.× 健常成人の心臓は約200~300gである.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後12〉

正しいのはどれか. 
1.成人の心臓は約500gである.
2.心軸は左前下方から右後上方に向かう.
3.房室弁は二尖弁である.
4.心臓壁は3層からなる.
5.刺激伝導路と呼ばれる交感神経が存在する.

解答

1.× 成人の心臓は約200~300gである.
2.× 心軸は右後上方から左前下方に向かう.
3.× 房室弁は左が二尖弁,右が三尖弁である.
4.○ 正しい.
5.× 刺激伝導路と呼ばれる特殊心筋線維が存在する.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後13〉

心臓で正しいのはどれか. 
1.右心室から肺静脈が出る.
2.冠状動脈は大動脈から分岐する.
3.大動脈弁は2尖である.
4.僧帽弁は3尖である.
5.卵円窩は心室中隔にある.

解答

1.× 右心室から肺動脈が出る.
2.○ 正しい.
3.× 大動脈弁は3枚の半月弁である.
4.× 僧帽弁は2尖である.
5.× 卵円窩は心房中隔にある.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後6〉

正しいのはどれか. 
1.動脈の血管壁は外膜と内膜の2層からなる.
2.心臓上後部を心尖という.
3.左房室弁を三尖弁という.
4.左心房は左右の肺静脈を受ける.
5.大動脈弁は左右の半月弁からなる.

解答

1.× 動脈の血管壁は外膜,中膜と内膜の3層からなる.
2.× 心臓上後部を心底という.
3.× 左房室弁を二尖弁(僧帽弁)という.
4.○ 正しい.
5.× 大動脈弁は左半月弁,右半月弁,後半月弁からなる.


〈第37回 PT国試・OT国試 午後10〉

心臓について誤っているのはどれか. 
1.2層の心膜に覆われている.
2.心尖は左前下方に向かう.
3.左房室弁を三尖弁ともいう.
4.左右冠状動脈を有する.
5.左心室は右心室より壁が厚い.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 左房室弁を二尖弁(僧帽弁)という.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第54回 PT国試・OT国試 午前54〉

第7胸椎の高さの水平断で最も腹側にあるのはどれか. 
1.食道
2.右心室
3.右心房
4.左心室
5.左心房

解答

1.× 誤り.
2.○ 正しい.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.× 誤り.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後19〉

心臓の血管で誤っている組合せはどれか. 
1.右冠状動脈 ――― 回旋枝
2.右冠状動脈 ――― 後室間枝
3.左冠状動脈 ――― 前室間枝
4.左冠状動脈 ――― 前枝
5.左冠状動脈 ――― 後枝

解答

1.× 左冠状動脈 ――― 回旋枝
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後6〉

心臓の血管で誤っている組合せはどれか. 
1.右冠状動脈 ――― 回旋枝
2.右冠状動脈 ――― 後室間枝
3.左冠状動脈 ――― 前室間枝
4.左冠状動脈 ――― 前枝
5.左冠状動脈 ――― 後枝

解答

1.× 左冠状動脈 ――― 回旋枝
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後55〉

冠状動脈で正しいのはどれか. 
1.大動脈弁の心室側から出る.
2.左右の冠状動脈は吻合しない.
3.左冠状動脈は房室結節に血液を送る.
4.右冠状動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる.
5.左冠状動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る.

解答

1.× 冠状動脈は大動脈弁の大動脈側から出る.
2.× 左右の冠状動脈は吻合する.
3.× 右冠状動脈は房室結節に血液を送る.
4.× 左冠状動脈は前下行枝と回旋枝に分かれる.
5.○ 正しい.


〈第47回 PT国試・OT国試 午後75〉

右冠動脈が閉塞した場合に虚血が起こりやすい部位はどれか. 
1.心室前壁
2.心室後壁
3.心室中隔
4.左心房
5.心尖部

解答

1.× 心室前壁は前室間枝が閉塞した場合に虚血が起こりやすい.
2.○ 正しい.
3.× 心室中隔は右冠動脈と前室間枝が閉塞した場合に虚血が起こりやすい.
4.× 左心房は回旋枝が閉塞した場合に虚血が起こりやすい.
5.× 心尖部は右冠動脈と前室間枝が閉塞した場合に虚血が起こりやすい.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後14〉

右冠状動脈が支配する部位で正しいのはどれか. 
1.中隔前2/3
2.左室側壁
3.左室下壁
4.左房
5.前乳頭筋

解答

1.× 中隔前2/3は前室間枝が支配する.
2.× 左室側壁は回旋枝が支配する.
3.○ 正しい.
4.× 左房は回旋枝が支配する.
5.× 前乳頭筋は左冠状動脈(前室間枝・回旋枝)が支配する.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後63〉

心臓の刺激伝導系でないのはどれか. 
1.固有心筋
2.洞房結節
3.Purkinje線維
4.房室結節
5.房室束

解答

1.× 特殊心筋が心臓の刺激伝導系である.
2.○ 刺激伝導系である.
3.○ 刺激伝導系である.
4.○ 刺激伝導系である.
5.○ 刺激伝導系である.


〈第50回 PT国試・OT国試 午前56〉

洞結節があるのはどれか. 
1.右心房
2.右心室
3.左心房
4.頸動脈洞
5.冠状動脈洞

解答

1.○ 正しい.
2.× 洞結節があるのは右心房である.
3.× 洞結節があるのは右心房である.
4.× 洞結節があるのは右心房である.
5.× 洞結節があるのは右心房である.


〈第48回 PT国試・OT国試 午後57〉

刺激の伝わる方向で正しいのはどれか. 
1.左脚 → ヒス束
2.右脚 → 房室結節
3.洞房結節 → 房室結節
4.心室心外膜側 → 心室心内膜側
5.心室中隔右室側 → 心室中隔左室側

解答

1.× ヒス束 → 左脚
2.× 房室結節 →(ヒス束→)右脚
3.○ 正しい.
4.× 心室心内膜側 → 心室心外膜側
5.× 右脚 → 心室中隔右室側 / 左脚 → 心室中隔左室側


〈第60回 PT国試・OT国試 午前65〉

心臓の刺激伝導系で正しいのはどれか. 
1.洞房結節は左心房にある.
2.心筋細胞はK⁺の流入によって脱分極する.
3.心電図のP波は心室の興奮に対応している.
4.副交感神経が興奮すると心拍数は増加する.
5.房室結節の興奮はHis束を経て心室に伝わる.

解答

1.× 洞房結節は右心房にある.
2.× 心筋細胞はNa⁺の流入によって脱分極する.
3.× 心電図のP波は心房の興奮に対応している.
4.× 交感神経が興奮すると心拍数は増加する.
5.○ 正しい.


〈第58回 PT国試・OT国試 午前64〉

心臓の刺激伝導系で正しいのはどれか. 
1.洞房結節は心室中隔にある.
2.房室結節の伝導速度はHis束より速い.
3.房室結節の興奮はHis束より先に生じる.
4.刺激伝導系の細胞は活動電位を生成できる.
5.洞房結節の活動電位持続時間はPurkinje線維より長い.

解答

1.× 洞房結節は右心房にある.
2.× 房室結節の伝導速度はHis束より遅い.
3.○ 正しい.
4.○ 正しい.
5.× 洞房結節の活動電位持続時間はPurkinje線維より短い.


〈第44回 PT国試・OT国試 午後13〉

心臓の刺激伝導系について正しいのはどれか. 
1.左脚と右脚は房室束へ興奮を伝える.
2.洞房結節はペースメーカーと呼ばれる.
3.房室結節は上大静脈口のすぐ右側に位置する.
4.房室系は洞房結節と房室束とからなる.
5.プルキンエ線維は心室壁に放散している.

解答

1.× 房室束が左脚と右脚へ興奮を伝える.
2.○ 正しい.
3.× 洞房結節が上大静脈口のすぐ右側に位置する.
4.× 房室系は房室結節と房室束とからなる.
5.○ 正しい.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後35〉

心臓の刺激伝導系で誤っているのはどれか. 
1.洞房結節は心臓のペースメーカである.
2.房室結節は右心房にある.
3.房室結節の刺激は心房筋を興奮させる.
4.心房から心室への刺激はヒス束を経由する.
5.プルキンエ線維は刺激を心室筋に伝える.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 洞房結節の刺激が心房筋を興奮させる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第56回 PT国試・OT国試 午前65〉

心臓について正しいのはどれか. 
1.冠動脈の血流は収縮期に増加する.
2.左心房と左心室は同時に収縮が始まる.
3.心筋は伸張されると収縮力が低下する.
4.心筋の収縮はH⁺の細胞内流入により生じる.
5.ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加させる.

解答

1.× 冠動脈の血流は収縮期に低下する.
2.× 左心室は左心房の後に収縮が始まる.
3.× 心筋は伸張されると収縮力が増加する.
4.× 心筋の収縮は主にCa²⁺の細胞内流入により生じる.
5.○ 正しい.


〈第49回 PT国試・OT国試 午後65〉

心臓で正しいのはどれか. 
1.収縮期に冠血管の血流は増加する.
2.心筋は伸張されると収縮力が低下する.
3.左心室と左心房とは同時に収縮が始まる.
4.ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加する.
5.心筋の収縮は主に水素イオンの細胞内流入によって生じる.

解答

1.× 収縮期に冠血管の血流は減少する.
2.× 心筋は伸張されると収縮力が増加する.
3.× 左心室は左心房の後に収縮が始まる.
4.○ 正しい.
5.× 心筋の収縮は主にカルシウムイオンの細胞内流入によって生じる.


〈第45回 PT国試・OT国試 午前65〉

心臓で正しいのはどれか. 
1.心筋の収縮は主に水素イオンの細胞内流入によって生ずる.
2.通常心筋は伸張されると収縮力が低下する.
3.ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加する.
4.左心室と左心房とは同時に収縮が始まる.
5.収縮期に冠血管の血流は増加する.

解答

1.× 心筋の収縮は主にカルシウムイオンの細胞内流入によって生ずる.
2.× 通常心筋は伸張されると収縮力が増加する.
3.○ 正しい.
4.× 左心室は左心房の後に収縮が始まる.
5.× 収縮期に冠血管の血流は減少する.


〈第54回 PT国試・OT国試 午前65〉

心筋の再分極に最も影響するのはどれか. 
1.Ca²⁺電流
2.K⁺電流
3.Na⁺電流
4.細胞外電流
5.ペースメーカー電流

解答

1.× Ca²⁺電流は心筋のプラトーに最も影響する.
2.○ 正しい.
3.× Na⁺電流は心筋の脱分極に最も影響する.
4.× 細胞外電流は心筋の脱分極により細胞膜表面に生じる電流である.
5.× ペースメーカー電流は洞房結節の脱分極に最も影響する.


〈第56回 PT国試・OT国試 午後64〉

心筋について正しいのはどれか. 
1.平滑筋である.
2.単収縮は生じない.
3.ギャップ結合はみられない.
4.静止張力は骨格筋よりも大きい.
5.活動電位持続時間は約5msecである.

解答

1.× 心筋は不随意の横紋筋である.
2.× 心筋は単収縮は生じるが,加重や強縮は起こらない.
3.× 心筋ではギャップ結合がみられる.
4.○ 正しい.
5.× 心筋の活動電位持続時間は約200~300msecである.


〈第55回 PT国試・OT国試 午後65〉

心室収縮期に生じているのはどれか. 
1.三尖弁開放
2.僧帽弁閉鎖
3.大動脈弁閉鎖
4.肺動脈圧低下
5.肺動脈弁開放

解答

1.× 三尖弁開放は心室拡張期に生じる.
2.○ 正しい.
3.× 大動脈弁閉鎖は心室拡張期に生じる.
4.× 肺動脈圧低下は心室拡張期に生じる.
5.○ 正しい.


〈第43回 PT国試・OT国試 午後29〉

動脈圧の圧受容器が存在するのはどれか. 
1.頸動脈洞
2.大動脈弓
3.椎骨動脈起始部
4.脳底動脈
5.冠動脈起始部

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 椎骨動脈起始部に動脈圧の圧受容器は存在しない.
4.× 脳底動脈に動脈圧の圧受容器は存在しない.
5.× 冠動脈起始部に動脈圧の圧受容器は存在しない.


〈第54回 PT国試・OT国試 午後60〉

頸動脈洞反射で正しいのはどれか. 
1.血圧が上昇する.
2.心拍数が増加する.
3.求心路は舌下神経を介する.
4.遠心路は迷走神経を介する.
5.血中酸素濃度の上昇によって生じる.

解答

1.× 頸動脈洞反射で血圧が低下する.
2.× 頸動脈洞反射で徐脈になる.
3.× 頸動脈洞反射の求心路は舌咽神経を介する.
4.○ 正しい.
5.× 頸動脈洞反射は血圧の上昇によって生じる.


〈第49回 PT国試・OT国試 午前62〉

頸動脈洞反射で正しいのはどれか. 
1.頻脈になる.
2.血圧が上昇する.
3.化学的刺激によって生じる.
4.求心路は舌下神経を介する.
5.遠心路は迷走神経を介する.

解答

1.× 頸動脈洞反射で徐脈になる.
2.× 頸動脈洞反射で血圧が低下する.
3.× 頸動脈洞反射は圧刺激によって生じる.
4.× 頸動脈洞反射の求心路は舌咽神経を介する.
5.○ 正しい.


〈第47回 PT国試・OT国試 午後65〉

頸動脈洞反射で誤っているのはどれか. 
1.徐脈になる.
2.血圧が低下する.
3.化学的刺激によって生じる.
4.求心路は舌咽神経を介する.
5.遠心路は迷走神経を介する.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 頸動脈洞反射は圧刺激によって生じる.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第39回 PT国試・OT国試 午後23〉

血圧について正しいのはどれか. 
1.頸動脈洞の圧受容器は血圧を感知する.
2.気温が低くなると血圧は下がる.
3.血管抵抗は血圧に影響しない.
4.血圧は体位の影響を受けない.
5.等尺性運動は血圧を低下させる.

解答

1.○ 正しい.
2.× 気温が低くなると放熱を防ぐために血管が収縮し血圧は上がる.
3.× 血管抵抗は血圧に影響する.
4.× 血圧は体位の影響を受ける.
5.× 等尺性運動は血圧を上昇させる.


〈第36回 PT国試・OT国試 午後33〉

血圧調節機構について誤っているのはどれか. 
1.血圧は心拍出量と末梢血管抵抗とで決まる.
2.血圧調節に関与する受容体は頸動脈洞にある.
3.血圧が上昇すると圧受容体反射で心拍数が増加する.
4.血圧が下降すると直ちに四肢の細動脈収縮が生じる.
5.血圧が下降すると副腎からカテコラミンが分泌される.

解答

1.○ 正しい.
2.○ 正しい.
3.× 血圧が上昇すると圧受容体反射で心拍数が減少する.
4.○ 正しい.
5.○ 正しい.


〈第40回 PT国試・OT国試 午後21〉

心拍出量を決定する因子でないのはどれか. 
1.心拍数
2.静脈還流量
3.冠動脈圧
4.心室弛緩の程度
5.左室収縮終期容量

解答

1.○ 決定する因子である.
2.○ 決定する因子である.
3.× 冠動脈圧は心拍出量を決定する因子でない.
4.○ 決定する因子である.
5.○ 決定する因子である.


〈第50回 PT国試・OT国試 午後76〉

心拍出量が最も小さいのはどれか. 
1.背臥位
2.腹臥位
3.右側臥位
4.左側臥位
5.リクライニング位

解答

1.× 誤り.
2.× 誤り.
3.× 誤り.
4.× 誤り.
5.○ 臥位に比較してリクライニング位は静脈還流量が少ないので,心拍出量が小さい.


〈第42回 PT国試・OT国試 午後29〉

心拍出量を増加させる原因として正しいのはどれか. 
1.吸息
2.頭蓋内圧亢進
3.動脈血圧上昇
4.アセチルコリン
5.甲状腺ホルモン

解答

1.○ 正しい.
2.× 頭蓋内圧亢進すると反射により心拍出量は減少する.
3.× 動脈血圧上昇すると圧受容体反射により心拍出量は減少する.
4.× アセチルコリンは心拍出量を減少させる.
5.○ 正しい.


〈第41回 PT国試・OT国試 午後30〉

心拍の変動で正しいのはどれか. 
1.深い吸気時に減少する.
2.血圧低下で減少する.
3.静脈還流量増加で増加する.
4.脳圧の上昇で増加する.
5.怒りで減少する.

解答

1.× 深い吸気時には静脈還流量が増加し心拍数は増加する.
2.× 血圧低下すると反射により心拍数は増加する.
3.○ 正しい.
4.× 脳圧が上昇すると反射により心拍数は減少する.
5.× 心拍数は怒りで増加する.


〈第47回 PT国試・OT国試 午前66〉

心拍数が減少するのはどれか. 
1.貧血
2.脱水
3.低体温
4.長期臥床
5.甲状腺機能亢進

解答

1.× 貧血では酸素欠乏の代償として心拍数が増加する.
2.× 脱水では1回拍出量減少の代償として心拍数が増加する.
3.○ 正しい.
4.× 長期臥床では血液量減少(1回拍出量減少)の代償として心拍数が増加する.
5.× 甲状腺機能亢進により心拍数が増加する.


〈第38回 PT国試・OT国試 午後27〉

脈拍数の減少を起こす要因はどれか. 
1.体温の上昇
2.血圧の上昇
3.迷走神経の刺激
4.甲状腺ホルモンの増加
5.心筋酸素消費量の増加

解答

1.× 体温の上昇により脈拍数の増加を起こす.
2.○ 正しい.
3.○ 正しい.
4.× 甲状腺ホルモンの増加により脈拍数の増加を起こす.
5.× 心筋酸素消費量の増加により脈拍数の増加を起こす.


〈第46回 PT国試・OT国試 午前64〉

循環生理で正しいのはどれか. 
1.Valsalva (バルサルバ)試験中は一回拍出量が増加する.
2.Aschner(アシュネル)試験では心拍数が増加する.
3.頸動脈洞マッサージでは心拍数が増加する.
4.右心房への静脈還流は吸気時に増加する.
5.臥位と立位では静脈還流に大きな変化はない.

解答

1.× Valsalva (バルサルバ)試験中は一回拍出量が減少する.
2.× Aschner(アシュネル)試験では心拍数が減少する.
3.× 頸動脈洞マッサージでは心拍数が減少する.
4.○ 正しい.
5.× 臥位は立位より静脈還流が多い.